ゲームマーケット2023春で先行発売されるオインクゲームズの新作ゲーム『クジラオルカ』をすこし早めに遊んだので、遊んでの感想を紹介します!
この記事は『クジラオルカ』が
- 気になったので、買おうか迷っている
- どんなルールなのか知りたい
といった方に向けた内容です。
この記事を読んでいただければ、『クジラオルカ』の魅力がわかります!
クジラオルカってどんなゲーム?
『クジラオルカ』は、クジラとオルカを探す推理ゲームです。
テーマはこんな感じ🔽
巨大なクジラやオルカが生息するこの湾は、観光客に大人気のホエールウォッチングの名所で、ツアー会社がひしめき合っている。しかし、クジラたちはまるで楽しんでいるかのように姿を見せたり見せなかったり・・・。
あなたはツアー会社のひとつとして、どこに船を出すか決めなければならない!
モタモタしているとライバルに先を越されてしまうが、自社の調査だけでは足りないとき頼りになるのは他の会社が向かう先だったりして・・・!
ホエールウォッチング会社で、クジラ&オルカとお客さんが出会うことを目指すゲームです。
クジラオルカのゲーム概要
全12枚の魚群カードを秘密裏に1枚だけめくって確認。その後、船を配置/移動します。これを最大5アクション実施。
ラウンド終了後、周囲の魚群カードを全てめくり、エリア毎に周囲4枚の魚群カードの合計値を計算します。
最大値の箇所にクジラ、最小値の箇所にオルカが出現。クジラとオルカを見つけた船に乗ってる人の数だけ得点を獲得します🐋
全2ラウンドおこない、得点の高いプレイヤーがゲームに勝利🏅という感じ。
魚群カードをめくる回数は最大5回、そのほかに「レーダーチップ」によって明らかになる数字からどこに出没するかを推理します。
クジラオルカの魅力✨
数字だけではなく他の船の動きを推理
数字カードをめくって、どこが最大/最小かを推理するのが楽しいゲームです。
ゲーム中、めくれる魚群カード枚数は5枚。5枚めくっただけでは情報として足りないので、出没箇所を推理するには、他プレイヤーの船の動きから考える必要があります。
「そこをめくって、この船を置いたということは、こういうことか…?」という感じです。
自分でめくってまだ出ていない数字を考えつつ推理に唸ります🤔
2つのチップの使い所が悩ましく、情報戦がアツい!
ゲーム中使用できるチップが2つあり、チップの使い所に悩みます。
1つ目はレーダーチップ。これはカードを表向きに公開します。自分が数字を知ることができるのですが、他プレイヤーのアシストになってしまいます。
2つ目はいかりチップ。追加で2点の得点がもらえますが、船の移動はできなくなります。このチップを置くことは、船の配置に自信があることを他プレイヤーは読み取ります。
共に他プレイヤーへの大きなヒントになるため、使い所が大変悩ましくなっています。
自分が見た確実な情報と他プレイヤーがどこにどうかけたのかの推理がアツく楽しさを演出しています。
人数が多い方が難易度は低い
人数によってセットアップは変わりません。そして、前述した通り、2つのチップは推理するための重要なヒントになります。
そんな重要なチップが、プレイヤー数が多い程ヒント数が増えます。そのため、多い人数で遊ぶほど難易度は下がります。
- 2人:ヒント数最大7
- 5人:ヒント数最大10
とはいえ、自分が既にめくったところにソナーチップが使われることもあるため、最大数を見ることができるのは極めて稀かもしれません。
めくれる枚数が少ない場合は、自分のめくった数字が決め手に欠ける場合など相手の高得点な船に相乗りして置いてみるなんていう手も良さそうです。
クジラオルカのおすすめポイント
今回、オインクゲームズさんに『クジラオルカ』の更なるおすすめポイントを伺いました😆
その1.クジラかオルカかわからないハラハラ感
「クジラだと思ったら、オルカだった。」「オルカだと思ったらクジラだった。」というようなドラマやハプニングが起こり盛り上がります。
加えて2ラウンド目から追加になる「流行カード」によって一発逆転の可能性が出てくる変化もポイントです。
その2.ブルーノ・フェイドゥッティ氏との共作
ゲームデザインは、オインクゲームズ代表の佐々木隼氏と『あやつり人形』などを手がけるブルーノ・フェイドゥッティ氏との共作となっています。
ブルーノ氏が持ち込んだ原案の中から、佐々木氏がデベロップすることで完成したとのこと。遠距離となるため、Zoom会議などでテストプレイを繰り返して開発が行われたそうです。
その3.コンポーネントの豪華さ✨
本作のコンポーネントは100以上で、オインクゲームズ史上最もコンポーネントが多いゲームとなっています。
菱形の特殊なカードや、船に乗せる人がユニークな点、クジラとオルカのシルエットが共通になっているなど、点数が多い中にも様々なこだわりが詰まっています。
なんと、クジラとオルカについてはぬいぐるみも発売されます。
いよいよ今週末の #ゲームマーケット2023春、出展情報まとめを更新しました!
新作 #クジラオルカ とぬいぐるみ、ポーチ、本日発表した新作「ナインタイルエクストリーム」とその試遊企画など盛りだくさん。当日現地で発表のコラボ新作も!【A05】でお待ちしていますhttps://t.co/o66fEzHUWu pic.twitter.com/v3yFYN1xlV— Oink Games (@oinkgms) May 11, 2023
クジラオルカの遊び方
クジラオルカのゲーム準備
各プレイヤーに、プレイヤーカラーのカードに従ってコンポーネントを配ります。
船には、お客さんをそれぞれ1/2/3人になるように載せます。こんな感じ🔽
中央には、カードを並べます。
クジラオルカの手番でやること
手番では、「魚群カードを見る▶︎船を配置/移動する」か「パスする」かのどちらかを選べます。
魚群カードを見る▶︎船を配置/移動する
調査マーカーを配置して・・・
こっそり魚群カードを見ます。
その後、「新しい船をエリアに配置」もしくは「配置済みの船を移動」を行います。
パス
「パス」をするとそのラウンドから抜けることになり、ラウンド終了時まで手番は回ってきません。
「レーダー」と「いかり」
手番では自由に「レーダー」「いかり」をラウンド中それぞれ1回だけ使うことができます。効果はそれぞれ以下の通り🔽
- レーダー:魚群カードを表向きにして公開する
- いかり:配置済みの船の下に置く。ゲーム終了時、クジラorオルカが出現すれば追加2点を獲得する。※船は以降移動できなくなる
クジラオルカのラウンドの終了
全プレイヤーが「パス」をするとラウンドが終了。全2ラウンドが終了するとゲームが終了します。
2ラウンド目からは流行カードが追加に
2ラウンド目開始時に「流行カード」が得点条件に加わります。(流行カードは全4種類)
クジラオルカのゲーム終了と得点計算
全2ラウンドが終了するとゲームが終了します。
すべての「魚群カード」を表向きにして「エリア」にそれぞれ隣接する4枚のカードの合計値を計算します。
合計値が最大のエリアに「クジラ」が、最小のエリアに「オルカ」が出現します。
この時、「クジラ」「オルカ」の駒があるエリアに船を配置していたプレイヤーは乗客の数だけ得点を獲得します。
合計値の最も高いプレイヤーが勝者となります。
クジラオルカのまとめ
『クジラオルカ』は、めくったカードをもとに手軽に楽しめる推理ゲームです。オインクゲームズさんの作品の中では『藪の中』なんかとも近しいプレイ感となっています。
わかりそうでわからない、どこにクジラ&オルカが登場するのかのドキドキ感などが楽しめるゲームです。
というわけで、今回は『クジラオルカ』の魅力について紹介しました。
それでは、素敵なボードゲームライフを✨