\ 新作ボードゲーム情報はこちら ✨ /

【ゲーム紹介】 チケット・トゥ・ライド(Ticket To Ride)

今回は、世界で人気のボードゲーム「チケット・トゥ・ライド(Ticket to Ride)」をご紹介します。

「チケット・トゥ・ライド」ってこんなゲーム

「チケット・トゥ・ライド」は、北アメリカ大陸を舞台にした鉄道テーマのボードゲームです。

手番では「カードを引く」「線路を敷く」などのアクションを行い、ゲームボード上の鉄道路線に列車コマを配置していき路線を完成させていきます。

路線を完成させると、その長さに応じて得点を獲得し、ゲーム終了時にその得点が最も高いプレイヤーが勝利します。

ドイツ年間ゲーム大賞2004で大賞を受賞!全世界で3000万個を売り上げる大ヒットボードゲーム!!

「チケット・トゥ・ライド」は、2004年に発売され、同年の「ドイツ年間ゲーム大賞」で大賞を受賞しており、10周年を迎えた2014年の10月には全世界で300万個以上を売り上げたと発表されました。

ゲームデザイナーは、アラン・R・ムーン氏。代表作には「エルフェンランド」「サンマルコ」「ユニオンパシフィック」「インカの黄金」などがあります。

わかりやすいルールから、ボードゲームになじみのない人でも遊びやすく、多くのボードゲームショップで取り扱われている人気の作品です。

根強い人気があり、シリーズ作品も毎年発表されています。今回、主に紹介する「チケット・トゥ・ライド:メルクリン」も そういったシリーズ作品の1つになります。

「チケット・トゥ・ライド」の受賞歴

  • 2004年 日本ボードゲーム大賞 海外ゲーム・フリーク部門 1位
  • 2004年 オリジン賞 (Origins Award) Best Board Game賞
  • 2004年 ドイツ年間ゲーム大賞 (Spiel des Jahres) 大賞
  • 2005年 Årets Spel Best Family Game Winner
  • 2005年 Diana Jones award
  • 2005年 Juego del Año Winner
  • 2005年 Vuoden Peli Family Game of the Year Winner
  • 2005年 As d’Or Jeu de l’année
  • 2006年 Hra roku Winner
  • 2006年 日本ボードゲーム大賞 大賞

日本での展開について

日本では、「チケット・トゥ・ライド・アメリカ 日本語版」として、 ホビージャパンから発売されています。

過去には、バンダイからも発売されていました。(現在は、絶版) 当時のあおり文句は、

『~世界中のゲーム大賞を次々と受賞した究極のボードゲーム~』
でした。

バンダイ版チケット・トゥ・ライド

当時バンダイでは、ボードゲームブランド「盤盤ゲーム家族」というシリーズを展開しており、そのシリーズの1つとして「チケット・トゥ・ライド」が発売されました。

「究極のボードゲーム」ってキャッチフレーズは痺れますね。

「チケット・トゥ・ライド」シリーズ作一覧

多くのシリーズがリリースされている「チケット・トゥ・ライド」は、ボード拡張を含めて発売済のタイトルは以下の通りとなっています。

「チケット・トゥ・ライド」基本セット一覧

  • 2004年 チケット・トゥ・ライド
  • 2005年 チケット・トゥ・ライド:ヨーロッパ
  • 2006年 チケット・トゥ・ライド:メルクリン
  • 2007年 チケット・トゥ・ライド:ノリディックカントリー
  • 2017年 チケット・トゥ・ライド:ドイツ

「チケット・トゥ・ライド」の拡張セット一覧

こちらは、上記基本ゲームにマップを追加する形で遊ぶ拡張ボードになります。(※今回、カードゲーム、TVゲーム(アプリ)、追加拡張は除く)

  • 2007年 スイス
  • 2011年 マップコレクション1:アジア
  • 2011年 マップコレクション2:インド・スイス
  • 2012年 マップコレクション3:アフリカ
  • 2013年 マップコレクション4:オランダ
  • 2015年 マップコレクション5:イギリス&ペンシア
  • 2017年 マップコレクション6:フランス&オールドウェスト
  • 2019年 マップコレクション7:日本&イタリア

「チケット・トゥ・ライド」のゲーム準備

45個の「列車コマ」、4枚の「列車カード」を受け取ります。その後、「目的地カード」を4枚引き、最低1枚を残します。

「目的地カード」には達成するべきルートが記載されており、そのルートを達成するとゲーム終了後に得点を獲得することができます。

しかし、「目的地カード」を達成することができないと、表記された点数はマイナス点になります。

ポイント

達成できる自身のある「目的カード」を手元に残す必要があります。欲張りすぎ禁物です!!

「チケット・トゥ・ライド」のルール/遊び方

以下の3つのアクションから1つを選択します。

  • 「列車カード」を引く
  • 「列車駒」を配置する
  • 「目的地カード」を引く

1. 「列車カード」を引く

場もしくは山札から、列車カードを2枚引き手札に加えます。(※レインボーカード(オールマイティー)の場合は1枚のみ)

#alt

2. 「列車駒」を配置する

完成させる路線のマスの数の分だけ列車カードを出し、「列車駒」を配置します。

このとき、マップに書かれている色と同じ色の「列車カード」を出す必要があります。

例えば、「赤色の4つのマス」書かれているところであれば、「4枚の赤色の列車カード」を出し、4つの列車コマを配置します。

3. 「目的地カード」を引く

新たに「目的地カード」を追加することができます。4枚引いた中から、最低1枚の「目的地カード」を手札にします。

「チケット・トゥ・ライド」ゲーム終了

いずれかのプレイヤーの「列車駒」が2つ以下になったあと、全プレイヤーが1回ずつ自分の手番を行って終わります。

ポイント

自分の路線の完成に夢中になっていると、他プレイヤーがしれっと終了条件のトリガーを引いてしまう場合があるので他プレイヤーの動きにも要注目です。

「チケット・トゥ・ライド」の得点方法

「チケット・トゥ・ライド」の得点方法は3つあります。

1.路線の完成

「列車駒」を配置して、路線を完成させた際に得点が入ります。路線の長さによって得点が異なります。

2.「目的地カード」の達成

ゲーム終了時、「目的地カード」を達成するとカードに記載の得点を獲得します。

最長路線を完成させる

各プレイヤーの完成させた路線を一筆書きで数えたときに最も長いプレイヤーが、10点を獲得します。

「チケット・トゥ・ライド」のレビュー

家族で楽しめる「ザ・ファミリーゲーム」

手番でできることは3つのみ、基本の流れはカードを引くか列車駒を出すかというシンプルさが良いです。

そのため、非常に遊びやすくゲームの説明もしやすいです。また、ボード上に駒が配置されて盤面が段々と華やかになっていくのは写真映えもしますしワクワク感があると思っています。

実は熾烈な陣取り争いゲーム

盤面が華やかになっていく一方で、先に場所を取らないと目的地の達成をすることができない場合も多々あります。

そのため、カードを集めるだけではなくいかに他のプレイヤーを出し抜いて希望のルートを通すかというのも重要になってきます。ポーカーフェイスをしながら、他プレイヤーと熾烈な陣取り争いをするゲームとなっています。

初めて遊ぶ前に「チケット・トゥ・ライド:ニューヨーク」も

「チケット・トゥ・ライド」は遊ぶと60分程度かかるのですが、同じ要素で構成され小さいマップであるスピンオフ作品「チケット・トゥ・ライド:ニューヨーク」があります。

こちらは1プレイ20分〜30分で遊べるのでお試しにこちらを遊んでみるのもありかと思います。

おわりに

ボードゲームが初めての方にもオススメのボードゲーム「チケット・トゥ・ライド」をご紹介しました。

どの作品もアメリカマップとは別に新しい要素が加わっているので、違いをそれぞれ楽しんでみるのも良いかもしれません。(数多いけど・・・)

どれを遊んだら良いかわからないという方は「アメリカマップ」もしくは「ヨーロッパマップ」を遊ぶことをおすすすめします。

1両 1点
2両 2点
3両 4点
4両 7点
5両 10点
6両 15点