Schmidt Spiele社の落ちゲー風紙ペンゲーム『ブリックス (Brikks)』を遊んだのでルール概要と共にご紹介します!
テトロミノを上から書き込んでいく紙ペンゲーム!
皆さんは、『テトリス』とうTVゲームで遊んだことはありますか?『テトリス』は世界的にも有名な落ちゲーパズルゲームです。5種類のテトロミノと呼ばれるピースを回転させたりしながら積み重ねていき、一列揃うと得点が入るというゲームです。
小学生の頃、『テトリスJr.』というキーホルダーになった小型テトリスおよびそれもどきが発売され熱中した記憶があります。
ガチャポンの景品なんかでも入っていて、友達とともにひたすら回した記憶があります…
しれっと紹介している「テトロミノ」というやつですが、これ⬇です。
ポリオミノの種類の仲間で、使用するピースに応じて様々な形状のパターンができるよというもの。今回の「テトロミノ」は4つの正方形の塊で構成されるもの、2つの正方形で構成されるものは「ドミノ」呼ばれています。
昨今流行のタイル配置パズルゲームなどで使用されるピースもポリオミノ中から選ばれている感じです。
『ブリックス』は紙ペンテトリスである!
さて、テトリスへの思い出ばなしとか謎プログラムの宣伝をしてしまったわけなのですが、本編である『ブリックス』のご紹介をば。
今回紹介するゲーム『ブリックス』は、ほぼテトリスなんですね。5種類のテトロミノを上から書き込んでいく紙ペンゲームとなっています。
親のプレイヤーはサイコロを振り、その出目に応じたテトロミノの形を紙にチェックしていき、高得点を目指します。
ゲームデザイナーは『クアックサルバー』のウォルフガング・ウォルーシュ氏!
ゲームデザイナーは、『クアックサルバー』『ザ・マインド』『ガンツ・シェーン・クレバー』の3作品が同時にSDJ&KDJにノミネートされたウォルフガング・ウォルーシュ氏が手がけています。
各作品については、個別記事をご覧ください。
参考
ゲーム紹介『クアックサルバー (Die Quacksalber von Quedlinburg)』 : ニコボド | ニコのボードゲーム日記
参考
ゲーム紹介『ザ・マインド (The Mind)』 : ニコボド | ニコのボードゲーム日記
参考
【ゲーム紹介】ガンツ・シェーン・クレバー/ガンシュンクレバー (Ganz Schön Clever) : ニコボド | ニコのボードゲーム日記
勝利条件
ゲーム終了時、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
終了条件
すべてのプレイヤーがテトロミノを書き込めなくなるとゲームが終了します。
ゲームの準備
各プレイヤーに、2枚のシートを配ります。ゲーム中では、右側のシートを参照しながら左側にマークアップしていきます。
※裏表になっていて、遊び終わったシートが右側のシートになります。
ゲーム開始前、好きなピースを用紙に書き込んでゲームがスタートします。
手番でやること
全プレイヤー同時に手番を行います。親となるプレイヤーが2つのサイコロを振り、今回使用するピースを決定します。
上の写真の場合は、4列目の青いピースを選ぶという形になります。選ばれたピースの上には透明なディスクを配置します。
選ばれたピースをシートに記入します。これが基本ルールです。これに加えて3つの特殊アクションを行うことができます。
1.ピースを回転する
パワーを「1」消費することで、テトロミノを回転(1列移動)させることができます。
⬆こんな感じ。この場合は2パワーつを使うと2つ左隣のピースを選べることになります。
2.好きなピースを選ぶ
パワーを「5」消費することで、好きなテトロミノを選ぶことができます。
3.テトロミノを爆破する
テトロミノを紙に書くことを放棄することができます。ただしゲーム中3回まで。
紙に書き込む!!
パワーを消費して追加アクションをするかを選んだあとは、用紙の好きな位置に今回選んだテトロミノを記入します。
このとき、用紙上にある●を同じ色のブロックで塗りつぶすとパワーが「2」増えます。
これによって、回転アクションの自由度があがるので非常に重要なボーナスアクションです。
複数列同時消しで得点が増えるよ!
『テトリス』と同じで複数列同時に10箇所のマークが完成すると得点がアップします。
その際、2列同時で1つ、3列同時で2つ、4列同時で3つ黄色枠で囲まれた箇所を左詰めでマークすることができます。
ここの点はゲーム終了時の得点になります。
ゲームの終了と得点計算
すべてのプレイヤーが、これ以上シートに記入できなくなるとゲームが終了します。
各列ごとに記入状況を確認し、得点を合計します。8箇所マークで1点、9箇所マークで2点、10箇所マークで5点となっており列によっては2倍、4倍の箇所もあります。
最後に黄色枠で囲まれた箇所の得点、未使用の爆弾、未使用のパワーの得点を合計して最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
実際に遊んでみて
テトリスよりも頭を使う紙ペンゲームでした。
高得点のためには、複数列同時消しをしたいわけなのですが、一方でパワーを獲得しないと後半でうまくブロックを回転できなかったりしてしまうというジレンマがあります。
その辺のコンボがきれいに決まったときは気持ち良いわけなのですが、一度ピースがずれるとなかなか挽回することができないので失敗しないように爆弾などは躊躇なくつかっていきましょう。
ゲームが終わったあと、ついついもう一度やりたくなってしまう魅力のあるゲームでした。ガンシュンクレバーのようにデジタル版も出たらいいなー
おわりに
今回は、テトリス風紙ペンゲーム『ブリックス』をご紹介しました。
紙ペンゲーム好き、ならびにテトリスが大好きな人は遊んでみてはいかがでしょう。
ゲーム詳細
(引用:Board Game Geek)
ゲーム名 | ブリックス (Brikks) |
---|---|
デザイナー | Wolfgang Warsch |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 20~30分 |
対象年齢 | 8歳~ |