ゲーム名 | ヴェニス・コネクション (Venice Connection) |
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デザイン | アレックス・ランドルフ |
人数 | 2人 |
時間 | 5分 |
年齢 | 8歳~ |
メーカー | OPEN’N PLAY |
イタリアのベネチアに行かれたことはありますか?イタリアに行くなら行きたい人気観光スポットととなっており、街並みの間に張り巡らされた水路は圧巻です。
というわけで、今回はベネチアの水路を完成させる2人用タイル配置ゲーム『ヴェニス・コネクション』をご紹介します!
『ヴェニス・コネクション』ってどんなゲーム?
『ヴェニス・コネクション』は、ベネチアを舞台に運河を完成させることを目指す2人用ゲームです。
ゲームザイナーは、『ガイスター』や『ハゲタカのえじき』を手がけたアレックス・ランドルフ氏。
ドイツ年間ゲーム大賞1996においてBeautiful Game賞を受賞したゲームで、韓国の出版社OPEN’N PLAY社が再販したもの。
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勝利条件
2つの勝利条件のうちどちらかを満たすと、ゲームに勝利します。
- 水路を完成させる
- 「不可能!」を成功させる
終了条件
いずれかのプレイヤーが勝利条件を満たすとゲームが終了します。
内容物
- タイル 16枚
各タイルには「ー」と「L」がそれぞれの表面・裏面に描かています。
ゲームの流れ
手番では、タイル1〜3枚を「直線」かつ「水路に矛盾がない」よう配置済タイルに繋げます。手番終了後、相手プレイヤーに手番が移ります。
これをどちらかのプレイヤーが勝利条件を満たすまで繰り返します。
NGな並べ方
これは、L字型にタイルを配置していて一直線でないのでNGな例。
これは水路に矛盾があるのでNGな例。
「不可能!」の宣言
手番がまわってきたきた際、残りのタイルを全て使っても水路を完成することができない場合「不可能!」の宣言をすることができます。
宣言に成功すると、宣言したプレイヤーが勝利します。失敗した場合は、宣言したプレイヤーは敗北します。
例えば、上の写真の場合には残り2枚のタイルでは運河を完成させることができないため「不可能!」を宣言すると勝利することができます。
実際に遊んでみて
16枚のタイルが毎回異なった配置に!
16枚のタイルだけですが、程よく悩ませる展開となります。とはいえ序盤、どう配置するべきかはわからず進んでいきます。
タイルの枚数が半分を切ってからが、勝負となってきます。タイルは直線的にしか置けないため、相手が1手で完成できず自分に最後の手番が回ってくるようタイル配置を考えます。
無茶なタイル配置は命取り!
水路が完成できない「不可能!」を宣言をされてしまうと負けてしまうので無茶な配置はできません。この点がいいジレンマとなっており、1手1手に緊張感が生まれます。
この読み合いが5分程度で遊べるのは嬉しいところです。
タイルのアートワークが素晴らしい!
タイルのアートワークも非常に素敵で、細かい書き込みについつい見入ってしまいます。
今回の再販では、ドイツ年間ゲーム大賞1996で賞を受賞したオリジナル版と同じものなっているそうです。(違ったらすみません)
拡張「ミント・タイド」も!
OPEN’N PLAY版では、新たな拡張タイル「ミント・タイド」が追加になっています。
「T」の字タイル4枚を追加して、合計20枚のタイルでゲームを行います。
ポイント
「良い点」「ネガティブな点」をざっくりあげるとこんなかんじです↓
- アートワークが綺麗!
- 毎回異なった配置に!
- 悩ましいのに短時間で決着!
- すぐに決着してしまうので、盛り上がりは少なめ
プレイ時間が短いため、本当にすぐにゲームが終了します。なので、ゲームの起伏はあまりないかなと感じたのが正直なところです。
短時間で決着がつくのが良い反面、ゲームに盛り上がりが欲しいんだとかもっとウンウン唸らせろーという方には合わないかもしれません。
ただ、タイルのアートは各タイルユニークとなっていて並べおわったあとにじっくり鑑賞するのもいいでしょう。とても見ごたえがあるはず!
おわりに
今回はアレックス・ランドルフ氏の2人用ゲーム『ヴェニス・コネクション』をご紹介しました。
タイル配置ゲーム好きやアブストラクトゲームがお好きな方は一度遊んでみてはいかがでしょう?
ゲームはクレーブラットさんから流通しています。今回は「ゆかいなさかな」さんで購入しました。