アメリカで開催中のアナログゲームイベントの「GEN CON 2018」で発表された新作ゲームを紹介します。個人的に気になったゲームをピックアップしてみました。
『Gen Con』について
Gen Con(ジェンコン)は、来場者数と行われるイベントの種類の双方において北米最大の卓上ゲームコンベンションである。伝統的なペンと紙、ボード、カードを用いるロールプレイングゲーム、ミニチュア・ウォーゲーム、ライブアクションRPG、トレーディングカードゲーム、ボードゲームなどが対象とされる。 (引用:Wikipedia)
2003年以降、インディアナ州の「インディアナポリス」で開催されており、アメリカ市場向けの商品の発表などがエッセンなどに先駆けて行われる重要なイベントとなっています。今年は、8月2日~8月5日の4日間に渡って行われます。
Good morning #GenCon!!! pic.twitter.com/j2taqlHnVV
— Fantasy Flight Games @ Gen Con (@FFGames) 2018年8月2日
First #GenCon and I’m already worried about how these guys are getting off the escalator #gencon18 pic.twitter.com/M2Jxg2YzU8
— Jeff Vrabel (@jeffvrabel) 2018年8月2日
The @Gen_Con doors are open!#gencon pic.twitter.com/CkWzl55pzE
— IN Convention Center (@icclos) 2018年8月2日
とっても盛り上がってますね。祭りだ~
創造神として素晴らしい土地を作るタイル配置ゲーム!『Orbis』
(引用:Board Game Geek)
ゲーム名 | Orbis |
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デザイナー | Tim Armstrong (II) |
人数 | 2~4人 |
時間 | 45分 |
年齢 | 10歳~ |
メーカー | Space Cowboys |
『Orbis』ではプレイヤーは最高の宇宙を創り出す神となり、失われた土地をより実りのある土地にすることを目指すゲームです。
手番では、場の中心から地域もしくは神のタイルをとります。地域タイルには、取ったタイルと同じ色の崇拝者が隣のタイルに置かれます。
ゲームシステムとしては、ネットワークビルド&タイルプレイスメントとなるそうです。『宝石の煌き』『T.I.M.E Stories』『アンロック!』など遊びごたえのあるゲームを毎回リリースしているSpace cowboys社の新作ファミリーゲームとあってルール詳細は公開されていませんが、期待が高まります。
クニツィア氏の列島開拓ゲーム!『ブルーラグーン』
(引用:Board Game Geek)
ゲーム名 | ブルーラグーン (Blue Lagoon) |
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デザイナー | Reiner Knizia |
人数 | 2~4人 |
時間 | 30~45分 |
年齢 | 8歳~ |
現在においても、ポリネシア人による太平洋諸島の植民地化は大きな謎であり、数千キロを超える島々の大部分でポリネシア人は手作りボートに乗っています。
『ブルーラグーン』では、プレイヤーは新しい列島の島々に広がる入植者のグループを使い、富の発見、村を建設などを行います。
ゲームデザイナーは、数多くのゲームを世に送り出しているライナー・クニツィア氏です。日本語版の発売がアークライトゲームズから発表されています。
盤面のヘキサマップがそそる!!!
【お知らせ】
青き入江(ブルーラグーン)の楽園の如き島々――前人未到の地はポリネシアの船乗りや冒険家にとって宝の山!ココナッツやペリドットなどの資源を集めつつ、部族全員の力を借りて様々な島に生活圏を広げよう!
『ブルーラグーン 完全日本語版』鋭意製作中!発売時期は続報をお待ちください pic.twitter.com/FA7GpkcSJY— アークライトゲームズ (@ArclightGames) 2018年7月20日
探険してスカラベの獲得を目指すタイル配置ゲーム!『スカラビア 』
(引用:Board Game Geek)
ゲーム名 | スカラビア (Scarabya) |
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デザイナー | Bruno Cathala, Ludovic Maublanc |
人数 | 2~4人 |
時間 | 20分 |
年齢 | 8歳~ |
『スカラビア』は、考古学チームのリーダーとして探険を計画し、掘削やキャンプを行うことで、謎を解明するための金のカブトムシを集めることを目指します。
基本メカニズムはタイルプレイスメントとなっており、個人ボードにタイルを配置することでスカラベの獲得を競います。
写真の感じでは、『パッチワーク』や『クマ牧場』なんかを彷彿とさせますね。
ゲームデザイナーは、『Mr.ジャック』や『プー』をデザインしたブルーノ・カタラ氏とルドヴィク・モーブラン氏のコンビ。
こちらも、アークライトゲームズから日本語版の発売が案内されれいます。
【お知らせ】
世界各所の古代遺跡でスカラベ型の遺物が発見された!人々はこのスカラベを生んだ文明をこう呼んだ――スカラビアと。調査団は遺跡にキャンプを設営し、手際よく発掘現場を区切って多くのスカラベを発掘せよ!
『スカラビア 完全日本語版』鋭意製作中!発売時期は続報をお待ちください pic.twitter.com/ZJN8n9GrYb— アークライトゲームズ (@ArclightGames) 2018年7月20日
スピードタイル配置ゲーム!『Kaosmos』
(引用:Board Game Geek)
ゲーム名 | Kaosmos |
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デザイナー | Kane Klenko |
人数 | 2~6人 |
時間 | 20~30分 |
年齢 | 10歳~ |
メーカー | Gigamic |
『Kaosmos』は、スピードを競うタイル配置ゲームです。各プレイヤーは時間内に9種類のタイルを使って銀河を構築します。
小惑星の軌道をできるだけ長くとり、惑星タイルを並べ替えます。ゲーム中にはKaosカードが道場し、各プレイヤーは毎回新しいルールに適応する必要があります。
ゲームデザイナーは、リアルタイムゲーム『Fuse』を手がけたKane Klenko氏。『クアルト』などを手がけるGigamic社からの新作とあって遊びごたえのあるゲームを期待してしまいます。
参考
ゲーム紹介『フューズ (FUSE)』 : ニコボド | ニコのボードゲーム日記
参考
Kaosmos | Board Game | BoardGameGeek
大航海時代のポルトガルで影響力示すダイスロールゲーム!『コインブラ』
ゲーム名 | Coimbra |
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デザイナー | Flaminia Brasini, Virginio Gigli |
人数 | 2~4人 |
時間 | 60~90分 |
年齢 | 14歳~ |
メーカー | eggertspiele |
15〜16世紀、ポルトガルは大航海時代に繁栄しました。コインブラは、ポルトガルの中心に位置し、国の文化的中心地として機能します。
プレイヤーは、コインブラの最も古い一族の一員として、近くの修道院との関係を深めたり、探検に資金を提供することで威信を得ることを目指します。この目的を達成するには、市の最も影響力のある市民から恩恵を得る必要があります。
意思決定の多くの場面に影響を与える革新的な新しいダイスメカニズムを導入しています。 勝利への道はたくさんありますが、プレイヤーは常にダイスロールの結果と最適な選択肢を選ぶことが必要になります。市民、探検隊、修道院の変化する状況との相乗効果も相まって、毎回違った展開が楽しめます。
こちらもホビージャパン社から日本語版の発売が案内されています。
【新製品案内】本日『コインブラ』日本語版の案内を各取引先様に送付いたしました。GEN-CON新作となるダイスドラフトやエリアマジョリティなどの様々な要素のあるゲーマーズゲームです。
近日中に各店舗様で受注がはじまると思いますので、よろしくお願いいたします。 pic.twitter.com/MjsihuuS5I— ホビージャパン・ゲームツィート (@HobbyJAPAN_GAME) 2018年7月17日
参考
eggertspiele – and the tactics grabs you.
博物館を充実させるセットコレクションゲーム『Museum』
(引用:Board Game Geek)
ゲーム名 | Museum |
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デザイナー | Eric Dubus, Olivier Melison |
人数 | 2~4人 |
時間 | 45分 |
年齢 | 10歳~ |
メーカー | Space Cowboys |
時は20世紀になってすぐの博物館における黄金時代です。博物館への来場者が増えるに従って、博物館を成長させるためにコレクションと知識レベルの争いが激しい時代でした。
プレイヤーは、博物館のオーナーとなり世界中の探検家を送り、新しいコレクションを発見します。発見した遺物はコストを支払って自分の博物館に置いてコレクションを増やします。
ゲームでは、遺物のカテゴリや時代などの様々なコレクションを集めつつ新しい遺物の発見のため有名な考古学者を雇います。
アートワークは、『キョンシー』や『ニューヨーク1901』などを手がけたVincent Dutrait氏が手がけており、ユニークイラストは300点以上とか。イラストきっかけで知った作品です。
参考
Museum | Board Game | BoardGameGeek
クニツィア氏の名作チグリス・ユーフラテスの姉妹作!『Yellow&Yangtze』
(引用:Board Game Geek)
ゲーム名 | Yellow&Yangtze |
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デザイナー | Reiner Knizia |
人数 | 2~4人 |
時間 | 90分 |
年齢 | 14歳~ |
戦国時代(紀元前475-221年)には、秦、朱、氣、燕、漢、魏、趙の7つの国の間で数々の戦いが行われ、最終的に西暦221年に統一され、現在の中国の原点を築きました。その舞台となった主な川が黄河と揚子江です。
『Yellow&Yangtze』は、ライナー・クニツィア氏の名作ゲーム『チグリス&ユーフラテス』のリメイク作となっています。
『Yellow&Yangtze』では、プレイヤーはタイル配置によって文明を構築します。 プレイヤーには、5種類のリーダーが与えられ、他の国のリーダーと争います。ボード上で相手のプレイヤーとつながるとき、紛争が起こります。このとき相手に勝てるように勢力を拡大していきます。
参考
Yellow & Yangtze | Board Game | BoardGameGeek
新人科学者として新しい科学理論を発見するために奔走するゲーム!『Newton』
ゲーム名 | Newton |
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デザイナー | Simone Luciani, Nestore Mangone |
人数 | 2~4人 |
時間 | 60~100分 |
年齢 | 10歳~ |
17世紀中頃、ガリレオ・ガリレイ、コペルニクス、ケプラー、ベーコン、アイザック・ニュートンなどによって科学革命がおきました。
このゲームでは、プレイヤーは若手科学者となりヨーロッパを旅行し、大学や都市を訪れ、新しい理論を発見するために学び、新しい道具を作り、収入を得るために働きます。
(引用:Board Game Geek)
デザイナーの1人は『ツォルキン』『マルコポーロの旅路』などをデザインした1人Simone Luciani氏となっており、注目のゲーマーズゲームです。
なお、本作は既にテンデイズゲームズから日本流通が案内されています。
というわけで、ここまでで確定しているテンデイズゲームズ秋のラインナップです。
・テオティワカン
・ダイスセトラーズ
・チューダー
・ニュートン
・マグナストーム
・オーディンの祝祭:拡張 ノース人
あと、「ミューラ」のリメイクもやっと出せそうです。— タナカ マコト (@tanakama) 2018年8月2日
参考
Newton | Board Game | BoardGameGeek
禁断のシリーズ最新作!『Forbidden Sky』
(引用:Board Game Geek)
ゲーム名 | Forbidden Sky |
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デザイナー | マット・リーコック |
人数 | 2~5人 |
時間 | 60分 |
年齢 | 10歳~ |
メーカー | Gamewright |
『Forbidden Sky』は、『禁断の島』『禁断の砂漠』などの禁断の~シリーズ最新作の協力ゲームです。ゲームデザイナーは、パンデミックシリーズなどを手がけるマット・リーコック氏。
今回は、天空にある研究施設が舞台。秘密のロケットを発射するためにケーブルの回路を接続します。雷に打たれるもしくは下界に吹き飛ばされる前にミッションの達成を目指します。
参考
Forbidden Sky | Board Game | BoardGameGeek
モンスターと戦いコインを集めるゲーム!『Megaland』
ゲーム名 | Megaland |
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デザイナー | Ryan Laukat, Malorie Laukat |
人数 | 2~5人 |
時間 | 20分 |
年齢 | 8歳~ |
メーカー | Red Raven Games |
『Megaland』は、ビデオゲームでモンスターと戦いコインを集めるゲームです。手番ではキャラクターの配置と宝の配置を行い、モンスターと対峙します。
集めた宝物は、様々な建物に投資をすることができ、各建物の一時的もしくは永続的な効果を利用してモンスターとの戦いを有利に進めコインを20個集めることが最終目標となります。
『Near and Far』や『Above and Below』などを手がけるRed Raven Gamesの最新作となっておりキャラクターデザインなども過去作と非常に似た雰囲気です。