カルペ・ディエム (Carpe Diem)

ゲーム名 カルペ・ディエム (Carpe Diem)
デザイナー Stefan Feld
プレイ人数 2~4人
プレイ時間 20分/人
対象年齢 10歳~

その日を摘むタイル配置ゲーム!

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『カルペ・ディエム』は、ステファン・フェルト氏の新作タイル配置ゲームです。

共通の場からタイルを獲得し、自分の個人ボードに配置します。配置したことによって完成する様々な土地や家によるボーナスを獲得することを目指します。

言葉の訳としては、「その日を摘め」という意味で「今この瞬間を楽しめ」とか「今という時を大切に使え」ということだそうです。

ゲーマーズゲームをリリースしているaleaブランドの新作タイル配置ゲームで、aleaで『ブルゴーニュの城』などのヒット作を連発したステファン・フェルト氏が手がける久しぶりの新作ゲームとなっています。

 

勝利条件

ゲーム終了時、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。

終了条件

全4ラウンドが終了するとゲームが終了します。

ゲームの準備

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場の中央にゲームボードをセットし、28枚のタイルを中央に、11枚のタイルをボードの端に配置します。ボードの左側にはラウンド終了時の得点カードが並びます。

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個人ボードは、6×6のスペースの周りに各プレイヤー異なる枠が置かれています。

手番でやること

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手番は、スタートプレイヤーから順に行います。

「1.タイルの獲得」を7回おこなったあと、「2.得点計算」をおこなうとラウンドが終了します。これを4ラウンド繰り返すとゲームが終了します。

1.タイルの獲得

ボード上のタイルが配置されるエリアは7箇所。しかし、プレイヤー駒の移動先は2箇所のみ。駒のいる位置から線で繋がっている箇所のみです。つまり、現在の駒のいる位置の両隣2エリア分へは移動することができません。

移動した先ではタイルを1枚獲得。既にタイルがない場合には、さらに移動を行います。最終的に、1ラウンドで最低7枚のタイルを全プレイヤーが獲得することになります。

獲得したタイルは、すぐに個人ボードに配置。エリアが完成した場合などにはそのボーナスなどを獲得します。

2.得点計算

ラウンドの終了時、各プレイヤーはディスク駒を得点エリアに配置して、どの得点を獲得するかを選びます。

カードとカードの間のエリアに駒を必ず配置する必要があり、両方の得点を獲得することができます。

カードに書かれた達成条件は「赤」と「緑」の2種類があります。「赤」はコストを支払う必要があり、「緑」ば個人ボード上でその条件を達成している必要があります。

もし、達成することができない場合には「−4点」の失点となります。

この駒はラウンドを重ねるごとに1つ増えるのですが、得点になるのはディスクを置いたラウンドのみとなっています。

タイルの種類

ゲーム内で登場するタイルは「別荘」「畑」「家」「その他」の4種類で構成されています。

別荘

タイルに煙突が書かれており、煙突の数に応じてゲーム終了時の得点になります。

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畑は全4種類。場所が完成する(閉じる)と、を獲得します。

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家は全4種類。場所が完成する(閉じる)と、以下のボーナスを獲得します。

  • 緑色:ゲームボードの一番下からタイルを1枚獲得して配置。
  • 灰色:ゲームボード上の駒を2マス進める。
  • 黄色:「商品駒」を場に戻し、「商品駒」の数+1の「金貨」を獲得。
  • 茶色:「パン」を2個獲得。

その他

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その他のタイルは3種類あり、それぞれ配置したときに完成して以下のボーナスを獲得します。

  • 市場:「金貨」を1枚獲得
  • パン工房:「パン」を1個獲得
  • 噴水:得点カードを獲得。条件を達成しているとゲーム終了時に追加得点に。

「パン」について

「パン」は2つの使い方があります。

その1.自由移動

「パン」を1つ使って、すきな場所からタイルを獲得できます。(場所の制約を受けない)

その2.条件達成

「パン」を3つ使って、ラウンド終了時の達成条件を満たしたことにできます。(マイナスにならない)

ゲーム終了時の得点計算

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ゲーム終了時は、通常の得点計算に加えて以下の得点計算もおこないます。

  • 別荘
  • 噴水カード
  • 個人ボードのフレームの条件

これを合計し、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。

実際に遊んでみて

ゲームの仕組みは非常にシンプルなゲームでした。3人で遊んで大体60分程度でしょうか。

タイル選びは、ほかプレイヤーと思惑が交錯したりするためなかなか思うようにはいきません。すべてのエリアにアクセスできるわけではないという点もなかなか悩む要因の1つです。

一見選択肢が非常に多いように見えるのですが、最大8択のなかから1つ選ぶという流れ。他のプレイヤーが選ぶと選択肢はどんどん減っていくなかで自分の必要とするタイルを取らなければいけないため、2手先位のタイルを考えつつ移動する必要があります。

そんな制約がある中でパンを使用することで移動が自由になるため、思う通りのタイルを獲得するには必要になってきます。

また、タイルの構成として縦と横を切り替えるタイルというのは少ないのでどこでエリアを区切って縦横を切り替え枠に書かれた得点条件を満たすかというのもなかなか難しい印象でした。

なお、ラウンドが進むに従って置けるものの選択肢が狭まるため取れる選択肢も減るという形になっていて各自の手番が加速していきます。

一方で目標達成もしないと失点をくらってしまうため、目指す方針は限られてきます。そんなこともあり、縛りの強いタイル配置ゲームという印象を受けました。好きに自分の箱庭を作れるぞわーいみたいな楽しさはあまりありません。

どのタイルをとるのかに程よくほかプレイヤーのインタラクションが絡みつつ、個人ボードの枠によってそれぞれの狙いがずれるように設計されているのがとても良いですね。

おわりに

今回は、フェルトの新作タイル配置ゲーム『カルペ・ディエム』をご紹介しました。

タイル配置ゲームが好きな方やフェルト作のゲームが好きな方はあそんでみてはいかがでしょう。