ゲーム名 | 進撃の巨人 ボードゲーム |
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デザイナー | アントワーヌ・ボゥザ、ルドヴィック・モーブロン |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 6歳~ |
調査兵団を操り巨人を討伐する協力ダイスゲーム!
『進撃の巨人 ボードゲーム』は、人気マンガ『進撃の巨人』がテーマの協力ダイスゲームです。調査兵団を操って巨人を討伐することを目指します。
プレイヤーは、調査兵団側と巨人側にわかれてそれぞれアクションを行うことでゲームが進みます。調査兵団側は、5つのダイスを使ってのアクション。巨人側はカードとダイスを使ってアクションを行います。
ゲームデザイナーは、アントワーヌ・ボゥザ氏とルドヴィック・モーブロン氏のコンビ。アントワーヌ・ボゥザ氏は『世界の七不思議』、ルドヴィック・モーブロン氏は『キャッシュ&ガンズ』などが代表作にあります。
『進撃の巨人』について
知っている方も多いかもしれませんが、『進撃の巨人』の概要を。
巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は、巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが、名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の闘いが始まってしまう。
壁の中に住んでいた人類が人を食べたりする巨人と遭遇して、奴らと戦うお話です。
NHKでTVアニメのSeason3が現在放送中(2018年10月現在)となっており、私は漫画ではなくアニメで観ています。多少エグい描写などがありますが、謎が謎を呼ぶストーリー展開が魅力で毎週楽しみにしているやつです!
ゲームの目的
調査兵団側は巨人の撃破。巨人側は調査兵団の壊滅を目指します。
勝利条件
勝利条件を満たした側がゲームに勝利します。
終了条件
調査兵団
巨人を討伐する
巨人
以下の3つの条件のうち1つを満たす。
- 大砲を6つ壊す
- 市民を12人食べる
- 調査兵団を全て倒す
ゲームの準備
調査兵団側はキャラクターを選び各プレイヤーに5つのダイスを配ります。各キャラクターには特殊能力がそれぞれ備わっています。
一方、巨人側は巨人の攻撃カードを一式受け取ります。巨人の種類は全4種類となっています。
その他、砲台や巨人をセットして準備完了!巨人イラストは使い回しですが、選ぶ巨人の動き方はそれぞれ異なるので皆さんの想像力で補いましょう。
手番の流れ
手番は、調査兵団側・巨人側それぞれ以下の順で行います。
- (巨人側)アクションカードの選択
- (調査兵団側)ダイスの選択
- (巨人側)アクションカードの処理
- (巨人側)ダイスアクションの選択と実施
- (調査兵団側)ダイスアクションの実施
調査兵団側
手番では、5つのダイスを振ってアクションを選択します。
ダイスの振り直しは選択個数&回数制限なく何度も行えます。ただ出目のなかに1つ「巨人」の出目があり、それが出てしまうと巨人側のアクションポイントになります。
各アクションは上の写真の左から順に以下の通り。
- 巨人:巨人にダイスを渡す。手番でそれ以上振り直せなくなります。
- 攻撃:巨人の体の上に乗った状態で、巨人に1ダメージを与えます。
- 戦略:戦略カードをめくります。
- 移動:キャラクター駒を動かします。
- 大砲:砲台に乗った状態で、巨人に2ダメージを与えます。
- 回避:巨人の攻撃カードを回避します。
なので、繰り返しダイスを振れるのですが振れば振るほど巨人側に有利になるため、相談しながらどうするかを考えます。
巨人側
まずはじめに、7枚のアクションカードから2枚を選びます。1枚は表向き、1枚は裏向きに配置。調査兵団がアクションを行ったあとカードを処理します。
また、調査兵団がダイスを振ったあとに獲得したダイスを使って更にアクションを行います。
巨人の種類にもよるのですが、調査兵団をなぎはらったり市民を食べたり回復したりやりたい放題です!!
こんなかんじで、攻防を繰り広げられます。どうすれば調査兵団が勝てるかというと、7枚の戦術カードの中に2枚、勝利条件のカードがあり、それをオープンにした状態で条件を満たすと巨人を倒すことができます。
例えば、巨人のライフが「0」の状態で巨人の最上部で「攻撃ダイス」×2&砲台の最上部で「大砲ダイス」×2を使うといったような感じです。
上の写真は、リヴァイ兵長をあやつって最上段から攻撃ダイスを2つ繰り出した状態になります。
実際に遊んでみて
ただのキャラクターゲームかと思いきや、一進一退のアツい攻防が繰り広げられる協力ゲームとなっています。
難易度は対峙する巨人によってかわるかと思いますが、巨人の能力に応じた調査兵団側のキャラクター選びが肝心になります。
遊んだ際は2連戦をしたのですが、雑にキャラクターを選んだところ惨敗したので、遊ぶ際にはしっかりと戦略を考えて選ぶといいと思います。
遊んだ際に使用したリヴァイ兵長は「巨人」の目が出ても巨人側に渡さないという能力でした。「巨人」ダイスは、体力の回復などに頻繁に用いられるためダイスを相手側に振り込んでしまうことはこちらの攻撃が何回か無効になるのと同じことになります。
どこまで希望のアクションのためにダイスを振り直すかが考えどころであり、チームで相談するポイントになります。なので、リヴァイがいることでダイスに余裕が生まれ、ある程度他プレイヤーの振り直しリスクも軽減できるという感じになっていました。
一緒に遊んだメンバーは、「進撃の巨人」を全く知らないようでしたがゲームシステムがしっかりとしていて十分に楽しめます。もちろん、原作を知っていればもっと楽しめるはずです!「悪くない」とか言いながら、キャラクターなりきりでリヴァイ兵長を操る楽しみもあるかもしれないなと思った次第です。
残念ながら巨人側のプレイ感はわからないのですが、ボコボコにされつつも調査兵団を蹴散らす爽快感なんかが楽しめるんじゃないかと見込んでます。
おわりに
今回は巨人を倒す協力ゲーム『進撃の巨人 ボードゲーム』をご紹介しました。
ダイスアクション選択型のゲームが好きな方におすすめです!多分
参考情報
海外の公式サイトで遊び方動画があったのでそちらを参考にしてみてもいいかもしれません。
ひとりごと
ニュースなどで野球チームの読売ジャンアンツを「巨人」とか「巨人軍」とか言う表現ってなんなの?と思ってます。君たちは「読売」と呼ばれるべきだし、軍とかいうなら選手じゃなくて軍人って呼ばなきゃだめじゃない?