ゲーム名 | ヴォーパルス (Vorpals) |
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メーカー | I was game |
ゲームデザイナー | Masato Uesugi |
人数 | 2~5人 |
時間 | 30~60分 |
年齢 | 10歳~ |
100年に渡って覇権争いをするカードドラフトゲーム
(引用:『ゲームマーケット』公式サイト)
『ヴォーパルス』は、100年に渡って覇権争いをするカードドラフトゲームです。
ゲームデザイナーは、『ダンジョンオブマンダム』などを手掛けたMasato Uesugi氏です。 2010年の発売から、何度も再販された人気タイトルとなっており2017年に海外リメイク版として『Paper Tales』が発売されました。こちらは、engamesから日本語版として逆輸入されることも決定しています。
【同人から世界へ】
2011年ゲムマで発売され伝説となった同人ゲーム『ヴォーパルス』。世界に認められたこの名作が『PaperTales』として海外メーカーからリメイクされた!
両作品の作者である上杉真人様監修の元、当店から日本語版『PaperTales』を発売することが決定しました!(5月発売予定) pic.twitter.com/fvBOorymDc— Engames ゲムマ18春出展 (@EngamesToyama) 2018年2月16日
勝利条件
ゲーム終了時、最も多く得点を持っているプレイヤーがゲームに勝利します。
終了条件
全4ラウンドが終了すると、ゲームが終了します。
ゲームの準備
各プレイヤーに3金と自分の国を示すカードを配ります。
手番でやること
手番は、以下の全4フェイズによって構成されています。そして、全てのフェーズは各プレイヤー同時に行います。
- 配置フェイズ
- 戦争フェイズ
- 生産フェイズ
- 経年フェイズ
1.配置フェイズ
各プレイヤーは5枚のカードを受け取り、ここから1枚のカードを手元に残して残りのカードを隣のプレイヤーに渡します。5枚のカードが手元に残すとカードの選択が終了します。
その後、カードの左上に描かれたコストを支払って最大4枚のカードを自分の場に配置します。
2.戦争フェイズ
「1.配置フェイズ」で配置したカードのうち前列の2枚のカードにかかれた盾のマークの数字の合計値を比べます。
相手より数が大きかった場合、戦争に勝利して勝利点(3点)を得ます。
3.生産フェイズ
各カードに書かれたお金や生産物を獲得し、建物を購入することができます。お金は専用のトークンがありますが、その他資源は配置されているカードから産み出されます。過不足ないように支払います。
建物カードは、更なる生産物の生産や勝利点の獲得を行うことができます。レベルは2段階用意されており、2段階目の方が効果が強いです。
4.経年フェイズ
配置フェーズで、場に配置したカードに経年チップを配置します。また、既に経年チップが置いてあるカードは取り除きます。
一部例外を除きますが、基本的には各カードは2ラウンド分しか場に残らないのです。
実際に遊んでみて
全4ラウンドを通じて、登場するカードは変わらないのに、街が発展していくことにやりできることが段々と増えていく拡大再生産感が楽しめます。時代の流れを感じさせる内容となっていて、素敵なゲームだなと思いましました。
手番も全プレイヤーが同時に解決するため30分という短い時間ながら濃密なやりとりが展開されます。
そして、このゲームの特徴は経年チップによるアクションでしょう。カードによっては経年チップが乗ることで強くなるキャラクターなんてのもいるんですが、基本的にはいなくなります。
いなくなることを見据えた次の世代のカード選びに頭を悩ませつつ2世代に渡って頑張ってくれたカードには思い入れがうまれます(私だけかもしれませんが)。
カードテキスト効果のあるゲームは基本的に苦手なのですが、ドラフト時に回ってきたカードをさっと読める程度の文字量の少なさであるため、煩わしさは感じません。
短時間ながら奥の深い名作ゲームなので、遊ぶ機会に恵まれたら是非一度遊んで頂きたいゲームです。
おわりに
リメイク版の日本語版発売が案内されている人気カードゲーム『ヴォーパルス』をご紹介しました。
ドラフトカードゲーム好きやカードテキスト効果を適用するゲームが好きな方にオススメです。