ゲーム名 | ギズモ (Gizmos) |
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デザイナー | Phil Walker-Harding |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 40~50分 |
対象年齢 | 14歳~ |
プラスチックボールが魅力の拡大再生産ゲーム『ギズモ (Gizmos)』をルール概要と共にご紹介します!
アクションと獲得したカード効果がコンボする拡大再生産ゲーム!
『ギズモ』は、グレート・サイエンス・フェアに集まった科学者となり新しいマシンを造り出す拡大生産ゲームです。
ルールとしては、玉を獲得し場に並んだカードを自分の場に建てていくという流れです。建てたマシンが、玉の獲得の効率化などのパワーアップの要素を持っておりだんだんとコンボがつながっていくという感じです。
デザイナーは、ファミリーゲームを多くリリースしているフィルワーカーハーディン氏。代表作に『スシゴーパーティー』『クマ牧場』『イムホテップ』などがあります。
参考
ゲーム紹介『スシゴー・パーティー!(Sushi Go Party!)』 : ニコボド | ニコのボードゲーム日記
参考
ゲーム紹介『クマ牧場 (Bärenpark)』 : ニコボド | ニコのボードゲーム日記
『ギズモ 第二版 完全日本語版』は2019年8月8日発売!!
日本語版の発売がアークライト社から2019年8月8日に発売されました。
【製作中!】
偉大な科学者を目指し、さまざまなエネルギーと装置を上手く連携させて、夢のエンジン「ギズモ」を作り上げましょう!
エネルギー生成器が豪華なプラスチック製となった新バージョン『ギズモ第2版 完全日本語版』製作中!
発売時期は続報をお待ちください。 pic.twitter.com/zIEkhdTkrJ— アークライトゲームズ (@ArclightGames) January 11, 2019
今回ご紹介しているのは初版で、第二版ではエネルギー生成器がプラスチック製になっています!
ゲームの準備
場の中央にででーんと玉の入ったケースを配置します。この中に4色の玉が入っており、先から出てくる仕組みになっています。
ケースの中にはこんな感じでたっぷり玉が詰まっています!
そして、ギズモカード(建物カード)がレベル別に並びます。各レベルには、いくつの玉が必要かの目安が書いてあり、カードも玉と同じで4色用意されています。
個人ボードは、こんな感じの細いバーになっています。最初は寂しいのですが、ゲームが進むにつれてだんだんとカードが増えて賑やかになっていきますよ。
初期カードを個人ボードの下に配置してゲーム開始です!
手番でやること
手番では、4つあるアクションのうち1つを選びます。スタートプレイヤーから順に時計回りに手番を行います。
- 格納
- ピック
- 構築
- 研究
1.格納
場に並んだカードから1枚を選んで、倉庫(個人ボードの脇)に配置します。
倉庫に置いたカードは「構築」のアクションを行うと個人ボードに配置することができます。
上の写真の場合は、このアクションを選んだときには更に下にあるカード効果が適用され、好きな色の玉を1つ獲得することができます。
2.ピック
好きな玉を並んだ玉の中から1つ獲得します。
獲得した玉は、リングの中に入れて保管しておきます。
上の写真の場合は、ピックのアクションを選んだ際に獲得した玉の色に応じて追加のアクションが行えます。例えば、赤の玉を獲得した時は、追加でさらに2つの玉を獲得することができるのです!
3.構築
場に並んだカードもしくは「格納」したカードを構築します。
ギズモカードの左上には「どのアクションに対応するか」、右上には「勝利点」、左下には「コスト」が書かれています。構築する際は、手持ちの玉から左下のコストを支払います。
上の写真の場合は、構築したギズモの色に応じて追加アクションを行います。黄色のギズモを建てると追加で玉を獲得します。
3.構築
場に並んだカードもしくは「格納」したカードを構築します。
「アップグレード」は個人ボードの確保できるカードや玉の数が増え、「コンバーター」は玉の価値があがります。
4.研究
「研究」は好きな場のギズモの山札を確認し、その中から1枚を獲得。その後、「格納」もしくは「建築」のアクションを行えます。
開始時に、山札から引けるカードは3枚ですがアップグレードすることで山引きできる枚数を増やすことができます。
これを繰り返し、いずれかのプレイヤーがギズモカードを16枚獲得するもしくはレベル3のギズモカードを4枚獲得するとゲームが終了します。
得点計算
ギズモカードの右上に書かれた勝利点と勝利点チップの数を合計し、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
実際に遊んでみて
だんだんと手番で得られる玉の数が増えるのが楽しいゲームでした。
場のカードを見つつ、特定の色やアクションによって最大効果が狙えるように戦略を練っていく必要があります。
この戦略を取る中で、場のカードだけではどうにもならないところが出てくるのでその際には「研究」をつかって山引きすることに。
ラウンドが中盤を過ぎたあたりから、効果が最大限に発揮されて2つの玉が4つ分の価値を生んだりするような状況になっていくためできることがどんどん増えて加速していく感じがたまりません。
どうしてもほしいカードを確保できるが1手番多くつかう「格納」を使うのか、「構築」で一発建てを狙うのかはたまた「研究」で新境地を見出すのかの選択が楽しいです。
終盤は、レベル2・3カードの山引き合戦になっていく感じになってくるのでインタラクションはだんだん減っていくかもしれませんが、個人ボードのアクションを使いまくって効果を最大化するゲームなのでそういった個人ボード拡大系のゲームが好きなら絶対遊んでほしい1作
おわりに
今回は、アクションとカード効果がコンボする拡大再生産ゲーム『ギズモ』をご紹介しました。
コンボ系の拡大再生産ゲームがお好きな方はぜひ遊んでみてほしい一作です。