皆さんリゾートはお好きですか? リゾートといえばグアムより断然ハワイ派なニコです。
今回はそんなリゾートを開発するカードゲーム『リゾート株式会社』をご紹介します。
『リゾート株式会社』ってどんなゲーム?
『リゾート株式会社』は、リゾート開発責任者として最高のリゾート地を完成させることを目指すカードゲームです。
手番では親プレイヤーがカードを1枚出し、その他のプレイヤーがそれを見てカードを出し、順に獲得していくという流れ。
『マメじゃないよ』のリメイク!
このゲームは、『マメじゃないよ(Nicht die Bohne)』というゲームのロシア語版で、テーマがリゾートになりローカライズされています。オリジナル版に比べて視認性が良くなっているとのことです。
実はこのゲーム、ロシア語に堪能なフォロワーさんのお母ちゃんさん(@urednice)から購入させていただいたもの。そして、何を隠そうボードゲームねこさんが運営するボードゲームレビューサイト「ぼどれぽ。」で見かけて面白そうだったのもあって購入に至りました!
参考
マメじゃないよ( Nicht die Bohne )ぼどれぽ。|note
勝利条件
ゲーム終了時、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
終了条件
全ての手札のカードがなくなるとゲームが終了します。
内容物
- リゾートカード:40枚(黄、青、赤、緑 各10枚)
- 特殊カード:20枚
- リゾート開発責任者スタンプ:1個
- ルール説明書
ゲームの準備
各プレイヤーにカードを等分に配ってゲームが開始します。
カード構成
カードは全4色、数字が「1」〜「10」と3種類・計5枚の特殊カードで構成されています。
色ごとにリゾートの種類が決まっていて、数字が大きくなるにつれて豪華な施設になっています。
特殊カード
特殊カードは「0」「×2」「+/−」の全3種類。これらはゲーム終了後の得点計算時に反映されます。
- 0(破産者):その色の得点が0点になる
- ×2(流行ってる!):その色の得点ご2倍になる
- +/-(オンシーズン/オフシーズン):1枚、3枚はマイナス点、2枚はプラス点になる
ルール概要
手番は3つのフェーズに分かれており、これを手札がなくなるまで繰り返し行います。
親プレイヤーは、手札からカードを1枚表向きに出し「リゾート開発者責任スタンプ」をそのカードの上に置きます。
親プレイヤーから順にカードを獲得します。その後、自分の出したカードを獲得されたプレイヤーにカードの選択権が移ります。
最後まで残ったプレイヤーが、「リゾート開発者責任スタンプ」の置かれたカードを獲得します。
得点計算
ゲームが終了すると、得点計算を行います。
色ごとに数字を合計し、特殊カードの効果を適用します。この合計値が得点となります。
上の写真は実際に遊んだ時の得点となっており、色毎の得点は以下の通りでした。
- 緑:22点
- 青:-34点
- 黄:-10点
- 赤:0点
ということで、合計-22点という酷いスコアでした!!
実際に遊んでみて
他のプレイヤーにどのカードを押し付けるかが面白い!
他のプレイヤーの集めているカードを見つつ、何を出すのか選び一喜一憂するゲームでした。
手札のカードを自分は獲得することができず、他のプレイヤーが獲得することになるというのは非常に面白いなと思いました。
親プレイヤーは、良いカードを出すことで良いカードを獲得できるという循環。一方で、いかにトップを走っているプレイヤーにマイナス得点化、ゼロ点化するカードを差し込むかというのもポイントとなっています。
特殊カードによって最後まで気の抜けない展開に!
特殊カードによって、ゲーム終盤はジェットコースターのような展開になる場合も。
上のマイナス点のスコアを見ていただればわかる通り、後半の数ラウンドでマイナスカードをガンガン差し込まれて酷い有様に。
他プレイヤーが交渉して結託しだしたら大変なので、序盤から順調に展開すると酷い目にあう可能性は高い気がします。
この辺は一緒に遊ぶプレイヤー感で調整しているような感じで、カードの取り方によってはキングメイキングもできるような感じです。その辺のデザインを嫌う方はいるかもしれません。
ポイント
良い点とネガティブな点をまとめるとこんな感じです。
- 他のプレイヤーにどのカードを押し付けるかが面白い!
- 特殊カードによるジェットコースターのような展開も!
- お土産のようなパッケージが素敵!
魅力の1つとして、今回のリメイクにより一新されているアートですね。各カードによってイラストも違うし箱のアートが観光地のお土産のお菓子のようになっているのもいいですね。
- 箱が上げ底でかさばる!
箱のアートを褒めたわけなんですけど、この箱がとんでもなくでかいんですね。元版がAmigoの小箱サイズなのでそのサイズにおさまるはずなのですが無駄に上げ底なんです。
面白いゲームだし、箱のパッケージも最高なので持ち歩きたいのですが如何せんかさばるかさばるのが難点です!!
おわりに
今回は、マメじゃないよのリメイク作『リゾート株式会社』をご紹介しました。
ロシアでゲームを買う機会があったら、買っておいて損のないカードゲームだと思います!