ゲーム名 | パジャラコス (Pajarracos) |
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デザイナー | Paco Yanez |
プレイ人数 | 3~6人 |
プレイ時間 | 5~10分 |
対象年齢 | 6歳~ |
カラスから果樹園を守るカードゲーム!
『パジャラコス』は、自分の果樹園を育てるカードゲームです。出番では、果樹園の果物を増やしたり他プレイヤーにカラスを送り込み相手の妨害をします。
デザイナーは、スペインのボードゲームデザイナー・Paco Yanez氏。同スペインの出版社zacatrusから2018年に発売されたオリジナルゲームです。
勝利条件
ゲーム終了時、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
終了条件
全てのプレイヤーの手札がなくなるとゲームが終了します。
ゲームの準備
各プレイヤーに手札を5枚配り、ゲームを開始します。
カードは、「果物」「カラス」「かかし」全3種類。その中で果物カードは5種類、カラスカードは2種類、カカシは1種類で構成されています。
手番でやること
手番では、「果物」「カラス」「かかし」の3種類のカードのいずれか1つを場に出します。カードごとに処理が変わります。
1.果物カード
1種類の果物を場に出すことができます。同時に出すことのできる枚数の上限はありません。
場に出されたカードは場に残り、以後追加で同じ種類のカードがおけるようになります。
スペシャルフルーツ
特別な果物カードは、場に出ているカラスカードを引き寄せることができます。そのため、この果物は他のプレイヤーの場に出すこともできます。
自分の場にカラスカードがある場合、このカードを他のプレイヤーの場に出してカラスをおびき寄せます。
2.カラスカード
枚数上限なく、他プレイヤーの果物カードの上に出すことができます。
配置されたカラスカードは、手番終了時に果物カードの上にあると以下の処理が発生します。
カラス1羽の場合(左側)
果物カードが1枚減る
カラス2羽の場合(右側)
果物カード全てがなくなる
というわけでせっかく集めた果物カードがなくなってしまうので、かかしカードやスペシャルフルーツカードを活用して追い払います。
3.かかしカード
かかしカードは手番に1枚出すことができ、「カラスを追い払う」もしくは「果物カードを守る」ことができます。
カラスを追い払う
自分の場の果物カードの上にあるカラスカードを他プレイヤーの果物カードの上に追いやります。
(自分の場に2枚のカラスカードがある場合には、除去することも可)
果物カードを守る
果物カードの上にかかしカードを乗せ、カラスカードが乗らないように防御することができます。ただし、以後果物カードの上に追加でカードを置くことはできません。
手番の終了
カードを出したくない場合には、カードを自由に捨てることもできます。
手番終了時、手札が5枚になるようにカードを引きます。
得点計算
自分の場にある果物カードの枚数を数え、その合計値が得点になります。
最も多くの得点を獲得したプレイヤーがゲームに勝利します。
実際に遊んでみて
相手を妨害しつつ自分の畑を守るのに手に汗握るカードゲームでした。
手札に果物をためつつ、一気にカードを出して畑を育てるかじわじわカードを出していくか戦略がわかれます。
ただ、自分のカード枚数は公開情報であるため出しすぎるとカラスの攻撃をうけるためある程度回避術を持った上で果物カードを出す必要があります。
遊んだ限りでは、「かかしカード」「スペシャルフルーツカード」がないととっても手持ち無沙汰で不安になります。なので、回避策を手に持った状態で果物カードプレイを進めたいところです。
一方で、沢山点数を稼ぐにはなるべく手札は循環させて新しいカードを引いていった方がいいように思えました。
カードの引き運も大きく関わるため小さなお子さんと一緒にワイワイ楽しむのが良いんじゃないかな。
おわりに
今回は果樹園を育てるカードゲーム『パジャラコス』をご紹介しました。
自分の場札を拡大するのが好きな方は遊んでみるといいかもしれません!