ゲーム名 | テラフォーミング・マーズ (Terraforming Mars) |
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メーカー | Stronghold Games (2016) |
ゲームデザイナー | Jacob Fryxelius |
人数 | 1~5人 |
時間 | 90~120分 |
年齢 | 12歳~ |
火星を開拓するゲーム!
『テラフォーミングマーズ』は企業のオーナーになり、火星を開拓する拡大再生産ゲームです。
プレイヤーは手番でプロジェクトカードを場に出して、火星に都市を建築したり火星の大気を温めたりして徐々に人が住める環境を構築していきます。
『ドイツ年間ゲーム大賞2017』エキスパート部門ノミネート&『ドイツゲーム賞2017』大賞受賞作品!!
『ドイツ年間ゲーム大賞2017』のエキスパート部門のノミネート作品となっており、更にゲーマーによって選ばれる賞『ドイツゲーム賞2017』で大賞を受賞した人気作です。
拡張セットが続々登場!
一躍人気ゲームとなった『テラフォーミング・マーズ』シリーズですが、様々な拡張セットがリリースされています。簡単にそれぞれご紹介すると以下の通り。
テラフォーミング・マーズ拡張 ヘラス&エリシウム
- プレイ人数
- 1~5人
- プレイ時間
- 90〜120分
- 対象年齢
- 12歳以上
- メーカー
- アークライト
- 価格(税別)
- 2,300円
海洋タイルを配置できる南極が含まれる「ヘラス」と、太陽系最高峰のオリンポス山からエリシウム山までを含む裏面「エリシウム」の2つのマップが追加に。
テラフォーミング・マーズ拡張 ヴィーナス・ネクスト 完全日本語版
- プレイ人数
- 1~5人
- プレイ時間
- 90〜120分
- 対象年齢
- 12歳以上
- メーカー
- アークライト
- 価格(税別)
- 2,300円
金星のテラフォーミングを進めます。
テラフォーミング・マーズ拡張 コロニーズ
- プレイ人数
- 1~5人
- プレイ時間
- 90〜120分
- 対象年齢
- 12歳以上
- メーカー
- アークライト
- 価格(税別)
- 3,456円
『テラフォーミング・マーズ』の世界を外太陽系まで広げる拡張セット。新世界を求めて衛星に通商艦隊を派遣します。
テラフォーミング・マーズ拡張 プレリュード
- プレイ人数
- 1~5人
- プレイ時間
- 90〜120分
- 対象年齢
- 12歳以上
- メーカー
- アークライト
- 価格(税別)
- 2,700円
テラフォーミングの過程や企業のエンジンを加速させるプレリュード・カードが追加に。
ゲームの目的
火星の発展に貢献することを目指します。
勝利条件
ゲーム終了時、最も勝利点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
終了条件
3つのグローバルパラメータ(温度、酸素、海洋)がすべて目標値に達すると、ゲームが終了します。いずれかのプレイヤーがパラメータを満足させたあと、1度ずつ手番を行います。
ゲームの準備
中央にゲームボードをセットアップします。ゲーム開始時、気温は「ー30℃」、酸素量は「0%」となっています。
その後、各プレイヤーに個人ボードと初期資金を配ります。
個人ボードについて
プレイヤーは個人ボードで資源の生産と管理をします。ボードには、「メガクレジット(お金)」「スチール」「チタン」「植物」「エネルギー」「熱」の6種類のリソースが用意されています。
各ラウンドの「生産フェーズ」では、それぞれのパラメータ上のキューブの示す数字分の資源を獲得することができます。(生産フェーズについては、後述)
「スチール」と「チタン」は、それぞれのアイコンの書かれたプロジェクトカードを手札から場に配置する際にお金の代わりとして使用することができます。(1スチール:2金、1ちたん:3金)
プロジェクトカードについて
プロジェクトカードは、200種類以上あります。
(引用:Board Game Geek)
カードの左上には、カードを使う際のコスト。カードの下側にはカード効果と、ゲーム終了時に獲得する勝利点などが書かれています。
数多くのアイコンが存在しています。プロジェクトカード同士で相互作用があったりします。また、使用にあたり火星の開拓状況が影響するカードなどもあります。これをうまく使って、資源の獲得などを効率化していきます。
手番でやること
各ラウンドは、調査フェーズ、アクションフェーズ、生産フェーズの3フェーズによって構成されています。
調査フェーズ
プレイヤーは、ラウンド毎にプロジェクトカードの購入を行います。
4枚のカードを引き、1枚3金で0~4枚まで購入します。
(全部買いたいけど、買うとお金が減ってしまうので悩みます)
アクションフェーズ
プレイヤーは、5種類のアクションから1~2つを選んで実行します。
- プロジェクトカードのプレイ
- 通常プロジェクトの実行
- プロジェクトカード効果の使用
- マイルストーンの申請
- 個人ボード資源の変換
これを全てのプレイヤーがパスするまで続けます。
1.プロジェクトカードのプレイ
手札にあるプロジェクトカードを自分の場に配置します。
その際、左上に書かれたお金を支払う必要があります。
2.通常プロジェクトの実行
6種類のアクションのうち1つを実行します。
- プロジェクトカードを捨てて、資金を獲得
- エネルギーを1上げる
- 気温を1℃上げる
- 水タイルを配置する
- 緑地タイルを配置する
- 都市タイルを配置する
3.プロジェクトカード効果の使用
(引用:Board Game Geek)
自分の場に配置したプロジェクトカード(青)の効果を使用します。
4.アワードとマイルストーン
ゲーム終了時に勝利点となる「アワード」と「マイルストーン」の条件を申請します。
各条件は、ゲームボードの下に書かれています。
5.個人ボード資源の変換
個人ボードに集めた資源を変換することでアクションを行います。
- 8植物➔緑地タイルを配置する
- 8熱➔気温を1℃上げる
生産フェーズ
個人ボードのパラメータで、キューブの置かれている場所にかかれている数字の分だけ、資金&資源を獲得します。
テラフォーミングポイント
ゲームボードの外周には、テラフォーミングポイントが書かれています。
これは、ゲーム終了時に勝利点になります。気温を1℃上げると、テラフォーミングポイントが1つ上がります。
ゲームの終了と勝利点計算
ゲーム終了条件を満たした後、勝利点(VP)の計算を行います。
計算する項目は、以下の5項目です。
- テラフォーミングポイント
- アワード(条件達成順位に応じてVP)
- マイルストーン(条件達成に応じてVP)
- ゲームボード(緑地タイル:1VP、都市タイル:隣接緑地タイルにつき1VP)
- カード(配置したカードのVP)
実際に遊んでみて
カードでコンボを決めつつ、各パラメータをいかに上昇させていくかに頭を悩ませるゲームです。
個人的には、とても苦手なゲームでした。というのも、未知のカード同士の相互作用を活かしきれない場面も多々あり、カードを随分無駄打ちしたなぁという感じでした。
おそらくは、先に強いカードを建ててそれが活きるようにコストの低いカードを使っていくという感じなのでしょう。初回プレイではそこまでコントロールできずでした・・・
カードテキストを使って、コンボをさせるゲームが好きな方は好きだと思います。コンボがはまると非常に気持ちがいいはずです。
カードデッキは完全ランダムなので、ゲーム序盤でも強いカードは登場します。よ~く読んで、使えそうかどうかを判断する必要があります。各パラメーターがどのようなペースで上がっていくかなども、一度遊んでみてつかめると思うので2回目からが楽しいゲームのはずです!
おわりに
今回は、『テラフォーミング・マーズ』をご紹介しました。カードテキストが沢山あるゲームなので、日本語版の発売を待つべきゲームです。
日本語版のアナウンスがアークライトゲームズさんからされており、2017年中に発売する予定だそうです。
カード効果をつかってコンボさせるゲームがお好きな方には堪らないゲームなのではと思います。KDJ受賞あるのかが気になる限りです!