ゲーム名 | ガンジスの藩王 (Rajas of the Ganges) |
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ゲームデザイナー | Inka Br and, Markus Br and |
人数 | 2~4人 |
時間 | 45~75分 |
年齢 | 12歳~ |
メーカー | HUCH! |
藩王となり領土を拡大するゲーム!
『ガンジスの藩王 (Rajas of the Ganges)』は、6世紀のインドでヒンズー教徒の藩王ラージャとなり自分の領土を拡大するワーカープレイスメントゲームです。ワーカーを共通ボードに配置してアクションを行い、領土となる個人ボードを拡大していきます。
ゲームデザイナーは、『村の人生』や『EXIT 脱出:ザ・ゲーム』を手掛けたブラント夫妻です。
勝利条件
ゲーム終了時、得点トラックとお金トラックが交差しているプレイヤーの中でその差分が最も多いプレイヤーがゲームに勝利します。
終了条件
いずれかのプレイヤーの得点トラックとお金トラックが交差すると、ゲームが終了します。
すごくわかりにくいかと思うのですが、ゲーム盤面に得点トラックとお金トラックが2重になっていて、それぞれ向かいあって動きます。
ゲームの準備
場の中央にボードを並べ、セットアップをします。
各プレイヤーには個人ボード、3つのワーカー駒、4つのダイスを配ります。
手番でやること
手番では、自分のワーカー駒をアクションスペースに配置します。
各アクションの種類は以下の通りです。
- ダイスを増やす
- 船を動かす
- タイルを獲得する
- お金を獲得する
- 特殊アクションを行う
1.ダイスを増やす
ダイスを1つ増やします。指定のダイスを1つ支払って指定のダイス2つを獲得するものと単純にダイスを1つ獲得するものの2種類があります。
2.船を動かす
船コマを移動させます。移動した先のマスに書かれたアクションを行います。
3.タイルを獲得する
ダイスを支払い、タイルを獲得します。タイルはダイスと同様に4色あり、ダイス目の合計値に応じてタイルを獲得できます。
獲得したタイルは、個人ボードに繋げて配置します。タイルに描かれた建物タイルに応じて勝利点を獲得したり、道の繋がり方に応じて追加ボーナスを得たりします。
4.お金の獲得
個人ボードに配置されたタイルには、3種類のお金を産み出す資源が書かれています。それに対応した場所にワーカーを配置することでお金を獲得します。
5.特殊アクション
6種類のアクションが用意されており、示されたダイス目と一致するダイスを支払うことでアクションを行うことができます。詳細は割愛!!
ラウンドの終了
5つのアクションを行い、全てのプレイヤーのワーカーの配置が終わると次のラウンドへ移ります。
いずれかのプレイヤーが勝利条件を満たすまで、これを繰り返します。
実際に遊んでみて
ダイスを増やしつつ、個人ボードへのタイル配置するのが楽しいゲームでした。道が多くつながるタイルはコストが高くなっており、そこにダイス目をあわせていきます。
ダイスも画期的に増える手段がなく、個人ボードの得点や船駒の移動など様々な要素を駆使して集めていくのが楽しいです。
ゲームの終了条件にある得点とお金のバランスの取り方がなかなか難しく、どちらを優先して攻めていくのかにも頭を悩ませます。
個人ボードへのタイル配置があったり、色とりどりのダイスがあったりと非常に色鮮やかでザ・ボードーゲーム遊んでいる感(?)もあって良いですね。
▲ゲーム終了時の個人ボードの様子
残念な点としては、ゲーム終了条件を満たしたプレイヤーしか勝敗に絡めないという点。そして、そこで打ち切りになってしまうところでしょうか。フラグ切った次のラウンドで終了とかであればやりきった感がでるのですが、やりたいことをやりきれず不完全燃焼感が残りました。
おわりに
今回は、ダイスを振って領地を充実させるゲーム『ガンジスの藩王』をご紹介しました。
色鮮やかな盤面が素敵なゲームです。個人タイル配置ゲームが好きな方にもオススメです。