ゲーム名 | ヘラス (Hellas) |
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メーカー | White Goblin Games (2016) |
ゲームデザイナー | ステファン・ドーラ(Stefan Dorra) |
人数 | 2~4人 |
時間 | 45~60分 |
年齢 | 10歳~ |
古代ギリシア文明はじまりの地『ヘラス』で、大都市を築くゲームです。
大理石を獲得して様々な建物を作り、都市を発展させることを目指します。
ゲームデザイナーは、『フォーセール』『メディナ』をデザインしたステファンドーラ氏です。
ゲームの目的
大理石を獲得して様々な建物を作り、都市を発展させることを目指します。
勝利条件
ゲーム終了時、最も多くの得点を持っているプレイヤーがゲームに勝利します。
ゲーム終了条件
3ラウンド行うと、ゲームが終了します。
ゲームの準備
- ヘラスのボードを配置します
- 各プレイヤーにコンポーネントを配ります
手番でやること
手番では、7種類・合計13つのアクションスペースから1つを選びます。
アクションには、「全員ができるアクション」と「手番プレイヤーのみができるアクション」の2種類があります。そして、アクションを行う時は必要な大理石を支払う必要があります。
全員ができるアクション
- 家の建築(×3)
- 家・広場の建築(×1)
- 宮殿の建築(×1)
- 大理石の採石(×3)
手番プレイヤーのみができるアクション
- 神殿の建築(×3)
- 像の建築(×1)
- 大理石の獲得(×1)
1. 家の建築
家を1つ建築することができます。
2. 家・広場の建築
家と広場を建築することができます。
3. 宮殿の建築
宮殿を建築することができます。宮殿と家がつながると、都市になります。
4. 大理石の採石
大理石の採掘所に隣接するマスに家が建っている場合、大理石を獲得します。
この写真の採掘所では、赤が4つ(2つ×2)、青が2つ(2つ×1)、黄が4つ(2つ×2)の大理石を獲得します。
5. 神殿の建築
神殿を建築することができます。神殿のマスに、柱を建てます。
神殿は、ゲーム終了時に都市に隣接していると追加点を獲得できます。
そして、指輪も獲得します。ラウンドで最初に指輪を獲得したプレイヤーが次のスタートプレイヤーになります。
6. 像の建築
像を建築することができます。像は、ゲーム終了時に都市に隣接していると追加点を獲得できます。
7. 大理石の獲得
大理石を3つ獲得します。
ラウンドの終了
手番を所定の回数行うと、ラウンドが終了します。
(4人プレイ時)
1〜2ラウンド目:3回
3ラウンド目:2回
これを3ラウンド繰り返すと、ゲームが終了します。
得点計算
ゲーム終了時、以下の得点合計して最も多いプレイヤーがゲームに勝利します。
各プレイヤー最大の都市 | その都市に含まれる家、広場、宮殿の数の合計×1VP |
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神殿 | 各都市が隣接する神殿の柱の数×1VP |
像 | 各都市が隣接する像1つにつき3VP |
指輪 | 指輪1つにつき2VP 一番指輪を持つプレイヤー +3VP |
大理石 | 大理石5につき1VP |
神殿と家をつなげて都市を作らないと、ゲーム終了時に勝利点を獲得できません。
そのため、この点を考慮してどのように都市を作り上げていくのかを考える必要があります。
ゲーム終了時の盤面はこのような感じになっており、各々の色が各自都市を大きく築いています。
おわりに
どのようにネットワークを構築するかが非常に悩ましいです。他のプレイヤーに邪魔をされないように陣地を取っていくのが楽しく、悩ましかったです。複数の都市を作るのか1つの都市を拡大するのかも戦況を見極める必要がありそうです。
今回のプレイでは、内陸部に序盤から入り込むことができたため、有利にすすめることができました。海辺に建築をする方がコストを安く抑えることができるという点も、序盤は無視することができません。どこに建物を建築するのかも手持ちの大理石とにらめっこになります。
手番では、アクションを1つ選ぶだけとシンプルです。そして、他プレイヤーの手番でもアクションが発生するため、常にどこに何を建築するかを考えます。そのため、60分程度のプレイ時間でしたが濃密だったような気がしています。
日本では、年内に流通が予定されているそうです。
次に、ホワイトゴブリンさんとお取引があることから、「ヘラス」も入れることになりました。
こちらは版元さん既に品薄になっております。いいタイミングで発注できました&暫く入手が難しくなるかもしれません。
ボードゲームメモでも7点の高評価!こちらもご期待ください。 pic.twitter.com/P63T6zIbor— DEAR SPIELE~ディアシュピール (@DearSpiele) 2016年11月11日