| ゲーム名 | ニューベッドフォード (New Bedford) |
|---|---|
| メーカー | Greater Than Games (Dice Hate Me Games) (2016) |
| ゲームデザイナー | Nathaniel Levan |
| 人数 | 1~4人 |
| 時間 | 75分 |
| 年齢 | 12歳~ |
クジラ漁へ行き、捕鯨をするゲーム！
『ニューベッドフォード』は、クジラ漁に出て、捕鯨することで勝利点を稼ぐゲームです。
漁に必要な食料や捕鯨したクジラを買うお金を様々な建物を利用して獲得します。他プレイヤー所有の建物をうまく使って、効率的に拡大再生産を行います。
ゲームの目的
港で影響力を高めることを目指します！
勝利条件
ゲーム終了時、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
終了条件
全１２ラウンド終わった後、ゲームが終了します。
ゲームの準備
各プレイヤーが個人ボードと初期コンポーネントを配ります。
初期コンポーネントには、２個のワーカー駒、２個の船駒、３種類の資源駒、５金があります。
場の中央に、『クジラ漁ボード』『街ボード』『建物タイル』を並べます。
建物タイル
建物タイルは、全部で２０種類あります。インスト時間は、ここの説明が大半になります。詳細の説明は割愛しますが、複数の基本アクションを１回で行える効果や基本アクションの上位互換のタイルなどがあります。
手番でやること
手番でやることは、ワーカーを１個配置するだけです。
ワーカーを『街ボード』か『クジラ漁ボード』に配置して、アクションを行います。
『街ボード』のアクション
街ボードには、５つのアクションが用意されています。ここには、いくつでもワーカーを配置することができます。
Farm/Warehouse/Forest
資源を獲得します。
- Farm：食料駒
- Warehouse：レンガ駒
- Forest：木駒
General Store
資源駒を売却して、お金を獲得します。
Town Hall
『建物タイル』を資源やお金を支払って購入します。購入した『建物タイル』は、個人の所有物になります。いくつか注意点があります。
注意点
- ワーカーは１個しか置けません。
- 他のプレイヤーがアクションを行う場合、１金を支払う支払う必要があります。
『クジラ漁ボード』のアクション
クジラ漁に出るには、『1. 船の建造』と『2. 船の出航』の２つのステップを行う必要があります。
１．船の建造
木駒を支払い、船を建造します。船を出航する前には、必ずこのアクションを行う必要があります。
２．船の出航
食料駒を支払い、船を出航します。多くの食料駒を支払うほど、遠くへ出航することができます。（最大６駒）
ラウンドの終了
全プレイヤーが２個のワーカー駒を配置するとラウンドが終了します。
クジラ漁
ラウンドが終了した後、船を港側へ１マス進め、クジラ漁を行います。
出航している『船駒の数＋１枚』のクジラタイルを袋から引きます。それを沖にいる船から順に、自分の船に載せます。
帰港
船に載せたクジラを購入します。
つまり、クジラを釣って船に載せても、港で購入しないと自分のものにならないのです。
タイルの左上に書かれた分のお金を支払って、購入します。購入できないと、他のプレイヤーが半額で購入する権利が移行してしまうので、なんとしてもお金を集めておきたいところです。
そして、タイルの右上に書かれた樽アイコンの数字が勝利点です。
ゲームの終了
全８ラウンドを行うとゲームが終了します。ゲーム終了時、樽アイコンに書かれた数字の合計値（勝利点）が最も多いプレイヤーがゲームに勝利します。
おわりに
建物の取り合いが熾烈なワーカープレイスメントゲームでした。ワーカーが２つしかない上、ゲーム途中で増えることはありません。
ゲームが進むにつれ、あれもしたい・これもしたいという感じに段々となっていきます。しかし、ラウンド中の手数は常に２手なので、通常アクションを効率化した建物タイルを利用して最適化をすすめます。
建物は個人の所有物になりますが、他のプレイヤーが使ってしまうと自分が使えなくなってしまうというジレンマをもっています。なので、どの順番でワーカーを配置していくかは非常に重要になります。
また、ゲーム終了時には共通の場に数多くの建物が立ち並びます。クジラ漁によって街が栄えていく感じが出ていてとても良かったです。
