ゲーム名 | 考古学カードゲーム (Archaeology: The Card Game) |
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デザイナー | フィル・ウォーカー=ハーディング |
人数 | 2~5人 |
時間 | 30分 |
年齢 | 10歳~ |
発掘したお宝を博物館に売りさばくトレジャーハンティングゲーム!
『考古学カードゲーム』は、同じ種類のお宝を集めて博物館に売りさばくセットコレクションカードゲームです。
ざっくりたしたルールは、場からカードを引いたあと、市場のお宝と交換したり、博物館にお宝を売ることで勝利点を稼ぎます。
ゲームデザイナーは、フィル・ウォーカー=ハーディング氏。『イムホテップ』『スシゴー』『クマ牧場』などを手がけています。
勝利条件
ゲーム終了時、最も勝利点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
終了条件
全プレイヤーの手札カードがすべてなくなるとゲームが終了します。
ゲームの準備
お宝カードは全9種類。プレイ人数に応じて何種類使用するかが変わるので、プレイ人数に応じてカードを選び山札にし、そこから各プレイヤーに4枚づつ手札を配ります。
次にプレイ人数に応じて『砂嵐カード』と『盗賊カード』を山札に加えます。
最後にゲームで使用する遺跡タイルを6種類のなかから1つ選びます。ゲーム中獲得できるカードが各タイルで違いますます。
手番でやること
手番では、カードを1枚引きその後3種類のアクションを行います。
カードを1枚引く
カードを山札から1枚引きます。その際、どのカードを引いたかで処理が異なります。
お宝カードの場合:カードを手札に加えます
砂嵐カードの場合:全プレイヤー手札の半分を市場に配置、その後新たにカードを山札から引きます
盗賊カードの場合:他プレイヤーの手札を1枚引きます
砂嵐カードについて
砂嵐カードを引いた場合、全プレイヤーが手札の半分を市場におきます。砂嵐のあとは、こんな感じ↓でカードの種類ごとにカードが並びます。
この理不尽な効果の砂嵐は、テントカードを使用することで回避します。ただし、使うことができるのはゲーム中1回のみ!タイミングの見極めが必要です。
テントカードは、ゲーム開始時に各プレイヤー1枚ずつ所持しています。
アクション1:カードの交換
手札のカードと市場のカードを等価交換します。お宝の価値は、カードの左上に書かれています。上の写真の場合、「6」の価値のカードと交換することができます。
「3」のカード2枚でもいいですし、「1」のカード6枚でも構いません。
アクション2:博物館への売却
手札のカードを出し、博物館に売却します。同じ種類のお宝カードの枚数に応じて勝利点が入ります。
上の写真の場合は、10勝利点を獲得します。一度博物館に売却をすると「砂嵐カード」の影響を受けません。
アクション3:遺跡の探索
「地図カード」を使用して、大ピラミッドからカードを獲得します。
使用する地図カードの枚数に応じて、獲得できるお宝カードの枚数が異ります。
・地図カード1枚=お宝カード2枚
・地図カード2枚=お宝カード5枚
・地図カード3枚=お宝カード8枚
各アクションについては好きな順番で行うことができ、アクション1と2については何度でも行えます。
実際に遊んでみて
場の状況を見ながらどのカードを集めるかのその場その場での対応を考えるのが楽しいゲームです。
砂嵐によって手札カードが奪われた際の絶望感はなかなかのもので、本物の考古学者もこうなのかなと想像が膨らみます。
砂嵐に遭遇するまえにいかに博物館に売却するかを考えつつ進めるわけですが、枚数を多く集めるのかそれとも少ない枚数で高得点のカードに山を張って集めるのかを考えます。
このキーになる砂嵐カードですが、オリジナルのルールに則って遊ぶと完全ランダムとなっており、ゲームの序盤や終盤に偏ることなどが発生します。
程よい具合で遊ぶとすると、山札を2つ位に分けて砂嵐カードを入れてから1つの山札にするのもいいかもしれません。
この砂嵐の出方でプレイ感はだいぶ違うと思うので。
価値の高いカードの引きが、何枚のカードを獲得できるかという点にも響くため引きゲーという方もいるかもしれませんが、ノンレアカードを集めてレアカードに交換することもできるのでその辺を乗り切ったり少ない枚数で高得点にできるカードにフォーカスしたり行き当たりばったりな中でより良く振る舞う一喜一憂を楽しむのが良いと思います。
個人的に場のカードを交換するゲームが好きなので、引き運度はやや高いもののとても好きなゲームです。『フリークショップ』なんかがお好きな方はぜひプレイしてもらいたい一作です。
おわりに
トレジャーハンティングセットコレクションゲーム『考古学カードゲーム』をご紹介しました。
場のカードと手札を交換するカードゲームが好きな方はお好きかと。ただ、砂嵐のタイミングによってゲームの面白さが大きく変わるので要注意ですよ!