ゲーム名 | ニムト (6 nimmt!) |
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メーカー | メビウスゲームズ |
デザイナー | ウォルフガング・クラマー (Wolfgang Kramer) |
人数 | 2~10人 |
年齢 | 8歳~ |
時間 | 30分 |
今回は、巨匠 ウォルフガング・クラマー氏のロングセラーカードゲーム『ニムト』をご紹介します!
『ニムト』は、場に並んだ列の6枚目のカードを出すとカードを引き取らなけばいけないドキドキ感がたまらないゲームです。
実はこのゲーム、初めてボードゲーム専門店で購入したドイツゲームでとても思い入れの強いゲームです。そんなゲームの魅了をお伝えします。
ニムトはこんなゲーム!
『ニムト』は、場に並んだ牛のカードをなるべく引き取らないようにすることを目指すカードゲームです。
手番では、全プレイヤーがカードを1枚選択して同時に公開。その後、数字の小さい順に場にカードを並べていきます。
カード列の6枚目のカードとして出してしまった場合、その手前にあるカードを全て引き取らなければいけません。うまく自分のカードを引き取らない位置に出すことを狙います。
25周年記念版も制作される程のロングセラー定番カードゲーム!
『ニムト』は1994年に初版が発売され、2019年には25周年記念版が作られる程のロングセラーカードゲームです。
人気シリーズなので、様々なシリーズ作も制作されています。(それぞれ、カードを引き取るというメカニクスは同じだがルールが違います。)
- Take 5! (1998)
- 6 nimmt! Junior (2009)
- 11 nimmt! (2010)
- X nimmt! (2016)
- 6 nimmt! Brettspiel (2019)
デザイナーは、巨匠ウォルグガング・クラマー氏!!
ゲームデザイナーは、ウォルフガング・クラマー氏。
代表作には『エルグランデ』『ティカル』『トーレス』などがあり、過去に「ドイツ年間ゲーム大賞」を4度も受賞している有名デザイナーの1人です。
ニムトの【ゲーム準備】
カードは、1〜104までのカードで構成。各プレイヤーに手札カードを10枚ずつ配ります。
その後、共通の場にカードを4枚めくり、4つの列を作れば準備完了。
ニムトの【ルール】
「ニムト」は以下の手順でゲームをおこないます。
全プレイヤーが同時に手札のカードを1枚選んで裏向きに出す。
カードを表向きにし、数字の小さいカードから順にカードを各列に配置する。
【カード配置ルール】
手順2「カードを配置する」の詳細を説明します。
各列の一番右のカードと手番で出したカードの差を比べます。
下の写真の例では、出したカード①〜④をそれぞれ場に並んだ数字と比べます。
- 「出したカード」ー「各列の一番右の最小カード」≦-1の場合:好きな列のカードを全て引き取って、出したカードを列に配置する。
- 「出したカード」ー「各列の一番右のカード」≧1の場合:差の最も小さい列の一番右にカードを配置し、STEP.2へ。
先程の写真の例では、①〜④がそれぞれ以下の通り並びます。
- 「52」・・・「51」「56」「76」「100」の中で最も差が近いのが「51」なので、「51」の右隣に「52」を配置
- 「58」・・・「52」「56」「76」「100」の中で最も差が近いのが「56」なので、「56」の右隣に「58」を配置
- 「62」・・・「52」「58」「76」「100」の中で最も差が近いのが「58」なので、「58」の右隣に「62」を配置
- 「74」・・・「52」「62」「76」「100」の中で最も差が近いのが「62」なので、「62」の右隣に「74」を配置
各列にカードは5枚までしか配置できません。6枚目のカードになった場合は、1〜5枚目のカードを引き取ります。
引き取ったカードは、カードに書かれた牛のマークがマイナス点になります。
上の写真の例では、「74」のカードを出したプレイヤーが「45」「47」「56」「58」「62」のカードを引き取り、6点の失点を獲得します。
ニムトの【ゲーム終了と得点計算】
10枚の手札を出し切るとゲームが終了します。
今までに獲得したカードの牛の数を合計し、最も得点の低いプレイヤーがゲームに勝利します。
ニムト20周年記念版の【追加カード】
『ニムト』の20周年記念版では、「0.0」〜「0.9」の計10枚のカードが追加になっています。
通常ルールからの変更点
- ゲーム開始時、手札に追加カードを1枚ずつ配ります。手札は合計11枚に。
- 追加カードは、配置する列を自由に選べます。
実際にプレイするとこんな感じになります🔻
ニムトの【レビュー】
カードが6枚目の位置にならないようにどう回避するかを考えるのが面白い!
カードをいかに列の6枚目に出さないかを戦略的に行っていくゲームです。
各プレイヤーがどのカードを持っているか次第ではあるのですが、既に出ているカードとの差がなるべく小さいと出せる確度は上がっていくわけなので、その辺を考慮して数字を選ぶ楽しさがあります。
4人以下で遊ぶなら【戦略】のバリエーションルール必須!
先にご説明したおもしろさを十分に楽しめる「バリエーションルール」が【戦略】です。説明書にも4人以下で遊ぶ際のおすすめルールとなっており、「プレイ人数X10+4枚」の枚数で遊ぶものです。
登場する数字の幅が狭まり、ほぼ全てのカードが各プレイヤーの手元にある状態でゲームが始まるため、より数字と数字の間がつまりやすくヒリヒリした展開になります。
4人以下で遊ぶ際や、ゲーム好きな人と遊ぶ際には必ず入れたほうが良いバリエーションルールです。
単純なルール&同時にカードを出すのでサクサクと進む!
ゲームとしては、カードを1枚出すだけのシンプルなルールで万人受けるするゲームだと思っています。
カードを出した後の処理などは、少しややこしさはあるもののゲーム慣れた人が処理すれば特に問題はないでしょう。
また、「ニムト」はカードを全プレイヤー同時に選択するため、待ち時間がすくなく考える時間がぎゅっと凝縮されていてプレイした時の満足感も高いと個人的には思っています。
カードを出した後の処理はしっかり説明が必要&見落とし注意!
カードを出した後の処理については、カードの移動などはゲーム慣れした人がやれば良いのですが、ルールについてはしっかりと説明した方が良いでしょう。
小箱のカードゲームの中でもここの処理についてはやや難しい印象です。
また、ゲーム中出す場所の見落としなどはよくあるので4列の一番右の数字をよく見てプレイする必要があります。見落として、列を引き取ってしまった場合などはとても悔しいので要注意です!!
ニムトの【まとめ】
今回は、ロングセラーカードゲーム『ニムト』をご紹介しました。2人から10人までのプレイ人数に対応しており、幅広いシーンで活躍するカードゲームなので持っておくと重宝すること間違いなしです。
ゲームの魅力のポイントは以下の通り。
✔︎ 4人以下で遊ぶなら【戦略】のバリエーションルール必須!
✔︎ 単純なルール&同時にカードを出すのでサクサクと進む!
✔︎ カードを出した後の処理はしっかり説明が必要&見落とし注意!
ニムトの【ゲーム情報】
ゲーム名 | ニムト (6 nimmt!) |
---|---|
メーカー | メビウスゲームズ |
デザイナー | ウォルフガング・クラマー (Wolfgang Kramer) |
人数 | 2~10人 |
年齢 | 8歳~ |
時間 | 30分 |