ゲーム名 | キャント・ストップ (Can’t Stop) |
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メーカー | Parker Brothers (1980) New Games Order (2016) |
ゲームデザイナー | シド・サクソン (Sid Sackson) |
人数 | 2~4人 |
時間 | 30分 |
年齢 | 9歳~ |
3つ駒をゴールさせよう!
11種類あるコースのうち3つのコースのゴールにたどり着くことを目指します!
ダイスを振って自分の駒を進めます。しかし、手番で進むことのできるコースは3つまで。ダイスの出目をうまく組み合わせてコースを選びます。
欲張ってダイスを振りすぎてしまうと、進むことができなくなってしまいます。そのため、いつダイスを振るのをやめるかの判断力が求められます!
ゲームデザイナーについて
ゲームデザイナーは、『アクワイア』や『アイム・ザ・ボス』をデザインしたシド・サクソン氏です。
『キャントストップ』は1980年に発売されたゲームで、30年以上にわたって遊ばれているゲームです。そんなゲームが、昨年New Games Orderから日本語版として発売されたことで話題になりました。今回の紹介では、New Games Order版の写真と共に紹介します。
勝利条件
一番最初に駒を3つゴールさせたプレイヤーが、ゲームに勝利します。
終了条件
いずれかのプレイヤーの駒が3つゴールに到達したとき、ゲームが終了します。
ゲームの準備
各プレイヤーに、11個の駒を配ります。
ゲームボードを各プレイヤーの手の届く場所に置きます。 ゲームボードには、2~12の数字の書かれた11種類の列が用意されています。
各列のマスの数が違います。駒は、2つのダイスの出目の組み合わせで進みます。そのため、ダイス2つを振ったときに出る確率の高い数字は、マス目が多くなっています。出る確率の低い数字は、マス目が少なくなっています。
- 2、12:3マス
- 3、11:5マス
- 4、10:7マス
- 5、9:9マス
- 6、8:11マス
- 7:13マス
確率を考え、どの列を選んで進んでいくかの戦略が重要になってきます。
ゲームの流れ
スタートプレイヤーから順に手番を行います。手番でやることは3つです。
- ダイスを振る
- 手番駒を進める
- 手番を続けるかを決める
1.ダイスを振る
4つのダイスを振り、出た目を2つのペアに振り分けます。
下の写真では、「1」「2」「5」「5」が出ています。この場合、以下の組み合わせをつくることができます。
- 3(1+2)と10(5+5)のペア
- 6(1+5)と7(2+5)のペア
今回は、「6」と「7」のペアを選びました。
2.手番駒を進める
選んだペアの数字の書かれた列に手番駒(白い駒)を配置して、進めます。手番駒は3つしかないので、3つの列までしか選べません
すでに3つの列に駒を置いている状態で、それ以外の列の出目の組み合わせしか作れない場合はすぐに手番が終了します。そして、そこまでに進めた手番駒はなかったものになります。
例:
「5」「6」「7」の列に手番駒を置いた状態で、ダイスの出目が「1」「1」「2」「2」となった場合
➔選べる列は「2」「3」「4」の列となります。このとき、「5」「6」「7」の列に追加で手番駒を置けないため、手番は即座に終了します。
3.手番を続けるかを決める
続ける場合
手番を続けるかどうかを決めます。続ける場合、「1.ダイスを振る」に戻ります。
続けない場合
手番をやめる場合は、今まで進めた手番駒を自分の駒に入れ替えます。これによって、自分の進めた駒の位置が確定します。
実際に遊んでみて
実際にプレイしてみても、出目の期待値の高い列が出る率は高いです。そのため「6」「7」「8」の列は進めやすいですが手がかかります。そのため、どの列に注力してすすめるかの取捨選択が必要になります。
ゲームが進んでいき、いずれかのプレイヤーがゴールに到達すると、その列は選択できなくなってしまいます。なので、後半では選べる列が減ってしまうという点も頭を悩ませました!
勝負に勝つには、すこしの冒険(ギャンブル?)が必要不可欠です。ただし、調子に乗りすぎてしまい、バーストしてしまうと相手に遅れをとってしまいます。特に2人プレイだとそれがより顕著でした。
お気に入りポイント
ざっくりと、このゲームのお気に入りポイントをあげさせていただきます。
- どの列を攻略するかの戦略性
- バーストするまで、繰り返しダイスを振れる
- いつバーストするかのハラハラ感
お気に入り度:★★★☆☆
おわりに
今回は、日本語版のキャントストップを紹介しました。ダイスの組み合わせ方は自由なので、まだまだ進めたいという欲がついつい出てしまいます。特に他のプレイヤーが先行していると、ギャンブルしたくなる気持ちが沸々としてしまいます。それゆえ、負けてしまいました…
30年以上愛されるゲームなので、未プレイの方は一度遊んでみるといいと思います。そいではまた〜