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【ゲーム紹介】クリプティッド (Cryptid)|未確認生物の居場所を探し出す推論ゲーム!

ボックスアート|クリプティド

ゲーム名クリプティッド (Cryptid)
デザイナーHal Duncan, Ruth Veevers
プレイ時間30〜50分
プレイ人数3~5人
対象年齢10歳以上
版元Osprey Games
メーカーJELLY JELLY GAMES

『クリプティッド』ってどんなゲーム?

『クリプティッド』は、マップのどこかに潜んだ未確認生物を探し出す推理論理ゲームです。

マップ|クリプティッド

プレイヤーはそれぞれ未確認生物の生息地を示すヒントを持っています。お互いに質問をしてその場所を絞り込んでいき、いち早く未確認生物の居場所を突き止めることを目指す。

具体的には、手番プレイヤーが他プレイヤーを指名して「ポーン」を配置した場所に【未確認生物がいる可能性があるか】を尋ねる。各プレイヤーが1つずつ持っているヒント情報を集めて未確認生物の居場所を特定します。

JELLY JELLY GAMESから『クリプティッド 日本語版』が発売!

JELLY JELLY GAMESから2020/2/13に日本語版が発売することが発表されています。

2人対戦の続編『クリプティッド:都市伝説(Cryptid:Urban Legends)』が2022年4月発売予定!

続編となる「Cryptid: Urban Legends」を2022年4月に発売することが発表されています。

「Cryptid: Urban Legends」では、2人専用の非対称ゲームとなっている。

プレイヤーは科学者となり、都市に隠れた未確認生命体の「熱」「動き」「音」などをセンサーを使って探知して、捕獲することを目指す。

『クリプティッド』のゲーム準備

マップボードのセットアップ

ゲームボード|クリプティッド

6枚で構成される「マップボード」を配置します。配置の仕方は「カード」に示されています。

マップ|クリプティッド

その後、マップ上に「立石駒」と「廃屋駒」を配置します。

個人のセットアップ

各プレイヤーには未確認生物の居場所を示す「クルーブック」と「プレイヤートークン」を配ります。

個人のもの|クリプティッド

「クルーブック」の内容は、マップを示す「カード」と連動しており、どのヒントをこのゲームで使用するかが決まっています。

クルーブック|クリプティッド

例えば上の例の場合、3人プレイでは「13」のヒント【白の建造物から3マス以内にいる。】を参照してゲームをプレイします。

『クリプティッド』のルール/遊び方

ゲームはスタートプレイヤーから順に時計回りにおこないます。プレイヤーは手番で「質問」もしくは「探索」のどちらかをおこないます。

アクション1. 質問

STEP.1
ポーンの配置
手番プレイヤーは、「ポーン」をマップ上のいずれかのマスに配置します。
STEP.2
プレイヤーの指名
手番プレイヤーは、いずれかのプレイヤーを指名し「ポーン」を配置した場所に【未確認生物がいる可能性があるか】を尋ねます。
STEP.3
Yes/Noの回答
質問をされたプレイヤーは、手持ちの「クルーブック」にある事実に基づいて【Yes/No】で答えます。

注意

この時、必ず正しい情報を伝える必要があります。正しい情報を伝えないと今後の推理に影響が出てしまいます。

キューブとディスクの配置|クリプティッド

  • 未確認生物がいる可能性がある場合・・・「ディスク」を配置します。
  • 未確認生物がいる可能性がない場合・・・「キューブ」を配置します。
    ※未確認生物がいる可能性がない場合、手番プレイヤーも未確認生物がいる可能性がない場所に「キューブ」を1つ配置します。

アクション2. 探索

STEP.1
ポーンの配置
手番プレイヤーは、「ポーン」をマップ上のいずれかのマスに配置します。
STEP.2
「探索」の宣言
手番プレイヤーは、「探索」を宣言します。
STEP.3
Yes/Noの回答
手番以外のプレイヤーは、質問をされたプレイヤーは、手持ちの「クルーブック」にある事実に基づいて未確認生物のいる可能性を【Yes/No】で答えます。

  • 未確認生物がいる可能性がある場合・・・「ディスク」を配置します。
  • 未確認生物がいる可能性がない場合・・・「キューブ」を配置します。

「探索」において、全てのプレイヤーが「ディスク」を配置するとゲームは終了となります。

推理するにあたって

各プレイヤーには「〜にいる」という情報が与えられており、仮説を立ててそれらを立証するたために質問をしていきます。

ヒント情報の種類は以下の通りとなっており、それらの傾向を頭に入れた上でゲームを進めると正解に近づきます。

  • 2つの地形のどちらかにいる
  • 地形や動物の縄張りから1マス以内
  • 動物の縄張りや構造物から2マス以内
  • 特定の色の建造物から3マス以内

『クリプティッド』の勝利条件と終了条件

いずれかのプレイヤーが未確認生物の居場所を見つけるとゲームは終了。

最も早く未確認生物の居場所を見つけたプレイヤーが勝者となります。

『クリプティド』のレビュー

ポイント

良い点
  • 事実を積み上げと仮説の立証による推理ゲーム!
  • めちゃくちゃ頭を使って頭痛になるかも?!
  • カードは表裏合計70枚!リプレイアビリティーが高い!!
ネガティブな点
  • 正解は特に示されないので少しモヤっとする!

事実を積み上げと仮説の立証による推理!

各プレイヤーの事実確認によるIS/IS NOTを積み上げていく推論を楽しむゲームです。

事実確認の結果がマップ上に視覚化されていくというのが特徴で、ゲームが進むにつれて盤面が鮮やかに彩られていくのが良いですね。

ゲームイメージ|クリプティッド

事実の積み上げからどのように未確認生物の居場所を探し当てるかですが、各々か持っている情報がどののうな特徴の情報であるのかを推理が鍵を握ります。

めちゃくちゃ頭を使って頭痛になるかも?!

ゲームをしているのですが、学生の頃にあった推論問題を解いている感覚に近いです。

それゆえ、プレイ中はかなり頭を使いますし、きちんと考えていないと正解にたどり着けませんし勝てないゲームでもあります。

一緒に遊んだメンバーの中では仮説に基づく立証作業がゲームの軸となっているので実際の仕事に近く作業感があるという声も。

ゲーム終了時の様子|クリプティッド
▲ゲーム終了時の様子

ただ、終盤に向けて居場所が見えてくるドキドキ感はなかなかのものです。次で特定できるぞ!というところで他のプレイヤーが答えてしまって残念ながら正解ならずでした。ゲーム終了後は、他のプレイヤーの手持ちヒントが何であるかを確認し合うとより盛り上がれるかと。

カードは表裏合計70枚!リプレイアビリティーが高い!!

詳細は割愛しましたが、難易度は2種類。そしてマップとクルーブックの組み合わせは140種類。さらにプレイ人数によってヒントも変化するので、リプレイアビリティがすごく高いです。

さらに公式サイトでは、WEB上でマップを生成してくれる機能も付いているので無限に遊べますね。はい。

正解は特に示されないので少しモヤっとする!

ゲームは、いずれかのプレイヤーが「ここだ!」という場所を見つけてそれらの条件が各プレイヤーの「クルーブック」の示す情報を満たしてれば終了となるわけですが
、本当にその場所で正しかったのかどうかが明確に示されない点が気になりました。

「正解!」なんだけど、本当にその場所なのかというのは示されないため、少しモヤっとした終わり方をするなという印象です。(※WEBアプリのマップジェネレーターで遊ぶ場合は、正解場所が明示されます。)

『クリプティッド』は推理系ゲームが好きな方に遊んで欲しい!

未確認生物をいち早く見つけ出す推論ゲーム「クリプティッド」をご紹介しました。

マップの鮮やかさなどキャッチーなゲームだなと思います。ただ、この長時間の推論を楽しめるかどうかは好き嫌いがあるかも??とはいえ、推理系のゲームがお好きな方は、一度遊んでみて欲しい一作です。