ゲーム名 | メナラ (Menara) |
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ゲームデザイン | Oliver Richtberg |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 45分 |
対象年齢 | 8歳以上 |
メーカー | アークライト |
『メナラ』ってどんなゲーム?
『メナラ』は、カードの指示に従って柱を立てて遺跡を復元していく協力バランスゲームです。
ゲーム終了までに、勝利条件となっている階層数を復元させてゲームクリアすることを目指します。
ストーリー
探検家の君たちはマレーシアの密林奥深くで、人知れず眠りについていた遺跡を発見した。苦難の旅の末発見したその遺跡に、君の心臓は大きく高鳴った。何千年も前に、確かにここにあった壮大な寺院は、いったいどれほどのものだったのだろう。その全容を確かめてみたい! そんな耐え難い衝動に駆られたのは君だけではなかった。そして探検隊のメンバーは、協力してその偉業達成に立ち向かうことにしたのだ。
勝利条件
ゲーム終了時、階層カードの示す階層を完成させていた場合ゲームに勝利します。
終了条件
4つの終了条件のうち1つを満たすとゲームが終了します。
- 床板が落下した時
- 石柱の補充ができない時
- 建設計画カードがなくなった時
- 床板をすべて配置した時
内容物
- 石柱:76本
- 布袋:1枚
- ベースキャンプ:1個
- 建築計画カード:35枚
- 階層カード:5枚
- 床板:18枚
- ルール説明書:1冊
ゲームの準備
階層カードと土台を配置し、ベースキャンプに6本の柱を立てます。土台は、全3枚で各ボードが2点でお互いのボードと接するように配置します。
▲ベースキャンプ
階層カード、各プレイヤーの柱の本数は難易度によって変化します。
難易度 | 初期階層カード | 手持ちの柱の数(1/2/3/4人) |
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イージーモード | 3枚 | 8/7/6/5本 |
ノーマルモード | 4枚 | 7/6/5/4本 |
エキスパートモード | 5枚 | 6/5/4/4本 |
ルール概要
プレイヤーは手番が来た際、4つのステップをそれぞれ行います。
場に並んだ3つの山札のうち1つを選んでテーブル上に公開します。
山札は「青」「黄」「赤」の3種類あり、難易度が青→黄→赤の順に難しくなっています。
公開された建築計画カードの内容に沿って、石柱や床板を寺院に追加配置したり移動したりします。
計画カードの通りアクションを実行できた場合「クリア」したことになります。
クリアできなかった場合
クリアできなかった場合、建築が必要な階層(勝利条件)が1階層増えます。
手番で使用した分の柱を袋から引いて追加します。
これを繰り返し、上へ上へと階層を積み上げて遺跡を復元します。
計画カードの種類は5種類!
メインのアクションとなる計画カードは、全5種類。それぞれ以下の通りとなっています。
1. 柱の配置(本数指定)
手持ちの柱から、指定された本数分の空きエリアに配置します。
2. 柱の配置(空きエリア埋め)
床板を1枚選び、空きエリア全てに柱を配置します。
3. 柱の移動(自由)
床板を1枚選び、床板の上にある柱全てを他の空きエリアに移動します。
4. 柱の移動(上階層)
配置済みの柱を選び、上階層に移動します。
5. 床板の移動
床板を柱ごと他のエリアに移動します。
床板の完成
床板の全てのエリアに柱を配置すると、その上に床板を追加します。
床板の色は「白」と「黒」の2種類あり、その際アクションを行った計画カードの色に応じて決まります。
床板はこんな感じで、山板?のように並んでいて上から取って配置します。
もし、床板をその上に載せたくない場合には土台にすることもできますが、それによって勝利条件の階層が1つ増えてしまいます。
実際に遊んでみて
ゲームが進むにつれてハラハラ感アップ!
階層が増えていくにつれて、ドキドキ感の増すバランスゲームでした!
計画カードに夜柱の移動などある程度見越して柱の配置をしておく必要があり、この辺に協力要素が絡みます。
床板は、並んでいる順に出てくるためうまく下の土台と相性の良さそうな土台を選ばなければいけないのですが、柱の色の状況に応じて思う通りにいかないので、ベースキャンプとの柱交換をきちんとしておく必要があります。
ノーマルモードでも結構難易度高い!
今回「ノーマルモード」で遊びましたが、大人が真面目にやってもなかなか難しい難易度でした。
階層を作ったらゲームが終了するわけではないというところが非常にポイントだと考えており、床板が増えれば増えるほどどうにもならなくなってきます。
難易度設定が複数あるため、幅広い年齢層で遊べるゲームかと思います。
お子さんと遊ぶ際は、「イージーモード」。大人だけで遊ぶときはノーマルモード〜エキスパートモードなんかでやってみるといいかと思います。
最終的には、崩してしまってゲーム終了となりなんとか指定の階層を達成していてクリアできましたが、崩れ方によっては全てパーになってしまっていたかも・・・
ポイント
良い点、ネガティブな点をまとめるとこんな感じです。
- 階層が増えるにつれてドキドキ感がアップ!
- 幅広く楽しめるファミリー協力ゲーム!
- 写真映えする!
見ての通り、高く積み上げていくゲームなので写真映えしますね。ゲーム会なんかで遊んでいたらなにそれー?という感じになるんじゃないですかね。
- バランスゲームとしてはプレイ時間が長い!
ネガティブな点は完全な個人的嗜好によるものですが、バランスゲームにしてはプレイ時間が長いなと感じたのが正直なところです。
目標を達成したのに、まだまだ積み上げなければいけないという点がしっくり来ない方がいるかもしれません。「崩す」or「カード/柱/床板がなくなる」が終了条件なので、崩さずゲームを進めると途中なかだるみしてしまう場合もあるかもです。
おわりに
今回は、遺跡を復元する協力バランスゲーム『メナラ』をご紹介しました。
積み上げていくバランスゲームがお好きだったら是非遊んでいただきたい1作です。