(出典:ゲームマーケット公式サイト)
ゲーム名 | リカーーーリング(ReCURRRing) |
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メーカー | 賽苑 (2016) |
ゲームデザイナー | 賽苑 |
人数 | 3~5人 |
時間 | 30分 |
年齢 | 8歳~ |
『リカーーーリング』は、手札と場札を交換することで勝ち残ることを目指すカードゲームです。
ゲームデザインは、『賽苑』というサークル単位でのクレジットとなっています。多くの2人用ゲームを制作しています。2010年にリリースした『KHMER』という作品は、『エレメンツ』という名前でドイツの大手出版社Pegasus Spieleから発売されました。
ゲームの目的
多くの数字カードを獲得することを目指します。
勝利条件
ゲーム終了時、最も多くの勝利点を持っているプレイヤーがゲームに勝利します。
ゲーム終了条件
いずれかのプレイヤーの手札がなくなると、そのラウンドが最終ラウンドになります。最終ラウンドが終わると、ゲームが終了します。
カードについて
カードは、「1」~「9」までの【数字カード】と【Rカード】があります。
- 【数字カード】
カードに書かれた数字と同じ枚数があります(「1」は1枚、「9」は9枚) - 【Rカード】
12枚あります
カードの表面は、エンボスがかかっています。そのため、カード自体のすべりが恐ろしいほどに良いです。
ゲームの準備
プレイ人数に応じてカードを用意し、各プレイヤーにカードを配り切ります。
手番でやること
手番でプレイヤーがやることは、【カードを出す】もしくは【パスをする】のどちらか1つです。
【カードを出す】
カードを出す時、場のカードよりも強いカードを出して勝つことで、場のカードを回収します。
出し方は、場に出ているカードと「同じ枚数のカードを出す場合」と「1枚多いカードを出す場合」の2通りあります。
同じ枚数のカードを出す場合
場に出ているカードの数字よりも、小さいカードを出すことで勝つことができます。
「R」カードは、同じ枚数を比べた場合には最弱のカードです。
(出典:ゲームマーケット公式サイト)
「6」が2枚場に出ている場合、「5」以下のカードを2枚出すことで勝つことができます。
1枚多いカードを出す場合
場に出ているカードの枚数よりも、1枚多いカード枚数を出すことで勝つことができます。
(出典:ゲームマーケット公式サイト)
「6」が2枚場に出ている場合、「9」を3枚場に出すことで勝つことができます。
カードの回収について
大きい数字のカードを出した場合、場に置いてあったカードは手札に加えます。
【パスをする】
カードを出せなかったり、出したくなかったりする場合、パスをすることができます。
パスをすると、以降はそのラウンドの勝負が決まるまで手番を行うことができません。
ラウンドについて
1人のプレイヤーが勝ち残ると、ラウンドは終了します。
勝ち残ったプレイヤーは、場に出ているカードを回収して自分の前に置きます。このカードは、ゲーム終了時に得点になります。
最終ラウンドについて
いずれかのプレイヤーが手札をなくすと、そのラウンドが最終ラウンドになります。最終ラウンドになるまで、ラウンドを繰り返し行います。
得点計算
獲得した数字のカード1枚につき、1点を得ます。
一番最初に手札をなくしたプレイヤーのみ、「R」のカードも1枚1点にすることができます。
おわりに
カードが循環していくシステムが印象的なゲームでした。
場のカードを獲得し、手札と掛け合わせることでより枚数の多いカードにすることができる点が面白いと感じました。
ただし枚数を増やしすぎてしまっても、カードを一度に出せるとは限りません。そのため、他のプレイヤーの出方をみつつ、うまくパスを使いながら手札をコントロールする必要があります。
一方で、どのようにすると勝つことができるのかの筋道を立てるのが非常に難しいと感じました。4~5回プレイしましたが、さっぱりです。勝った場合にも、勝因がよくわからなかったりする状態でした。もっと遊ぶと、何か見えてくるのかもしれません。