ゲーム名 | 帆を上げろ/アレス・アン・ボード?! (Alles an Bord?!) |
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デザイナー | カルロ・ロッシ(Carlo A. Rossi) |
人数 | 2~4人 |
時間 | 30分 |
年齢 | 7歳~ |
メーカー | ABACUS SPIELE |
装備品を集めて一攫千金を狙うリソース変換ゲーム!
(引用:Board Game Geek)
『アレス・アン・ボード?!』は、海賊となり海賊船に装備品を整えお金を稼ぐリソース変換ゲームです。ミッションカードを見ながら、場からタイルを必要枚数船に積み込み。その後、1つずつミッションを解決して最終的にお金に変換してます。
ゲームデザイナーは、カルロス・ロッシ氏。代表作には『大勝負』や『ミステリアスフォレスト』などがあります。
参考
ゲーム紹介『ミステリアス フォレスト/神秘の森 (The Mysterious Forest)』 : ニコボド | ニコのボードゲーム日記
勝利条件
ゲーム終了時、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
終了条件
全2ラウンドが終わるとゲームが終了します。
ゲームの準備
場の中央に装備品チップを並べ、そのまわりに13枚の海賊船カードを並べます。
各プレイヤーには、個人ボードを配ります。個人ボードには12枚の装備品タイルと2個の品物袋コマを配置するスペースが用意されています。
手番では、ここに装備品タイルと品物袋コマを積み込むことでゲームが進みます。
手番でやること
手番は、「積み込みフェイズ」と「旅フェイズ」の2つのフェーズに分かれており、この2つのフェーズが終わるとラウンド終了となります。
1.積み込みフェイズ
積み込みフェイズでは、個人ボードに12枚の装備品タイルと2個の品物袋コマを配置します。
場のまわりに配置された海賊船カードを全て表向きにして、全員同時に手番を開始します。
場の中央から各自タイルを積み込んで行きます。一番最初に自分の海賊船の全スペースへの積み込みが終わったプレイヤーは、場の海賊船カードを回収。他のプレイヤーは記憶を頼りに残りのタイルを取っていきます。
何が必要であったかについては、他プレイヤーの個人ボードに乗ったタイルを参考に獲得します。(このために一部がついたてで非公開になっているようです。)
品物袋コマは全4色用意されており、積み込みフェイズではこの中から2つを選んで船に積み込みます。
2.旅フェイズ
積み込みフェイズで場に置かれていた海賊船カードを1枚ずつ公開していきます。
海賊船カードは、全4種類。それぞれ以下の特徴があります。
緑
装備品タイルをお金もしくは品物袋コマに変換します。
青
品物袋コマ1つを他の品物袋コマ3つに変換します。
黒
装備品タイルを好きな品物袋コマに変換します。
ただし、表向きにする前にチャレンジするかどうかを決める必要があります。チャレンジする場合は、必ず装備品タイルを支払う必要があり、支払えない場合にはカードの右上に書かれたペナルティを支払うことになります。
赤
品物袋コマをお金に変換します。このカードのみ、一番最後にまとめて処理します。
旅フェイズが進むと、装備品タイルが減りお金と品物袋コマが増えていきます。
旅フェイズ終了時はこのような感じで記憶が曖昧だった部分によって装備品タイルが多々余ってしまうことに。これを2ラウンド行います。
宝物箱への変換
次のラウンドへ移る前に10金を宝箱に変換します。宝物箱に変換することで、黒カードのミッションに失敗した際にお金を奪われなくなります。
得点計算
2ラウンド終了後の全コインと宝箱の数を数え、この合計得点が最も多いプレイヤーが勝者となります。
実際に遊んでみて
必要タイルの記憶力が試されます。とはいえ、全てを覚えてミッションを達成することは困難です。そのためある程度どれを選ぶのかを取捨選択し、最初の装備品タイルを選ぶ必要があります。
プレイ感は同作者の『ミステリアスフォレスト』にとても似ています。あちらは、協力ゲームであるためパターンを覚えるという行動を全員で協力しておこなっていました。一方、『アレス・アン・ボード?! 』では記憶するのは自分だけとなっています。
最終的に得点化されるのは「お金」のみであるため、そこへの道筋を考えながらタイルを選ぶのが良いでしょう。ただし、じっくり時間をかけてしまうと他プレイヤーによって海賊船カードが回収されてしまいます。ある程度パターン記憶力により実力差が出るかもしれませんが、苦手な方もじっくりと考えることができるようになっているのもいいですね。
今回は説明していませんが、ハンデ用のバリアントルールも用意されているため、大人と子供で競い合うこともできるファミリーゲームとなっています。
おわりに
今回は装備タイルを海賊船に積み込んで一攫千金を狙うリソース変換ゲーム『アレス・アン・ボード?!』をご紹介しました。
リソース変換が好きな方やパターン記憶が得意な方は遊んでみてはいかがでしょう。