(出典:Board Game Geek)
ゲーム名 | ベガス:カードゲーム (Las Vegas: The Card Game) |
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メーカー | alea (2016) |
ゲームデザイナー | リューディガー・ドーン (Rüdiger Dorn) |
人数 | 2~5人 |
時間 | 15~30分 |
年齢 | 8歳~ |
『ベガス:カードゲーム』について
『ベガス:カードゲーム』は、ラスベガスのカジノでより大金持ちになることを目指すカードゲームです。手札からカジノにダイスカードを配置し、より多くのダイスを置いているプレイヤーがカジノのお金を獲得します。
本作は、「alea」の小箱シリーズの第3弾でダイスゲーム『ベガス』のカードゲーム版になります。
参考
Las Vegas: The Card Game | Board Game | BoardGameGeek
ゲームの目的
カジノで、より多くのお金を獲得することを目指します。その暁には、パツキンのチャンネーが来てウハウハなやつです。
勝利条件
ゲーム終了時、所持金の最も多いプレイヤーがゲームに勝利します。
ゲーム終了条件
合計4ラウンドが終了したとき、ゲームが終了します。
ゲーム詳細
ゲームの準備
- 6か所のカジノカードを並べます。
- 各カジノにマネーカードを2枚ずつ配ります。
ゲーム開始時の様子は、上のような感じになります。 - 各プレイヤーに30枚の「ダイスカード」「カクテルカード」「金庫カード」を配ります。「ダイスカード」は伏せて個人の山札にします。
「ダイスカード」について
「ダイスカード」は全部で30枚。1~6の目が書かれたカードがそれぞれ5枚あります。そのうちの1枚がダイス2個分、他が1個分という構成になっています。
手番でやること
ダイスカードの山札から5枚を手札にして、手番を開始します。手番は、全プレイヤー同時に処理します。
- カードの選択
- カードの公開と配置
- カードの破棄
これを【手番終了条件】もしくは【ラウンド終了条件】を満足するまで、繰り返し行います。
1.カードの選択
5枚の手札から、1枚以上のダイスカードを選択します。ダイスカードには、1~6のダイス目が書かれています。手札の選び方は、「複数種類のダイスカードを出す場合」と「1種類のダイスカードを出す場合」の2つに分かれています。
複数種類のダイスカードを出す場合
2種類・合計2枚のダイス目のカードを出すことができます。
1種類のダイスカードを出す場合
1種類のダイス目のカードを出す場合は、最大5枚まで出すことができます。
(「1」を3枚はOKだが、「1」を2枚、「3」を2枚はNG。)
出すカードが決まったあと、すべてのプレイヤーの「カード選択」が終わるまで待ちます。
2.カードの公開と配置
すべてのプレイヤーがカードを選択したら、一斉に表向きにして、ダイスカードに書かれたダイス目に該当するカジノにカードを配置します。
3.カードの破棄
残った手札のカードは、「カクテルカード」の下に破棄します。使わなかったカードは、次のラウンドに繰り越すことはできません。
なんだか、ちょっとオシャレな感じですね。
【手番終了条件】
カジノに8枚以上カードを配置した場合、そのプレイヤーの手番は終了します。次のラウンドが開始するまで待ちます。
【ラウンド終了条件】
全6回手番を繰り返すと、ラウンドが終了します。それまでに、全プレイヤーが手番終了条件を満足した場合は6回行うことなく、ラウンドが終了します。
カジノの精算
ラウンド終了後、各カジノでどのプレイヤーがお金カードを獲得するかを確認します。
各カジノ毎に、以下の手順で精算をします。
ダイスの数が同数かどうかの確認
カジノに置いたダイスカードに書かれたダイスの数が同数の場合、そのカジノから脱落します。
お金の受け取り
1番目、2番目に多くのダイスを置いたプレイヤーがお金カードをそれぞれ1枚づつ獲得します。受け取ったお金カードは、「金庫カード」の下に隠しておきます。
精算処理終了後、再度セットアップしてラウンドを行います。30枚のダイスカードは再び山札になり、手札を5枚引いてスタートします。
これを4ラウンド繰り返し、4ラウンド目が終了するとゲームが終了します。
得点計算
ゲーム終了時、獲得したお金カードの合計値を計算します。
最も多い合計額を持っているプレイヤーが勝者となります。素敵なカジノライフを☆
日本語ルール/遊び方
ブログ用に詳細を省いて説明しましたが、直訳もつくりましたので興味のあるかたはダウンロードしてみてください。
おわりに
ダイスゲーム版「ベガス」で、出目の運をどう他のプレイヤーの動きを見ながら割り振るかが面白いゲームでした。それが、カードの引き運をどうするかというゲームになっています。
ダイスが2つのカードが出ても、それを出すべきなのかどうかの判断が非常に悩ましいです。そしてついつい出してしまいます。最後まで複数のダイス目の選択肢があるので、ダイスゲーム版よりも納得感は増している気がします。
ダイスゲーム版「ベガス」でも使える拡張カードもついているので、詳細が気になるかたは日本語訳の方をご覧ください。