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【ゲーム紹介】アイル・オブ・スカイ:族長から王へ (Isle of Skye)

ゲーム名アイル・オブ・スカイ:族長から王へ
(Isle of Skye: From Chieftain to King)
メーカーMayfair Games (2015)
ホビージャパン (2017)
ゲームデザイナーAndreas Pelikan, Alex ander Pfister
人数2~5人
時間60分
年齢8歳~

スカイ島の王になるため、島を発展させるタイル配置ゲーム!

島の王になるため、島を発展させるタイル配置ゲームです。

手番では島タイルに値付けをし、他プレイヤーから購入&自分のタイルを購入してタイルを獲得。それを王の城につながるように配置していきます。

ゲームデザインは、Andreas Pelikan氏Alex ander Pfister氏の2人です。Andreas Pelikan氏の代表作は『魔法にかかったみたい(Witch’s Brew)』、Alex ander Pfister氏の代表作は『モンバサ(Mombasa)』です。

本作品で、2016年のドイツ年間エキスパートゲーム大賞を受賞しており、2015年の『ブルームサービス(Broom Service)』に続いて2年連続での大賞受賞という快挙を成し遂げています。

スカイ島について

    スコットランドに実在する島で、美しい自然が広がっています。島が頻繁に霧に覆われるため「霧の島」とも呼ばれています。

    アイル・オブ・スカイ (Isle of Skye)

    (出典:RETRIP

    シングル・モルト・ウィスキーの生産を行っているタリスカー蒸留所が名所です。

    アイル・オブ・スカイ (Isle of Skye)
    (出典:4travel.jp

ゲームの目的

島のタイルを競って、配置して島を拡大します。

勝利条件

ゲーム終了時、最も得点の多いプレイヤーがゲームに勝利します。

終了条件

全6ラウンドを行うとゲームが終了します。

ゲームの流れ

スタートプレイヤーから順に手番を行います。手番は6つのアクションを順番に行います。

アイル・オブ・スカイ (Isle of Skye)
6つのアクション

この6つのアクションを行うと、ラウンドが終了します。これを5ラウンド分繰り返します。

  1. 収入の獲得
  2. タイルの値段設定
  3. タイルの破棄
  4. タイルの購入
  5. タイルの配置
  6. 得点の計算

1.収入の獲得

自分の城のあるタイルからつながっている道に、書かれているコインの数の合計値の収入を得ます。

アイル・オブ・スカイ (Isle of Skye)

2.タイルの値段設定

袋に入っているタイルを3枚引きます。その後、2枚に値段をつけ1枚を捨てます。

アイル・オブ・スカイ (Isle of Skye)

タイルは、他のプレイヤーに見えるようついたての外側に置きます。ついたての内側には、タイルの売値とどのタイルを捨てるかを決めます。

全プレイヤーの値付けが終わったら、ついたてをオープンします。

3.タイルの破棄

2のフェーズで選んだタイル1枚を、袋に戻します。

4.タイルの購入

手持ちの残りのお金を使って、他のプレイヤーからタイルを1枚購入します。

※値付けしたタイルが購入された場合
購入したプレイヤーからお金を受取り、値付けしたお金を手元に戻します。
例えば2金の値付けをしたタイルが購入された場合には、4金が手元に戻ります。

5.タイルの配置

全てのプレイヤーのタイル購入が終わったら、タイルを配置します。

アイル・オブ・スカイ (Isle of Skye)

タイル配置の際、タイルの地形を一致させる必要があります。(※道は途切れてもOK)地形の種類は「草原」「山」「海」の3種類です。

6.得点の計算

タイルの配置が終わると、得点を計算します。

アイル・オブ・スカイ (Isle of Skye)

点数は、タイル配置の仕方に応じて獲得します。各ラウンド、計算の仕方が異なります。

ボードの窓枠の部分に、A~Dの4つの得点計算方法が書かれています。この得点計算方法の組み合わせが、ラウンド毎に変わります。

  • 1ラウンド目: AとB
  • 2ラウンド目: AとC
  • 3ラウンド目: BとD
  • 4ラウンド目: AとCとD
  • 5ラウンド目: BとCとD

写真の組み合わせは、初回プレイ時の推奨セットになっています。

初回プレイ時推奨セットの得点計算方法

  • A: 牧場の書かれたタイルの周囲のタイルにいる動物1頭につき1点。
  • B: 全プレイヤー内で、一番多く船が書かれているプレイヤーが、5点。二番目が2点。
  • C: 4枚のタイルで構成される正方形1か所につき2点
  • D: 3枚以上で完成している地形毎に3点。

合計で16種類の得点計算方法があり、毎回ランダムで決まります。そのため、プレイする度に異なったプレイ感になります。

実際に遊んでみて

ざっくり挙げると以下の4点が好きなポイントとなっております。

  • ゲームごとに変わる得点計算方法
  • 沢山タイルを買われてしまうと、お金はあるがタイルがないというジレンマが発生する
  • 箱庭が出来上がり、プレイ毎に異なる
  • 60分以内で終わる
アイル・オブ・スカイ (Isle of Skye)
ゲーム終了時の様子

とにかくタイルの値付けと、タイルの配置が楽しいゲームです!値付けについては、買われたくないからと高値をつけて、買われたときのショックはなかなかです。得点方法がかわる関係で、タイルの配置の仕方がゲームの度に変わるのも毎回変わった展開が楽しめていいです。

お気に入りポイントのもうちょっと細かい話とかは、「The Game Galleryチャンネル」さんの四方山話で語らせて頂きました。

お気に入り度:★★★★★ (10/10)

おわりに

今回は、『アイル・オブ・スカイ:族長から王へ』をご紹介しました。個人的に殿堂入りなゲームです。好きすぎて、ミニ拡張は全部集める執着っぷりです(笑)

ミニ拡張

「Brettspiel Adventskalender 2015」の一部にミニ拡張があり、先日ちゃっかり入手しました。

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Brettspiel Adventskalender 2015

こんな感じで、追加の得点計算用タイルになっています。

ミニ拡張も混ぜて早くプレイしてみたいと悶々としております。