ゲーム名 テオティワカン:シティオブゴッズ
(Teotihuacan: City of gods)
デザイナー Daniele Tascini, David Turczi
プレイ人数 1~4人
プレイ時間 90〜120分
対象年齢 14歳~
メーカー NSKN Games / テンデイズゲームズ

ピラミッドを作るワーカープレイスメントゲーム!

テオティワカン:ゲーム概要

『テオティワカン:シティオブゴッズ』は、ピラミッドを完成させて影響力を高めるワーカープレイスメントゲームです。手番では、ワーカーダイスを8箇所のアクションエリアのうち1つに移動させてアクションを行います。

テオティワカンは、メキシコにある紀元前2世紀頃に存在した都市の名前で複数のピラミッドが存在しています。

ゲームデザイナーは、Daniele Tascini氏。『ツォルキン:マヤ神暦』の作者の1人で、本作は『ツォルキン三部作』の第二作目になります。

勝利条件

ゲーム終了時、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。

終了条件

以下2つの条件のうちどちらか1つを満たすとゲームが終了します。

  1. 全3ラウンドが終了したとき
  2. ピラミッドが完成したとき

ゲームの準備

テオティワカン:ゲームの準備

場の中央にゲームボードをセットし、それぞれ該当箇所にタイルを配置します。

各プレイヤーは初期資源を受け取り、ワーカー駒とマーカーなどを指定初期位置に配置してゲームをはじめます。それぞれ、手番順ごとでことなる初期設定になっています。

ラウンドマーカー

テオティワカン:ラウンドマーカー

第一ラウンドは、12回ラウンドマーカーが移動するとラウンド終了します。

左手前のスペースが『死者の大通りトラック』となっていて、決算時得点になったりします。

ピラミッド

テオティワカン:ピラミッド

ピラミッドタイルの初期枚数は8枚。1段目:4×4、2段目:3×3、3段目:2×2、4段目:1×1の枚数分だけ積めるようになっています。もちろん2段目以降はどだいができている必要ありです。

神殿トラック

テオティワカン:シティオブゴッズ

『ツォルキン』でもおなじみ神殿トラック。トラックを進む度にボーナスがもらえます。

手番の流れ

手番は、スタートプレイヤーから順にダイスを1つ動かして、そのアクションスペースで3つのアクションのうち1つを行います。ダイスの際移動できる距離は1〜3エリア分です。

1.メインアクション

テオティワカン:メインアクション

アクションスペースは全8箇所あり、それぞれ以下のアクションを行うことができるようになっています。他のプレイヤーが既にいるとその色の数分カカオを支払う必要があります。

また、【1】以外の箇所でメインアクションを行うと、ダイスの目が1つ大きくなります。これによって、場所によってはより強いアクションを行えるようになります。

しかしながら、ダイス目が「6」になると『昇天』してしまいます。(※『昇天』については別途)

まずは8箇所のメインアクションを説明します。

【1】:宮殿

テオティワカン:宮殿

なし(サブアクションのみ)

【2】〜【4】:森林/石切場/金鉱床の獲得

テオティワカン:シティオブゴッズ:森林

テオティワカン:シティオブゴッズ:石切場

テオティワカン:シティオブゴッズ:金鉱床

ダイス目とダイス数に応じて資源(木/石/金)を獲得します。

【5】:秘術

テオティワカン:秘術

永続効果のアクションを得ます。それぞれ8箇所のアクションスペースと連動しており、該当する箇所でアクションを行うと、追加ボーナスがもらえます。

【6】:貴族

テオティワカン:シティオブゴッズ:貴族

建物を建築し、勝利点を得ます。その際『死者の大通りトラック』が上昇します。

【7】:装飾

テオティワカン:装飾

ピラミッドを装飾し、勝利点を得ます。

その際、ピラミッドのマークと装飾タイルのマークが一致していれば追加で勝利点を獲得。さらに、色のついたマークが一致していればその色の『神殿トラック』が進みます。

【8】:建設

テオティワカン:建設

ピラミッドを建設し、勝利点を得ます。

その際、ピラミッドのマークと装飾タイルのマークが一致していれば追加で勝利点を獲得。さらに、色のついたマークが一致していればその色の『神殿トラック』が進みます。

ダイス数に応じて建設できるタイル数が変わります。

昇天

ダイス目が「5」の状態でメインアクションを行うと『昇天』します。天に召され、ダイス目が「1」になって【1】のエリアに転生します。

テオティワカン:昇天

『昇天』した際には、昇天ボーナスを獲得することができ『死者の大通りトラック』が1つ進み、ラウンドマーカーの移動が発生します。各ボーナスは以下の通り。

  • 5カカオ
  • 5勝利点
  • トラックを1つ進める
  • トラックを2つ進める(※3カカオ消費)
  • 2カカオ&1ワーカー

2.サブアクション(礼拝)

「1」〜「4」、「7」には「礼拝」と呼ばれるサブアクションがあり、このアクションを選択するとダイスが固定され、解除されるまでその場にとどまります。

解除には他プレイヤーによる礼拝の使用もしくは、手番でのコスト支払いなどによって解除されます。

3.カカオの獲得

アクションスペースに配置されている「ダイスの色の数+1」分のカカオを受け取ります。

カカオは、アクションをする度に支払い必要になりこの世界での通貨的役割を果たします。

ラウンドマーカーの移動

全てのプレイヤーが1回ずつアクションを行うとラウンドマーカーが移動。白いラウンドマーカーが黒いラウンドマーカーと交わるとラウンドが終了します。これが3回ラウンドが終了するとゲームが終了します。(終了条件1)

ラウンドの終了と決算処理

テオティワカン:ラウンドの終了

ラウンドが終了すると決算処理が発生します。

上の写真の通り、得点計算が発生します。

  • 『死者の大通りトラック』の移動数×1点
  • 『ピラミッドトラック』の移動数×4/3/2点(ラウンドが進むと下がります)
  • 『仮面タイル』の種類数に応じた得点

そして、ワーカーごとにカカオを支払います。1~3の出目のワーカーは1カカオ、4~5の出目のワーカーは2カカオかかります。

実際に遊んでみて

やりたいこといっぱいだけど、こっちがたてばあちらが立たずといった感じ。

ダイス目が上がるとアクションが強くなり、強くなりすぎるとリセットされるメカニクスにおいては、ツォルキンにおける歯車とそれによるアクションの強化に通じるものを感じました。

資源の獲得において強いアクションをうちつつ、ピラミッドや家の建築を進めるわけですなその辺の選択が悩ましかったです。

テオティワカン:ゲーム終了時の様子
▲ゲーム終了時の様子①

永続効果のアクションは、先に手を打っておいた方が強いはずですが、他のアクションも打たなければ他プレイヤーに先を越されてしまうというジレンマがあり、悩みながら序盤が進みます。カカオコストは侮れないので他の人がいない箇所のアクションを行いながら進むので最初は満遍なくアクションをこなしつつも各プレイヤー毎で多少凸凹する感じ。中盤から永続効果アクションや貴族アクションによる『死者の大通りトラック』上昇。終盤では、ピラミッド建築や装飾による得点化をひた走るという感じでした。

#alt▲ピラミッドはこんな感じで積み重なります。装飾は4辺の端にのっているやつです。

カカオさえあれば、やりたいことはひたすらできるという感じでカカオバンザーイな感はあり、どこに特化するのかは獲得した永続効果などによって各自わかれて効率よくアクションをまわしている印象でした。

細かいルールについてはだいぶ端折って書いていますが、アクション毎に様々な処理が発生します。カカオの支払い忘れ、ダイスの目をあげ忘れ、ラウンドマーカーの動かし忘れ、ボーナスを受け取りわすれなどなど。アクション漏れは多分に発生しやすい仕様になっているので、その辺は多めに見てゆるくプレイするのが良いのではないかなと思います。

個人的には、処理漏れや忘れなどが発生しやすいゲームはデジタルでやるべきじゃあないかしらと思っており、ツォルキンのようにWebアプリなんかがでるのが理想だなと思ってます。

テオティワカン:ゲーム終了時の様子
▲ゲーム終了時の様子②

初回のプレイでは、ひたすらピラミッドを建てるというアクションに特化しましたが資源ぐりの辛さなんかはどうしてもあり、他プレイヤーのアクションがうらやましく感じたりするので繰り返し遊んで様々な戦略をとってみたくなるゲームです。

今回のプレイでは、終始昇天時のラウンドマーカー移動を忘れてしまったのでお気に入り度については保留です。次回遊ぶときは経験者同士の早回し、3人プレイ90分くらいでやるのが理想っすね。

おわりに

今回はピラミッドを建てるワーカープレイスメントゲーム『テオティワカン』をご紹介しました。

ワーカープレイスメント・ロンデルなんかがお好きな方は遊んでみてはいかがでしょう。『ツォルキン:マヤ神暦』がお好きな方も遊んでみてはいかがでしょう。

ツォルキン3部作って後づけ感がすごく強いですが、3作目も気になるところです。