ゲーム名 | ミステリウム(Mysterium) |
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メーカー | Libellud, Hobby Japan |
ゲームデザイナー | Oleks andr Nevskiy , Oleg Sidorenko |
人数 | 2~7人 |
時間 | 42分 |
年齢 | 10歳~ |
『ミステリウム』ってこんなゲーム
霊能力者となり、幽霊の死にまつわる奇妙な事件を解明し、その魂を安らかに眠らせることを目指す非対称協力型ゲームです。
幽霊の伝えるメッセージを読み取り、容疑者・犯行現場・凶器を協力して探し出します。
ゲームデザインは、Oleks andr Nevskiy氏とOleg Sidorenko氏です。2人はウクライナのゲームデザイナーで、数多くの作品を2人でデザインをしています。
また、アートワークを手掛けるXavier Collette氏は、「Dixit 3」や「Abyss」のアートワークを手掛けています。
「フランス年間ゲーム大賞2016」「トリック・トラック賞2015」「ゴールデンギーク賞2015 アートワーク部門」など数々の賞を受賞しており、世界中で評価が高い作品となっています。
配信されているPV動画も非常に気合いがはいっており、とても見入ってしまします。
『ミステリウム』のルール/遊び方
プレイヤーは、幽霊(1名)と霊能力者の2つの役割のどちらかを選びます。
幽霊
「幻視カード」と呼ばれる、抽象的な絵の描かれたカードをそれぞれの霊能力者に渡します。そしてゲーム中、幽霊は喋ることができません。
ついたての内側で、各霊能力者が探し当てるべき『殺人犯』『殺害場所』『凶器』の情報を知っています。幽霊は、喋らずに「幻視カード」を手渡すことでこれらの情報を霊能力者に伝えます。
霊能力者
幽霊から受け取った「幻視カード」から、『殺人犯』『殺害場所』『凶器』の3つを推理します。プレイヤー毎で推理する内容は異なります。
『幻視カード』について
このゲームで、重要な役割を果たすのが「幻視カード」です。カードには、抽象的な絵が描かれています。これをうまく使い、幽霊は霊能力者に正解を伝えます。
直接的なイメージのカードはありません。そのため、幽霊役は霊能力者にどのように伝えるか、非常に悩みます。
『ミステリウム』のルール/遊び方
手番でやることは、3つのみです。
- 【幽霊】各プレイヤーに『幻視カード』を渡す
- 【霊能力者】容疑者・犯行現場・凶器を推理する
- 【幽霊】霊能力者の推理が正しいか答え合わせをする
全7ラウンド内に、全ての霊能力者が『容疑者』『犯行現場』『凶器』の3つをすべて正解することができれば、最終ラウンドへ進むことができます。
ラウンドのカウントは、このお洒落な時計コンポーネントで行います。
1.【幽霊】 各プレイヤーに『幻視カード』を渡す。
幽霊は、霊能力者に容疑者・犯行現場・凶器のヒントとなるような『幻視カード』を1枚以上渡します。
その後、手札が7枚になるように補充します。これを全ての霊能力者に『幻視カード』が渡るまで行います。
手札は、3回まで引き直すことができます。
手札の引き直しを行うと、館にカラスが乗ります。これまた、スーパーカッコイイです。
2.【霊能力者】 容疑者・犯行現場・凶器を推理する
各霊能力者は、幽霊からもらった幻視カードをもとに容疑者・犯行現場・凶器を推理します。場には複数の候補が用意されているので、その中でこれだと思ったものに水晶玉を置きます。
【容疑者】➡【犯行現場】➡【凶器】の順で1ラウンドに1つ推理を行います。
同時に、他人の推理が正しいかどうかを予想することができます。そちらに正解すると「洞察力レベル」が向上します。
3.【幽霊】 霊能力者の推理が正しいか答え合わせをする
幽霊は、各霊能力者達の推理が正しいかを示します。
正解した場合、霊能力者は次の推理に移ることができます。
最終ラウンド
各霊能力者が正解した、容疑者・犯行現場・凶器の組み合わせのなかに真犯人が潜んでいます。
幽霊は、正解の組み合わせがわかるように、3枚の幻視カードを選びます。通常のラウンドと同様、全ての霊能力者は幻視カードから真犯人を推理します。
最も多くの霊能力者が選んだ組み合わせが、真犯人であればゲームに勝利します。
『ミステリウム』のレビュー
今まで5回ほどプレイをしましたが、一度も真犯人を正解できたことがありません。幽霊側の幻視カードの選択が非常に難しいです。
候補が複数あるため、そちらへのミスリードをしないように正解に導かなければいけません。霊能力者側は、幽霊がどんな傾向でヒントを出してくるのかというのをよく考えると正解に近づく気がします。
色をベースに選ぶ人や形をベースに選ぶ人など、幽霊役の人の感性に大きく変わります。プレイ後の感想の言い合いは、非常に盛り上がると思います!!
自分が3つ全てを正解していても、他のプレイヤーが正解していなかったことにより、最終ラウンドに進めないことが多々ありました。そんな時、非常にモヤモヤ感が残ってしまうなあという印象もあります。