ゲーム名 | アルティプラーノ (Altiplano) |
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デザイナー | Reiner Stockhausen |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 60~120分 |
対象年齢 | 12歳~ |
様々な資源や工芸品を集めて袋に入れていくバックビルディングゲーム!
『アルティプラーノ』は、アンデス山脈の高原を舞台にしたバックビルディングゲームです。手番では、袋からチップを引いてアクションボードに配置。プレイヤー駒を各地域に移動させて、それぞれのアクションを行います。
ゲームデザイナーは、Reiner Stockhausen氏。代表作に『オルレアン』があります。
勝利条件
ゲーム終了時、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
終了条件
条件は以下2つのうちどちらかを満たしたとき。
- 共通ボード上に配置されているコンポーネントがどこか1箇所でなくなる
- 拡張タイルの山札がなくなる
ゲームの準備
場の中央に6つのゲームボードをセットします。
▲ボード上にお金が配置されていますが間違いです
各プレイヤーには、アクションボード・倉庫ボード・初期追加アクションタイル・袋・初期チップを配ります。
手番の流れ
手番は、「1.アクションプロットフェイズ」と「2.アクションフェイズ」の2つに分かれています。
「1.アクションプロットフェイズ」は全プレイヤー同時に「2.アクションフェイズ」はスタートプレイヤーから順に行います。
1.アクションプロットフェイズ
袋からチップを引いて、個人のアクションボードの円形に一致するチップを配置します。最初に袋から引くことができるチップは、初期4枚で最大8枚まで引くことができます。
アクションボード上の各エリアと場の中央のボードは連動しており、プロットしてアクションは中央のボード上にプレイヤー駒を配置することでアクションすることができます。
2.アクションフェイズ
中央のプレイヤー駒を動かし、プロットしたアクションを1つ実行します。これを全てのプレイヤーがパスするまで繰り返します。
(引用:Board Game Geek)
移動は荷車を使うと「1」〜「3」、食料を使うと「1」の移動ができます。ボードは全7箇所あり、それぞれ以下のようなアクションが行えます。(基本のみ)
アクションを実行した後、使用したチップは箱に戻ります。袋のチップが全てなくなると袋に戻るという仕組みです。
海
- 魚+食料:食料チップ獲得
- 2魚:石チップ獲得
- 2木:船カード獲得
森
- 2食料:木チップ獲得
- カカオ:食料チップ獲得
- カカオ:布チップ獲得
- カカオ:水チップ獲得
山
- 食料+食料:石チップ獲得
- 鉱石+食料:ブレスレットチップ獲得
ラマ
- ラマ:食料チップ獲得
- ラマ+食料:毛糸チップ獲得
- 毛糸+食料:布チップ獲得
村
- 1金:荷車キューブ獲得
- 配置したチップ:倉庫に移動
- 2石:家カード獲得
倉庫に移動すると、こんなかんじで左したから順に並んでいきます。
各倉庫の列は種類ごとに並び、「コーン」はオールマイティ扱い。
道
トラックを進めると袋から引けるチップの数もしくはコーンタイルを獲得します。
砂漠
砂漠では、「商品の売却」「追加タイルの購入」「契約書カードの購入」「契約書カードの達成」が行えます。
追加タイルは上の写真のように並んでおり、ラウンドが進むにつれて新しいタイルが上から補充されていきます。上になればなるほどお値段は高い設定担っています。
こちらの補充ができなくなるとゲームが終了します。
ラウンドの終了
2つのフェイズが終わるとラウンドが終了します。スタートプレイヤーが左隣のプレイヤーに移動し、再び「1.アクションプロットフェイズ」にうつります。
これをゲーム終了条件を満たすまで繰り返します。
得点計算
ゲーム終了後、各要素について得点計算をおこないます。
点数化するチップは、倉庫に入っていないチップになります。
- 木・石・カカオ:1点/個
- 糸・鉱石:2点/個
- 布・ブレスレット:3点/個
- 水:4点/個
- 船カード:2点/枚
- 家カード:4点/枚&チップごとに加点
- 契約書カード:?点/枚(※カードごとに異なる)
- 倉庫:揃った列分の点数
この合計値がもっとも高いプレイヤーがゲームに勝利します。
実際に遊んでみて
どの得点要素で点を伸ばすかを考えながらチップの選択をするかが楽しいゲームでした。
移動を行うための荷車とアクションプロット時に引くことができるチップの数を増やすためのアクションは非常に重要なので、序盤になるべく確保しておきたいところです。
とはいえ、手番でプロットできるアクションが増えたとはいえ、チップは増える一方なので倉庫のアクションをうまく使いつつ袋の中をスリム化することも重要なので、どう見切りをつけるかに頭悩ませます。ゲーム終了時まで持っていたほうが点数は高いのですが、自分のやりたいアクションの邪魔担ってしまう場合もあるという感じです。
▲ゲーム終了時の様子
得点要素としては、3種類あるカード(『船』『家』『契約書』)の存在は非常に重要です。今回のプレイでは『契約書』特化を試みたのですが必要リソースの種類が多く効率よくこなすことができませんでした。満遍なくリソースを持っていればまわるのかもしれませんが、完成まで2手番かかる(獲得から数えると最短3手番)となっており人によりけりかもしれません。それを考えると『家』のほうが単純に強いのかなどと思いつつ、あーでもないこーでもないとブログを書きながら反省をするのです。あと、ちなみに拡張タイルもついついとりすぎてしまいまして、こちらも反省。
▲ゲーム終了時の追加タイルの様子
盤面の彩りやチップを引くときのワクワク感と他のプレイヤーとのインタラクションはなかなかいいですね。反省事項も多いのでリベンジしたいが、ちょっとプレイ時間としては長めかなぁという印象はあります。
おわりに
今回は様々な資源を獲得して袋にチップを入れて拡大再生産するバックビルディングゲーム『アルティプラーノ』をご紹介しました。
『オルレアン』がお好きな方や『クアックサルバー』を遊んでバックビルディングゲームが気に入った方はこちらも遊んでみてはいいんではないかなと思います。