ゲーム名 | サントドミンゴ(Santo Domingo) |
---|---|
メーカー | Pegasus Spiele(2017) |
ゲームデザイナー | Stefan Risthaus |
人数 | 2~6人 |
時間 | 20~30分 |
年齢 | 8歳~ |
サント・ドミンゴで交易をするバッティングカードゲーム!
『サント・ドミンゴ』は、商人になり交易をすることで利益を最大化して勝利点獲得を目指すバッティングカードゲームです。
8種類のカードを各プレイヤーが持ち、同時に場に出して順番に書くアクションを解決していきます。
ちなみにタイトルになっているサント・ドミンゴは、ドミニカ共和国の首都でカリブ海有数の世界都市となっています。
ゲームデザイナーは、『アークライト(Arkwright)』をデザインしたStefan Risthaus氏です。本作は、『アークライト』とは打って変わって軽量級のゲームです。
ゲームの目的
サント・ドミンゴで影響力のある商人になることを目指します。
勝利条件
ゲーム終了時、最も勝利点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
終了条件
ラウンド終了時、いずれかのプレイヤーの勝利点が30点を超えていた時、ゲームが終了します。
ゲームの準備
各プレイヤーにカードを8枚のカードと交易品、勝利点マーカーを配ります。これらは、全プレイヤー共通となります。
場の中央に勝利点(赤)、交易品(青)、交換レート(黄)を示すボードを配置します。
ゲームの流れ
ゲームは、ラウンドを繰り返し行います。ラウンドでは以下の3つのアクションを順に行います。
- 共通ボードの補充
- カードを1枚出す
- カードアクションを行う
1.共通ボードの補充
共通ボード上のマーカーを増やします。プレイ人数によって異なりますが、ラウンドが始まる度に増えます。
2.カードを1枚出す
手札からカードを1枚出します。これは全プレイヤー同時に行います。
3.カードアクションを行う
出したカードの数字の低い順に、カードアクションを行います。各カードアクションは次の項目で説明をします。
カードアクションについて
カードアクションは全8つあり、主に赤・青・黄の3種類にわかれます。
共通ボードからの勝利点や交易品を獲得する場合に、他プレイヤーと同じアクションが出た場合には獲得できる限りを山分けする形になります。
赤カード(1~3)
勝利点を獲得します。
1.船長
共通ボードから勝利点を最大2獲得する。
2.提督
共通ボードから勝利点を最大5獲得する。
3.知事
このラウンドで出た「1. 船長」「2. 提督」のカード枚数に応じて交易品を獲得する。
青カード(4~6)
4.フリゲート艦
共通ボードから交易品を最大3獲得する。
5.ガレオン艦
共通ボードにある交易品を全て獲得する。
6.税関
このラウンドで出た「4. フリゲート艦」「5. ガレオン艦」のカード枚数に応じて勝利点を獲得する。
黄カード(7、8)
7.交易商
共通ボードにあるレートで、交易品を勝利点に変換します。
8.乞食
プレイ済みのカードを手札に回収します。残り枚数に応じて、追加勝利点も獲得。
実際に遊んでみて
他のプレイヤーと狙いがかぶらないように、よーく他プレイヤーの動きを見る必要があるゲームでした。
他のプレイヤーと出したアクションカードが重複した場合に収入が減るとともに、他のプレイヤーが別のアクションをやることによって伸びるということが大きくあります。
カードアクションについては、1と2、4と5の関係がうまいなと思いました。2と5のカードは取り分が多いのですが1や4のカードが同時にプレイされていると取り分が減るという仕組みになっており、ここについてバッティングの面白さをより感じられました。
結果はというと、最初の2手番でアクションカードの重複を繰り返してしまい出遅れ。それを取り戻せずビリでした(苦笑)
おわりに
今回は、バッティングカードゲーム『サント・ドミンゴ(Santo Domingo)』をご紹介しました。
短時間ながら、お互いに次何を出すかの探り合いといかに勝利点を効率よく獲得するかを考えるのが楽しいゲームでした。ゲームストア・バネストさんで2000円で販売されています。ボードや木製キューブがついて2000円ってのはお買い得なのでは?と思っています。