ゲーム名 | フェイ |
---|---|
デザイナー | レオ・コロビーニ |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 約20分 |
対象年齢 | 10歳~ |
正体隠匿エリアマジョリティゲーム!
(引用:Fae-Zman Games)
『フェイ』は、正体を隠して自分の派閥の影響力を高めるエリアマジョリティゲームです。手番では5種類のドルイド駒を動かし、一定の条件を満たすと得点が入ります。
ゲームデザイナーは、『カルタヘナ』などを手がけたレオ・コロビーニ氏。本作は、代表作の1つである『クランズ (Clans)』をリメイクした作品になっています。
『クランズ (Clans)』は、2003年ドイツ年間ゲーム大賞の最終候補になっており、今回テーマが ファンタジー世界に変更されています。
勝利条件
ゲーム終了時、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
終了条件
全ての儀式が終わるもしくは駒を動かすことができなくなるとゲームが終了します。
ゲームの準備
ボードには5種類の土地があり、5種類の土地が1セットのエリアとして構成されています。各エリアに5種類のドルイド駒を配置します。
各プレイヤーに勢力カードを配り、他のプレイヤーにわからないように伏せてカードをおきます。これは、ゲーム終了時に公開します。
勢力カードはそれぞれドルイド駒の色と対応しており、正体を隠しながら自分の駒をうまく動かして高得点を狙います。
手番でやること
手番でやることは、ドルイド駒を動かすだけです。
隣接した土地に動かす
1つの土地を選んで駒を他の駒がある土地へ動かします。土地に複数の駒がいる場合、全ての駒を動かします。
移動できる駒の塊は7つまで
各土地から移動させることができる駒は7つまでとなっており、7つに到達すると隣接する駒を引き寄せるか孤立して儀式をおこなうかになります。
儀式
駒の塊の周囲の土地に他の駒がない状態になったら、まず5色全ての駒が揃っている場合には1個しかない駒を取り除き儀式カードの処理を行います。
儀式カードには上下に2種類の土地が示されており、カードの上側が「祝福された地形」。下側が「呪われた地形」を示しており、どの土地で儀式を行うかによって処理が変わります。
祝福された地形(得点化)
▲こんな感じで塊が形成されます
祝福された地形で儀式を行うと、その地形に置かれている地形にある色の駒は得点を獲得します。
得点:1点×配置されている駒の数+カードに書かれた得点
※どちらの地形でもない場合は、1点×配置されている駒の数を色ごとに得ます。
呪われた地形(カードの除去)
全ての駒を除去します。得点は入りません。
これを繰り返し、ゲーム終了条件を満たすまで行います。
実際に遊んでみて
正体隠匿ということもあり、序盤はお互い手探りの状態で駒を動かしていました。
序盤は、ひたすら集めた駒たちが呪われた地形に行って召されるという展開がくりかえされ、中盤あたりから得点化のアクションも入るという流れでした。
ある程度駒の動きには制約があるため、うまく呪われた地形を避けつつ自分の駒をキープして得点エリアに移動させる必要がありました。
目立った駒の集め方をすると正体がばれてしまいますが、自分の駒を多く祝福された土地に誘導しないと得点が伸びないし他プレイヤーを引き離せないというジレンマがあります。
儀式の際に、5色が集まるとその駒たちが取り除かれるという要素を使って引き離すのもいいでしょう。
長考しなければ、手番でやることは非常にすくないためあっという間にゲームが終わります。実際にプレイ時間は20分程度でした。1度での遊びではなかなか要領は掴みづらい気もするので2度遊んでみるとちょうど良いかもしれません。
おわりに
今回は正体隠匿系エリアマジョリティゲーム『フェイ』をご紹介しました。
エリアコントロールやパズル系の要素が好きな方は遊んでみるといいかもしれません。非常にシンプルなルールですが、なかなか考えどころがありますよ。
記事内でドルイドって連呼してますが、なんのことなのかはよくわかっていません(苦笑)
参考情報
遊んだ際にインストをしてくださったJin’sさんがインスト動画を公開されているので、細かいところなどはそちらをご確認されるといいかもしれません。ご参考までに。