レーザーカッターでボードゲームの内箱を作ってみた

レーザーカッターを使ってボードゲームの内箱を作ったので、どんなふうに作ったのかをご紹介したいと思います。

きっかけ

ずいぶん前から、ボードゲームの内容物を綺麗に収納するための内箱が作ってみたいと思っていました。

過去に作るのを試みたのですが、いかんせんカッティングが下手くそだったんですね。長方形をカットしているのに、カットしたときのエッジが並行になってなかったりしてしまうんですよね。あと、断面が綺麗じゃなかったりとか・・・

そんなときに、レーザーカッターを使ったら正確にカットできるじゃないか!と気づいたのです。

材料について

レーザーカッターを使った内箱でよく用いられる素材がMDF材という素材です。

しかし、今回はカラーボードを使って制作しました。

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理由としては、MDF材は材料自体に重量があるのと材料がカラーボードと比べると高いという2点からです。あと、カラーボードでの制作事例があまりないし、やってみたら面白いかなというのもありました。

準備

レーザーカッター探し

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(出典:FabLab Setagaya at IID

まず、レーザーカッターを一時的に使うことのできる場所を探しました。「レーザーカッター」で検索をすると多く出てくるのが『FabLab』でした。

今回は、家から最も近かった『Fab Lab Setagaya at IID』で作業をしました。使う場合は、必ず事前予約をする必要があります。

データーの準備

『Fab Lab Setagaya』さんの制作注意点を読みながら、Adobe Illustraorを使ってデータを作成します。ここが一番時間かかりますが、ソフトの使い方とかになってしまうので割愛しちゃいます☆

使う機種にもよるかと思いますが、今回はカットする箇所を「赤線」。プリントする箇所を「黒色」で塗るというルールに沿ってデータを作成しました。



FabLab Setagaya at IID

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今回行った『FabLab Setagaya at IID』は、IID世田谷ものづくり学校の中にあります。旧池尻中学校舎を利用した創作スペース&オフィスとなっています。

料金などについて

FabLabの機器は、使い方についての講習を最初に必ず受ける必要があります。その際、登録料が1000円かかります。

そして、レーザープリンタの使用料金は、1時間(実質45分)で2000円です。今回は、日曜日の「世田谷オープンラボ」内で機器を使用したので無料でした。

実際に作ってみた

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今回使ったレーザーカッターは、「Speedy300」という機種です。かなりでかいです!

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データをレーザーカッターに接続しているPCに

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事前に作ったデータをレーザーカッターに接続しているPCに移します。

その後、家庭用プリンターで印刷をするのと同じ要領で「印刷」を選びます。すると、専用のアプリが立ち上がります。

素材ごとの設定値の入力

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その後、素材ごとのレーザーカッターの設定値を入力します。

レーザーカッターを使うにあたり、最も重要なのがこの設定です。作業時間やカットした際の出来に影響するので、最適になるように調整しました。

設定値による違い

レーザーカッターは、熱で切断を行う工作機器なので今回のカラーボードに関しては若干素材が溶けました。

下の2つの写真は、カットしたものの裏面です。調整前のものは、少し縁が溶けているのがわかるかと思います。

今回、45分使用したうちの30分を調整に費やしました...

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調整前
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調整後

カッティングの様子

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黒い素材なので、非常にわかりづらいのですがこんな感じでカットしていきます。

完成!!

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完成物

こんな感じで、希望のデータ通りにカットをすることができました。

今回の目論見としては、接着剤を使わないで内箱を作れないかというのがありました。そのため、作ったデータは辺が凸凹になっていて嵌合し易いように作った・・・つもりでした。

加工時の誤差

既に述べたように、加工した際に多少素材が溶けます。そのため、設計値に対してすこしずれが生じます。

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実際には、1.5cmの設計に対して実寸は1.45cmでした。

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というわけで、実際にはめこんでみるとスカスカでした。カットした際のエッジも少し斜めな感じになりました。そんなこんなで、通常通りボンド&釘で補強するという感じで組み上げることに。全く凸凹にした意味がなかった...

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まとめ

今回は、レーザーカッターをつかった内箱制作の様子を紹介しました。

より正確なものをつくるには、時間をかけたレーザーカッターの設定が必要です。カラーボードで制作するにあたっては、通常のカッターなどでも加工ができるので、無理してレーザーカッターを使う必要はないかなというのが所感です。

なので、手では加工するのが難しい素材を加工するのに使うといいと思います。

今回の実験が、皆さんの参考になれば幸いです。それではまた~。