\ 新作ボードゲーム情報はこちら ✨ /

【ゲーム紹介】レス・アルカナ (Res Arcana)|8枚のカードを使って争うトム・レーマンの新作カードゲーム!

パッケージ:レス・アルカナ (Res Arcana)

ゲーム名 レス・アルカナ
(Res Arcana)
ゲームデザイン Thomas Lehmann
プレイ人数 2~4人
プレイ時間 20~60分
対象年齢 12歳以上

『レス・アルカナ』ってどんなゲーム?

『レス・アルカナ』は、様々な種族が共存する異世界が舞台。プレイヤーは、資源を集めて様々な工芸品を作り、ドラゴンを召喚して力を得たりします。

どんなゲーム?|レス・アルカナ (Res Arcana)

手番では、プレイヤーは資源を獲得しカードを自分の場に出すことでゲームが進みます。

ゲームデザイナーは、『レース・フォー・ギャラクシー』シリーズなどを手掛けるトム・レーマン氏

カード効果によるシナジーを活かして資源を増やし、カードプレイや勝利点に変換するカードゲームとなっています。

「レスアルカナ」がドイツ年間エキスパートゲーム大賞2020の推奨リスト入り!

ドイツの権威あるボードゲーム賞「ドイツ年間エキスパートゲーム大賞2020(KDJ)」の推奨リストに「レスアルカナ」が選ばれています。

【ドイツ年間ゲーム大賞2020】ノミネート作品&推奨作品一覧

レスアルカナの勝利条件

勝利点が10点に到達すると、ゲームに勝利します。

レスアルカナの終了条件

いずれかのプレイヤーが、勝利条件を満たすとゲームが終了します。

レスアルカナのゲーム準備

各プレイヤーにキャラクターカード2枚、手札カード8枚、初期資源5つ(各1種類ずつ)を配ります。

ゲーム準備|レス・アルカナ (Res Arcana)

キャラクターカードはどちらか1枚を選びます。8枚のカードは山札になります。

手札|レス・アルカナ (Res Arcana)

ゲーム開始時、山札からカードを3枚引いて手札に加え、ゲームを開始します。

レスアルカナのルール

ゲームは、3つのステップを行うことで進みます。

STEP.1
資源の獲得(全員同時)

資源の獲得|レス・アルカナ (Res Arcana)

場にプレイ済みのカードに書かれた資源とカードの上に乗っている資源を獲得します。(※カードの上に乗っている資源の獲得は任意)

上の写真の場合、「緑」「黒」「赤」の資源を獲得します。

資源について

資源は全5種類。「金」の資源の価値は他の4種類よりも高く設定されています。

STEP.2
アクションの実行

全5種類のアクションのうち1つをおこないます。

  1. 「手札」の配置:
    資源を支払い、自分の場にカードを配置します。
  2. 「モニュメント」/「パワープレイス」の配置:
    資源を支払い、共通の場からカード(タイル)を獲得→配置します。
  3. 「資源」の獲得:
    「手札」を1枚捨て、資源を得ます。(「金」1個orその他資源2個)
  4. 能力の使用:
    配置済みカードをタップし、そのカードの能力を使用します。
  5. パスする:
    共通の場にある「マジックアイテム」を既に持っているものと交換。その後、山札からカードを1枚手札に加えます。

共通の場|レス・アルカナ (Res Arcana)
▲上から「パワープレイス」「モニュメント」「マジックアイテム」

全てのプレイヤーが「パスする」を選ぶまで、各プレイヤーはアクションを行います。

スタートプレイヤーマーカーについて

最初にパスをするとスタートプレイヤーマーカー(1勝利点相当)を獲得します!

STEP.3
勝利点の確認

各プレイヤーの勝利点を確認します。
10点を超えるプレイヤーがいる場合は、ゲームが終了します。

レスアルカナのレビュー

8枚の手札で戦略を立てる!

たった8枚のカードデッキをいかにコンボさせて、勝利点を狙うかを考えるのが楽しいゲームでした。

カード効果をコンボさせて遊ぶTCG的な要素のあるゲームは苦手なのですが、楽しく遊べました。

というのも、カード効果のほとんどがアイコン化されていることと山札で使うカード枚数が少ないために覚えることが少ないという点が挙げられるかと思います。

ゲーム準備時のカード選びが重要!

一方、カード枚数が少ないがゆえにゲーム準備時の8枚のカード選択が非常に重要となります。

初回プレイは、推奨デッキが決まってい流ので初回プレイではそちらを使うのが良いでしょう。

ゲームの基本としては、資源を獲得して場のカードや勝利点になる「モニュメント」に変換するという流れなので、どの資源を産出して変換していくかを考えてカードを選んでいきます。

手札カードのマネジメントが必要

山札の8枚のカードは、どのタイミングで手札にくるかがわからないため、山札からのカードめくりに応じて臨機応変に戦略を組み変えていきます。

カードを手札にできるかどうかのリカバリについては、「パス」する際に獲得できる「マジックアイテム」やカード効果による山札操作能力などによってコントロールします。

「パワープレイス」は勝利点に直結!

場に並んでいる「パワープレイス」はコストは高いですが効果が強く、勝利点に結びつきます。

早どりなので、手札や資源産出の構成から短い手で到達できたり、コンボすることが見込める「パワープレイス」を獲得するのが良いでしょう。

ゲーム終了時の様子|レス・アルカナ (Res Arcana)
▲10点を取った時の様子

勝利点はカードのもつ勝利点に加え、カードの上に資源を置くことで勝利点が増えていきます。

また、「モニュメント」は一律「金」4個のコストで設定されており、手札カードが切れた場合やうまくコンボできなかった時に利用したり、直接勝利点を獲得する役割を果たしている印象を受けました。

ポイント

良い点とネガティブな点をまとめるとこんな感じです。

良い点
  • 資源変換が楽しい!
  •      

  • 少ない枚数で戦略を考えるのが楽しく悩ましい!
  • インタラクション満載!

資源をこねくり回してどう増やそうか考えるのが楽しいですね。この辺は、拡大再生産感が多分にあります。

他プレイヤーとのインタラクションとしては、場の中央のカードやタイルの獲得がまずあります。その他に、「ドラゴン」による他プレイヤーへの攻撃や資源を他プレイヤーに恵むことも。

そのあたりを織り込んで、どのカードをどの順でプレイするかに悩み、それがいい感じです。

10点を獲得するプレイヤーが出ると即ゲーム終了なので、他プレイヤーの盤面チェックは欠かせません。とてもインタラクションは多いゲームだと思います!

ネガティブな点
  • ゲーム開始時のカード選びのウェイトが高い!

ネガティブな点をあげると、ゲーム開始時のカード選びが大きく影響するという点でしょうか。(推奨セットを使わない場合)

ある程度どんなカードがあるのかを、初回の推奨セットで把握しつつ2回目以降でどのカードを選ぶか考えるのが良いでしょう。やはりこの辺は、カード効果なんかをある程度把握してこと楽しめる部分であり初見ではなかなか辛いところもあるかもしれません。

おわりに

今回は、トム・レーマン氏の新作ゲーム『レス・アルカナ』をご紹介しました。

TCG系のゲームや「レースフォー」シリーズがお好きな方は是非遊んでみていただきたい作品です。