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【ゲーム紹介】サメ警報 (Hai-Alerm!!!)

サメ警報:パッケージ
(引用:Board Game Geek

ゲーム名サメ警報 (Hai-Alerm!!!)
メーカーDrei Magier (2008)
ゲームデザイナーChristoph Cantzler, Anja Wrede
人数2~6人
時間10~15分
年齢8歳~

サメを集めるかイルカを集めるかが奥深いお手軽カードゲーム!

サメ警報 (Hai-Alerm!!!):イメージ

『サメ警報 (Hai-Alerm!!!)』は、サメのカードとイルカのカードの2種類のみのカードで遊ぶシンプルなカードゲームです。

手番でやることは、「カードを伏せる」もしくは「カードをめくる」だけなのですが何を選択するかに頭を悩ませます。

ゲームデザイナーはChristoph Cantzler氏Anja Wrede氏のコンビで、『やみ商人の島(Insel der Schmuggler)』などを手がけています。


参考
Insel der Schmuggler | Board Game | BoardGameGeek

勝利条件

勝利条件は3つあります。どれか1つを満たすことを目指します。

イルカ7枚

イルカカードを7枚表向きにする

サメ警報

他プレイやーよりも3枚多くサメカードを表向きにする

サメ警報解除

他プレイヤーがサメ警報を発動した際、伏せているカードから連続5枚のイルカカードを表向きにする(※サメ警報が発動しないと勝てません)

終了条件

いずれかのプレイヤーが、勝利条件を満たしたときゲームが終了します。

ゲームの準備

サメ警報:ゲームの準備

各プレイヤーに3枚の手札を配ります。残りのカードは山札にします。

カードはサメカード32枚、イルカカード32枚で構成されています。

手番でやること

手番でできることは「カードを伏せる」「自分のカードをめくる」「他人のカードをめくる」の3つのうち1つです。

1.カードを伏せる

サメ警報:手番でやること

自分の場に手札からカードを1枚伏せて出します。

2.自分のカードをめくる

自分の伏せたカードを1枚表向きにします。

自分のカードをめくることで、「3.他人のカードをめくる」ができるようになります。

3.他人のカードをめくる

他プレイヤーの場のカードを1枚めくります。めくったカードがサメかイルカかによって、処理が異なります。

  • サメの場合:他プレイヤーからサメカードをもらい、自分の場に配置します
  • イルカの場合:他プレイヤーのイルカカードと自分のサメカードを交換します。自分の場にサメカードがない場合は、他プレイヤーの場に山札からカードを1枚伏せて配置します。

これらのアクションを繰り返し、いずれのプレイヤーが勝利条件を満たすまで繰り返します。

実際に遊んでみて

だいたい1ゲーム10分くらいで終わる短時間ゲームです。ただ勝利条件が複数あり、手番での処理もややルールは多めです。(書きながら改めて実感)

そんなこともあり、初めてルールを聞いたときは面白さのポイントをいまいち理解できない状態でした。

サメ警報 :ゲーム終了時の様子
▲ゲーム終了時の様子

しかしながら、実際に遊んでみると相手のカードをめくったときのサメカードのやりとりによってサメを3枚以上他プレイヤーよりも多く表向きにするというギリギリのやりとりが展開されます。

つまりは、イルカを仕掛けておいて相手がイルカをめくると自分のサメが+1枚、相手のサメが-1枚となることで差が2枚になるわけです。

そのため、他プレイヤーのカードをめくるさいのリスクヘッジは非常に大事で、自分の場のサメカードの状況などをみつつめくるかどうかを判断します。相手の伏せているカードはサメかイルカのどちらかなわけなのですが、今までの相手のめくり順などからどちらであるかを推測していけるかどうかを選ぶのです。

伏せる側も自分のカードをどのようにめくるかによって相手にどのようなプレッシャーをかけられるので、伏せとめくりに頭を使います。

一方で、まったく相手プレイヤーには目もくれず黙々とイルカを配置するという勝ち筋ものこされているため、そちらの戦略を虎視眈々と狙うのもありです。

手札カードのめぐりもありますが、3つのうちどの戦略でいくかを毎回試行錯誤できるためついつい繰り返し遊びたくなってしまうゲームでした。

おわりに

今回は、根強いファンが多いカードゲーム『サメ警報』をご紹介しました。

ゲームの間にさくっと遊ぶと良い気がします。