ゲーム名 | アウトリブ (Outlive) |
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メーカー | アークライトゲームズ (2017) |
版元 | La Boite de Jeu |
ゲームデザイナー | Grégory Oliver |
人数 | 2~4人 |
時間 | 25~100分 |
年齢 | 14歳~ |
核戦争後の世界で生き残る拡大再生産ゲーム!
(引用:Board Game Geek)
『アウトリブ』は、核戦争後の世界で6日間を生き抜くことを目指します。
各場所をまわって資源・食料・ジャンク品などを持ち帰り、地下シェルターを充実させることなどに使います
Kickstarerでは、約5400万円を調達した作品となっており、アークライトゲームズからの日本語版がオリジナル版とほぼ同じタイミングで発売されました。
ストーリー
核戦争後の世界で、放射能と他の集団に打ち勝ち、生き残るのはどのクランだ?
かつての世界は、最後の水源を巡る全面戦争によって破壊された。 地球人口は推定3万人でなおも減少中。 この地では、生存者が4個のクランを形成し、地下シェルターで生存競争を繰り広げている。 彼らの唯一の望みは、世界中を移動して優れた生存者を集めている「コンボイ」と呼ばれる集団に見いだされること。
コンボイの眼鏡にかなったクランは、海中に隠された人類最後の都市に移住できるのだ。 はたして、あなたは「コンボイ到着までの6日間」を耐え抜き、選ばれし者になれるだろうか?
(Amazon.co.jpより)
ゲームの目的
地下施設などを充実させ、最も影響力のある派閥になることを目指します。
勝利条件
ゲーム終了時、最も勝利点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
終了条件
全6ラウンドが終了すると、ゲームが終了します。
ゲームの準備
ゲームボードを場の配置。9つあるエリアに資源を配置します。
▲こんな感じでセットアップされます
そして、各プレイヤーに個人ボードを配ります。個人ボードには地下施設が8つ用意されており、共通の地下施設4つとランダムに配られる地下施設から4つを選び配置します。
▲写真は左列に4つの地下施設タイルを配置した状態。
今回は、Kickstarterの豪華版を遊んだ写真と共にご紹介します。通常版はこんなにフィギュアがわんさかなわけではないようです。
ゲームの流れ
ゲームは、全6ラウンドを行います。
スタートプレイヤーから順に手番を行い、全てのプレイヤーが4つの駒を動かすとラウンドが終了します。
各ラウンドは前後半のフェーズにわかれています。前半では資源などの獲得、後半では資源などの消費を行います。
プレイヤー駒
プレイヤー駒は全4つです。
各プレイヤー駒の背面には数字が書かれており、各駒が移動先で行うことのできるアクションポイント数が書かれています。
構成は、全プレイヤー同じで「3」「3」「4」「5」となっています。
前半:資源の獲得
プレイヤーは駒を動かして資源を獲得します。
プレイヤー駒の移動
プレイヤー駒は、ボード上を2マスまで移動することができます。
(引用:Board Game Geek)
ゲームボードは、8つのマスがあり自分の駒がない場所に移動させる必要があります。
移動先でやること
8種類のマス毎にできることは異なります。各マスには、資源やジャンク品が置かれています。これを1つ獲得するのに、1アクションポイントを消費します。
資源の種類は全6種類あり、ラウンドの後半で使用することになります。
ジャンク品は、ラウンドの後半で資源を使って修理することによって、次のラウンド以降で各マスの追加アクションなどを行うことができるようになります。
後半:資源の消費
後半では、前半に集めた資源を消費します。
- イベントの解決
- 食料の供給
- 放射線の処理
- 仲間の雇用
- 施設の建築
- ジャンク品の修理
- 食料の廃棄
1.イベントの解決
ラウンドが開始する度にイベントカードが公開されます。資源などを支払うことでイベントを解決します。解決したイベントカードはゲーム終了時に勝利点になります。
2.食料の供給
地下シェルターに配置された仲間の人数に応じて食料を支払います。
3.放射線の処理
ラウンド毎に放射線カウンターが上がります。カウンターを上げないよう、地下シェルターを稼働させます。
4.仲間の雇用
食料1つにつき1人の仲間を雇うことができます。
ゲームが進むにつれて、シェルター内はにぎやかになっていきます。
5.施設の建築
必要な資源を支払って、地下シェルター内の施設を建築します。
建築後、施設に決まった人員を配置することで施設が稼働します。
6.ジャンク品の修理
必要な資源を支払って、ジャンク品を修理します。
修理することにより、特定のエリアでの資源獲得がより効率的に進むようになります。
7.食料の廃棄
肉と水は次のラウンドに繰り越せる数が決まっています。「肉」は全て廃棄、「水」は2つまで。
実際に遊んでみて
資源集めが段々と効率的になり、加速していく拡大再生産がたのしいゲームでした。
特に資源集めのアクションでは、他プレイヤーよりも先に目的の資源を先に獲得したいが、自分の駒が邪魔になって思いどおりにいかないこともしばしば。駒を動かす順序に頭をつかいます。
また、プレイヤーのもつ施設をどの順番で有効化していくかも大きくゲームの展開を左右します。ラウンド毎の資源消費が安い施設や様々な資源消費を安くする施設を建てるのかなど様々です。そして、4つの施設はプレイヤー毎でユニークなため、他のプレイヤーが羨ましくなります(笑)
▲ゲーム終了時の様子
今回遊んだ時に強かった能力は、ジャンク品を無料で修理する施設でした。ゲーム終盤は、修理されたジャンク品によって資源がザクザク獲得できる状態に。そんな感じで、装備品富豪になり1位でゲームが終わりました。
おわりに
今回は、世紀末サバイバルなゲーム『アウトリブ (Outlive)』をご紹介しました。
要素はやや多めでプレイ時間も1人30分という感じでしょうか。他の人のシェルターや装備品の能力が羨ましくなるゲームです。そして、施設も毎回異なるのでわ繰り返し遊べると思います。