ゲーム名 | カヴェルナ:洞窟対決 (Caverna: Cave vs Cave) |
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ゲームデザイナー | ウヴェ・ローゼンベルク |
人数 | 2人 |
時間 | 40分 |
年齢 | 12歳~ |
メーカー | ホビージャパン, Lookout Spiele |
洞窟を掘ってお部屋を作ろう!
『カヴェルナ:洞窟対決』は、洞窟を掘って部屋を作る2人専用拡大再生産ゲームです。
ゲームデザイナーは、『カヴェルナ』や『アグリコラ』で有名なウヴェ・ローゼンベルク氏。本作は、2013年に発表されたゲーム『カヴェルナ』のスピンオフ作品となっています。
ゲームの目的
自分の洞窟に部屋を作り、洞窟を掘り進めて鉱石を採掘しながら、品物を手に入れ、自分の洞窟を豊かにすることを目指します。
勝利条件
ゲーム終了時、得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
終了条件
全8ラウンドが終了すると、ゲームが終了します。
ゲームの準備
各プレイヤーは個人ボードを受け取りその上に洞窟タイルを配置します。個人ボードには5つの資源量などを示すコンポーネントが乗ります。
そして、場の中央にアクションタイルを並べます。上の写真は、タイルが乗っていない状態のボードとなっており、全12枚のタイルが配置されます。
手番でやること
手番では、アクション選択フェーズとアクション実行フェーズの2つを行います。この2つを行うとラウンドが終了します。
1.アクション選択フェーズ
アクションタイルが並んだボードから、1枚ずつアクションタイルを選びます。
選べるアクションタイルの数はラウンド毎に異なっており、詳細は以下の通りです。
- 1~3ラウンド:2枚
- 4~7ラウンド:3枚
- 8ラウンド:4枚
アクションタイル
▲全ラウンドで使用できるタイル
アクションタイルは、ラウンドが進む度に1枚ずつ増えていきます。
▲1~3ラウンドで使用できるようになるタイル
▲4~8ラウンドで使用できるようになるタイル
このようにラウンドが進むにつれて、実行できるアクションがだんだんと増えていきます。
2.アクションの実行
選んだアクションタイルを順に1つずつ実行します。今回は、初期タイル4つを例にどのようなアクションがあるかの説明をします。
洞窟工事
個人ボードのタイルを取り除きます。個人ボードにはゲーム開始時、9枚のタイルが配置されています。
裏面は部屋タイルとなっていて、このアクションを行うことで部屋タイルの建築可能な場所を広げると共に、新たな部屋タイルを供給します。
家事
必要コストを支払い、個人ボード上にへ部屋タイルを配置します。
部屋タイルは、ゲーム開始時6枚用意されています。「洞窟工事」などのアクションを行うことで、新しい部屋が追加されていきます。
部屋タイルには、必要資源の他に洞窟内での地形条件などもあります。上の写真の例では、1箇所壁をつくる必要があります。(壁を作るアクションはラウンド進行に応じて登場)
下刈り/栽培
個人ボード上の部屋にあるアクションを1つ実行することができます。この数字が増えると、その分多くの部屋のアクションを使うことができます。
また、記載されている資源も獲得します。
これを8ラウンド分繰り返し、ゲーム終了時に得点の多いプレイヤーが勝利します。
実際に遊んでみて
個人ボード上の部屋をいかに充実させていくかを考えるのが楽しいゲームでした。
部屋を充実させるために新しい部屋を作って、資源獲得の効率化を行うことの繰り返しです。相手の出方を見ながらのアクションタイル選びもなかなか悩ましいです。
必要な部屋を最低限の資源を使って揃える必要がありますが、地形の制限などもあって思うようにはいきません。最後の8ラウンド目には、4つもアクションを行えるので最後の盛り上がりもあります。
▲こんな感じでだんだんと部屋が充実していきます。
初回のプレイでは、点数の高い部屋を積極的に建築することで勝利点を多く獲得しましたが部屋をフル活用して「金」に変換しながら勝利点を獲得するのもありかなと思いました。
アクションタイル、部屋タイルそれぞれの登場タイミングなどがランダムであるため、毎回違ったプレイ感が楽しめます。他の戦略も試してみたくなる良い2人用ゲームでした。
おわりに
今回は、洞窟を充実させるゲーム『カヴェルナ:洞窟対決』をご紹介しました。
ゲーマーズゲームを2人で遊ぶ環境で重宝しそうです。