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【ゲーム紹介】世界の七不思議:建築家たち|簡単ルールで最大7人まで遊べるファミリー向けボードゲーム!!

【ゲーム紹介】世界の七不思議:建築家たち

こんにちは、ニコです。

『世界の七不思議』というボードゲームをご存知ですか? 手元に回ってくるカードからどの種類のカードを取るのかが悩ましいカードドラフトゲームの代名詞とも言える名作です。

今回は、そんな『世界の七不思議』シリーズの最新作『世界の七不思議:建築家たち』をご紹介します‼️

世界の七不思議:建築家たちは【こんなゲーム】

『世界の七不思議:建築家たち』は、歴史に名を刻む壮大な七不思議の建造物を建設することを目指すゲームです。

世界の七不思議:建築家たちは【こんなゲーム】

手番でやることは、3箇所の山札のうち1箇所からカードを1枚選んで場に出すだけ。

カードのアイコンは全5種類。アイコンの種類に応じて、「建物の建造」「個人能力の強化」「他プレイヤーとの戦闘」などをおこないます。

大人数対応で定番になる得るファミリーボードゲーム!

オリジナル版(無印の『世界の七不思議』)とテーマや使用しているアイコンなどは共通ですが、完全な別ゲーム

ルールが簡単で、『世界の七不思議』が苦手なプレイヤーでも遊べる大人数対応のファミリーゲームです。

はっきり言うと基本の『世界の七不思議』のプレイ感が好きな人向けのゲームではないです。

この記事がおすすめな人
  • 『世界の七不思議:建築家たち』がどんなゲームか&遊び方を知りたい人
  • 大人数で遊べるファミリーボードゲームを探している人
  • 通常の『世界の七不思議』が苦手な人

詳細は、ルール/遊び方説明とレビューでゲームの魅力を解説しますので最後までお読み頂ければ幸いです。

世界の七不思議:建築家たちの【ゲーム準備】

各プレイヤーは、自分の率いる国を選びます。
全7種類の国が用意されていて、建造する建物の形状も能力も異なります。

世界の七不思議:建築家たちの【ゲーム準備】

こんな感じで筆箱のような箱に入っていて、国ごとの特殊能力も箱に記載されている親切設計。

世界の七不思議:建築家たちの【ゲーム準備】

箱に入っている山札をケースごと左プレイヤーとの間に配置。そして、自分の建物を未建設側を上に向けて配置します。

各建物のパーツには建設に必要な資源が描かれていて、【同じ種類で建てられるもの(=)】【異なる種類を集めて建てられるもの(≠)】の2種類があります。

世界の七不思議:建築家たちの【ゲーム準備】

場の中央には、【共通デック】【猫コマ】【進歩トークン】【交戦トークン】【軍事勝利トークン】を配置してゲーム準備完了です!

各プレイヤーに配られるケースとコンポーネントの質の高さに感動しました!!

特に、建物の形がそれぞれユニークなのも最高ですね。

そして、ケースはしっかりしたプラスチックケースとなっていますし、箱にピッタリ収まるのでインサートいらずです!

ニコ

世界の七不思議:建築家たちの【ゲーム準備】
▲カッコイイ形の建物たち✨

世界の七不思議:建築家たちの【遊び方/ルール】

手番では3つのデックから1つを選んで、1枚カードを引いて自分の場に配置します。

世界の七不思議:建築家たちの【遊び方/ルール】

カードは全5種類あり、それぞれ以下のような特徴を持ちます。

効果
資源(「木材」「「レンガ」「石材」「紙」「水瓶」)を獲得。
➡️ 建物を建てるための条件が揃ったら建物を建設。使用したカードは捨て札に。
世界の七不思議:建築家たちの【遊び方/ルール】
5種類の資源のどれとしても扱うことができる「コイン」を獲得。
➡️ 建物を建てるための条件が揃ったら建物を建設。使用したカードは捨て札に。
ゲーム終了時の得点を獲得。
➡️ 一部のカードには【ネコ駒アイコン】が描かれている。世界の七不思議:建築家たちの【遊び方/ルール】
3種類の科学シンボルを獲得。
➡️ 「同じアイコン2枚」or「異なるアイコン3枚」が揃うと、場から【技術タイル】を獲得。使用したカードは捨て札に。
世界の七不思議:建築家たちの【遊び方/ルール】
軍事力を獲得。
➡️ 一部のカードには【角笛アイコン】が描かれている。世界の七不思議:建築家たちの【遊び方/ルール】

ネコ駒アイコンの処理

猫アイコンのついた青カードをプレイすると、【ネコ駒】を受け取ります。

世界の七不思議:建築家たちの【遊び方/ルール】

これを持っていると手番開始時に中央山札の一番上のカードを秘密裏に見ることができます。また、ゲーム終了時に所有していると2勝利点になります。

角笛アイコンの処理

【角笛アイコン】が出ると、【交戦トークン】をアイコンの数分裏向きにします。

世界の七不思議:建築家たちの【遊び方/ルール】

【交戦トークン】が全て裏返ると戦闘処理が発生します。

両隣のプレイヤーと【軍事力】を比べ、相手より上回っていると【軍事勝利トークン】を獲得。戦闘処理終了後、【角笛アイコン】のついた赤カードは捨て札に。

ゲーム終了と得点計算

いずれかのプレイヤーの建物が完成するとゲームが終了します。

その後、以下の得点を合計し、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。

  • 建築済のタイル
  • 猫コマ
  • 青カード
  • 軍事勝利トークン
  • 進歩トークン

世界の七不思議:建築家たちの【レビュー】

家族で遊ぶのに丁度いいルール量!

3箇所からカードを1枚引くだけという非常にシンプルなルールに加えて、両隣のプレイヤーとの軍事比べなどがあることによって程よくインタラクションがあるファミリーゲームです。

「建物」「軍事」「勝利点」のどの組み合わせて得点を採るのかについては、複数の得点ルートで得点を獲得していくゲームの入門として非常に良いなと感じました。

「科学」についても、序盤で獲得することで3つのルートのどこに重点を置いてゲームを進めるかの短期指標にもなります。

オリジナル版からしっかりと継承されている点が、この複数の得点ルートからの得点になります。

最大7人プレイ可能なボードゲームは貴重!今後定番になりそうな予感✨

大人数でゲームを遊ぶ際に選択肢になるボードゲームは、実質カードゲームになるシーンは多いのではないでしょうか。

先に説明した通り、ルール説明が数分で終わって最大7人までプレイできる、そして人数によってプレイ感はあまり変化しないのは良い点です。

ボードゲームカフェやゲーム会などで重宝するゲームという印象を受けました。

異なる建物を選ぶことで戦略が変化!

使用するデッキと建物が7種類あるので、異なるデッキを選べば毎回少し違った戦略を取ることができます。

建物固有の能力を活かすことが短期目標になりますし、25枚のカード内訳が分かれば欲しいカードの出現確率も異なります。

その辺を把握するとより深く楽しめます!カード構成内訳を作りましたので、気になる方は >> こちら をクリック

本家『世界の七不思議』が苦手な人向けのゲーム!

冒頭で、”本家『世界の七不思議』が好きな方向けではない”と書きましたがその理由をここで説明します。

本家『世界の七不思議』は、ドイツ年間ゲーム大賞のエキスパート部門で最初に大賞を受賞したゲームです。当時、このゲームに賞をあげるためにエキスパート部門が新設されたとかされてないとか。

実際に、複数の得点獲得ルートが用意されている上に両隣のプレイヤーの資源を購入する要素などやや複雑です。

本家『世界の七不思議』の面白さは手元に回ってくるカードを見て、「自分の七不思議の完成など先を見通した選択」。そして「両隣の状況に応じたカード選択」が面白いゲームだと個人的に思っています。

本作では、目の前のカードから何を選ぶかが主になっていて、カード選択の動機に長期的な戦略などはあまりないわけです。

中長期の戦略を建ててⅠ〜Ⅲ時代を進めるのが好きな方には、本作「世界の七不思議:建築家たち」はおすすめできません。そして、そういった中長期プランを自分で考えるのが苦手な方向けのゲームと言えます。

世界の七不思議:建築家たちの【まとめ】

今回は世界の七不思議シリーズの最新作『世界の七不思議:建築家たち』の魅力をご紹介しました!レビューのポイントをまとめると以下の通り。

ポイント

  • 家族で遊ぶのに丁度いいルール量!
  • 最大7人プレイ可能なボードゲームは貴重!今後定番になりそうな予感✨
  • 異なる建物を選ぶことで戦略が変化!
  • 本家『世界の七不思議』が苦手な人向けのゲーム!

テクニカルな「世界の七不思議」を想像すると肩透かしを受けますが大人数で遊べるファミリーボードゲームを探している人にはおすすめのゲームで、2022年のドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされるポテンシャルのあるゲームではないかなと思っています。ここまでお読みいただきありがとうございました!


世界の七不思議:建築家たち
ゲーム名世界の七不思議:建築家たち (7 Wonders Architects)
ゲームデザインアントワーヌ・ボザ
プレイ人数2~7人
プレイ時間約25分
対象年齢8歳~
発売元株式会社ホビージャパン
発売日2021月10月下旬
定価¥6,160(税込)