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ゲーム紹介『ドイツ年間ゲーム大賞2016 (Spiel des Jahres 2016)』

先日、『ドイツ年間ゲーム大賞2016 (Spiel des Jahres 2016)』の大賞作が出そろいました。
そこで、結果と当日ライブ配信を見ていたのでどんな感じだったかをご紹介します。

「ドイツ年間ゲーム大賞」について

『ドイツ年間ゲーム賞』は、1979年から続くドイツのアナログゲーム賞の1つです。ノミネートから大賞決定まで、審査員が決定します。

歴史が長いこともあり、世界的に注目される賞の筆頭となっており、受賞したゲームは箱に大賞をとったことを表すポーンマークをつけることができます。

2000年からはキッズゲーム大賞、2007年からはエキスパートゲーム大賞も新たに設けられています。現在では合計3部門の発表が行われます。年間ゲーム大賞・年間エキスパート大賞は7月。年間キッズゲーム大賞は6月に発表されます。それぞれの審査員が違います。個人的な話になりますが、私がボードゲームにはまるきっかけになったのも「このポーンマークは何ぞ?」というところからだったので、とても思い入れがあります。

年間ゲーム大賞:『コードネーム (Codenames)』

スパイになり、散りばめられた仲間のスパイのコードネームを見つけ出すチーム戦の協力ゲームです。共通の場には、25枚のカードが置かれています。その中から、自分のチームのコードネームに関してスパイマスターが手下に伝え、手下がそれを読み取って当てます。場にあるカードを複数正解できるような、言葉の選び方が難しく、鉄板なパーティーゲームです。

コードネーム日本語版

ゲームデザインは、チェコのボードゲームデザイナー「ヴラーダ・フヴァチル(Vlaada Chvátil)」氏。「Through the Agesシリーズ」や「Mage Knight Boardgame」、「ギャラクシートラッカー」、「スペースアラート」など数多くあります。大手ボードゲーム情報サイト「Board Game Geek」のランキングの20位以内に4作品もランクインしている売れっ子作家です。

年間エキスパート大賞:『アイル・オブ・スカイ:族長から王へ (Isle of Skye)』

スカイ島の王になるため、島を発展させるゲームです。
手番でタイルを値付けして売買し、タイルを配置します。自分の城から島を広げていくという箱庭的な要素が魅力です。各ラウンドの終了時に得られる得点方法は、ランダムに決まるため毎回異なったゲーム進行になります。そのため、リプレイ性の高いゲームになっています。

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ゲームデザインは、「Andreas Pelikan」氏と「Alex ander Pfister」氏の2人。
同様に2人でゲームデザインした『ブルームサービス(Broom Service)』は、2015年のドイツ年間エキスパートゲーム大賞を受賞しています。今回、2年連続で大賞を受賞するという快挙を達成しています。
日本では、「ジーピー」さんが取り扱っています。

アイルオブスカイ 【ゲーム紹介】アイル・オブ・スカイ:族長から王へ (Isle of Skye)

年間キッズゲーム大賞:『ストーンエイジジュニア (Stone Age Junior)

2008年のドイツ年間ゲーム賞にノミネートされた「ストーンエイジ(Stone Age)」を低年齢向けにリメイクした作品。

資源を集めて、小屋を3つ建てることを目指します。ボードの周りにある森タイルをめくることで森タイルには駒を移動させたり資源を得たりすることができます。

資源を獲得して、家を建てる「ストーンエイジ」の基本アクションを学べるゲームとなっているみたいです。日本では、「メビウスゲームズ」さんが取り扱っています。

年間ゲーム大賞・エキスパート大賞発表の様子

発表当日の7/18は、日本時間の17:20頃からUstreamで配信がありました。

USTREAM: Spiel und Kennerspiel des Jahres 2016: . ゲームバラエティ

順序としては、
《年間エキスパート賞ノミネート作品の紹介VTRと表彰状贈呈≫
➡︎≪年間エキスパート大賞発表≫
➡︎≪年間ゲーム大賞ノミネート作品の紹介VTRと表彰状贈呈≫
➡︎≪年間ゲーム大賞発表≫
という流れでした。

ドイツ語は全く何にもわからないので、雰囲気だけ楽しみました。なんといっても、一番ドキドキするのは、やはり各大賞発表の瞬間ですね。審査員の2人がベールを「せーのっ」という感じで脱がします。昨年は年間ゲーム大賞に「街コロ」がノミネートされていたので、そのワクワク感は今年以上でした。ベールを脱ぐ瞬間の写真がこんな感じです。
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KDJ
(出典:Spiel – Tric Trac


ポーンの中央にゲームの箱が配置されているんですね。それが、ジャーンという感じででてくる感じがたまりません。

対象発表後、参列しているスタッフが記念撮影を撮る流れです。大賞ゆるキャラみたいのもいて、ドイツに行ったら一緒に写真を撮れたりしないものかしらと妄想が膨らんだりもしました。

という感じの生配信でした。毎年休日にやってくれたらいいのにな〜。

今年は、エキスパート大賞に「パンデミックレガシー」と「タイムストーリーズ」などのストーリー中心の作品がノミネートされて例年以上にざわついた年でしたが、来年はいかに?