\ 新作ボードゲーム情報はこちら ✨ /

ゲーム紹介『ラミネートラミー (Laminate Rummy)』

ゲーム名 ラミネートラミー (LAMINATE RUMMY)
メーカー 四等星 (2016)
ゲームデザイナー りかち
人数 3~5人
時間 30~45分
年齢 9歳~

ゲームについて

プレイヤーは研究者となり、論文を完成させるラミー系カードゲームです。

このゲームは、テーブルゲーム創作サークル「イリクンデ」が作ったプレインカード『セブン』と組み合わせて遊びます。

ラミネートラミー (LAMINATE RUMMY)
(出典:『ゲームマーケット』公式サイト
セブン

ゲームデザイナーは、りかち氏です。『プエルのトリコ』というウェブサイトで、様々なオリジナルトランプゲームのルールを公開されています。


参考
プエルのトリコ

『セブン』のカード構成について

ラミネートラミー (LAMINATE RUMMY)
(出典:『ゲームマーケット』公式サイト
セブン

『セブン』は、7種類のマーク, マーク毎に7枚のカードなど7にこだわったプレイングカードです。マークによって、数字の幅が異なるのが特徴です。

カード構成

  • 桃色:1~7が各1枚
  • 紫色:2~8が各1枚
  • 橙色:3~9が各1枚
  • 黄色:4~10が各1枚
  • 水色:5~11が各1枚
  • 青色:6~12が各1枚
  • 緑色:7~13が各1枚

ゲームの目的

より多くの得点を稼ぐことを目指します。

ラミネートラミー
初期手札の様子

勝利条件

ゲーム終了時、
最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。

ゲーム終了条件

いずれかのプレイヤーが15点を超えたあと、そのプレイヤー以外のプレイヤーが全員2回ずつ手番を行うとゲームが終了します。

(※最初に15点を超えたプレイヤーは、あと1回だけ手番を行うことができます。)

ゲームの準備

  • 共通の場に「論文カード」を配置します。
  • 各プレイヤーに手札を3~4枚配ります。

    ラミネートラミー
    初期手札の様子

「論文カード」について

論文カードには、完成させるのに必要なカードの説明完成させたときに獲得できる得点が書かれています。

ラミネートラミー (LAMINATE RUMMY)
パッケージと論文カード

論文カード詳細

得点 枚数 説明
5ストレート 1点 4枚 5枚のシークエンス
7ストレート 3点 3枚 7枚のシークエンス
9ストレート 5点 2枚 9枚のシークエンス
11ストレート 9点 1枚 11枚のシークエンス
3カード 1点 4枚 同ランクのカード3枚
5カード 4点 3枚 同ランクのカード5枚
スリーペア 2点 3枚 同ランクのカード2枚のセットを3種類
フォーペア 5点 2枚 同ランクのカード2枚のセットを4種類
トリプルスリー 7点 1枚 同ランクのカード3枚のセットを3種類
4ストフラ 4点 2枚 同スートで4枚のシークエンス
6ストフラ 7点 2枚 同スートで6枚のシークエンス
49 2点 4枚 何枚でもよいのでランクの合計がちょうど49
100+ 6点 1枚 何枚でもよいのでランクの合計が100以上
AK 2点 1枚 AとKを1枚ずつ
オールイーブン 6点 1枚 偶数6種類を1枚ずつ
エンドフラグ 1点 1枚 ゲーム終了条件を満たしたプレイヤーが手に入れる

ゲームの流れ

手番について

手番は、スタートプレイヤーから順に1人ずつ行います。

手番でやること

手番でやることは、【カードを1枚手札にする】もしくは【論文カードを引いて、役をつくる】のどちらか1つです。

【カードを1枚手札にする】

カードを手札にする際、カードの取り方は以下の3種類があります。

  1. 山札から引く

    ➔ 山札から2枚カードを引き、1枚を手札に。残りの1枚を捨札にします。
  2. 捨札から引く

    ➔ 捨札置き場から1枚カードを引き、手札にします。
  3. 査読中の論文から引く

    ➔ 各プレイヤーが出した査読中の論文からカードを1枚引き(査読し)、手札にします。

【論文カードを引いて、役をつくる】

共通の場にある論文カードを引き、役となるカードを手札から出します。

ラミネートラミー (LAMINATE RUMMY)
7ストレート

役を完成させた論文カードは、査読中となります。論文は、出したカードが最後の1枚になったときに完成して初めて得点となります。なので、たくさん査読される必要があります。

ラミネートラミー (LAMINATE RUMMY)
完成した論文

論文が完成すると、上の写真のようになります。これらの完成した論文は、引用することができるようになります。

「論文の引用」について

手番で【論文カードを引いて、役をつくる】を行うときに、完成した論文を引用することができます。

つまり、査読中となるカードの枚数を減らすことができるのです。

下の写真では、4ペアのうち2ペア分は自分の論文を引用することで完成させています。

ラミネートラミー (LAMINATE RUMMY)
自分の論文の引用例

他人の論文を引用する場合には、引用させてもらう際に手札を1枚渡す必要があります。

得点計算

ゲーム終了時、各自完成させた論文の得点を合計します。最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。

おわりに

いかにして、自分や他人の論文を引用して最低限の査読枚数で論文を完成させるのかを悩むのが楽しいラミー系カードゲームでした。

とはいいつつも、序盤はそんなに簡単に完成することもできないのでどう論文を完成させていくのかを考えるのも面白いです。

ラミネートラミー (LAMINATE RUMMY)
21点獲得したときの様子

他人に査読してもらわないと、論文が完成しないという仕組みや「セブン」のカード構成と相まって、最高にしびれるゲームだなと思いました!

こちらのゲームは、「ゲームマーケット2016秋」で発表された新作ゲームながら、プリントプレイ(PnP)で遊ぶことができるようになっています。

「セブン」や「七つの紋章七つの部族」を持っている方は、プリントアウトしておくべしです!!

お気に入り度:★★★★☆ (8/10)