ゲーム名 | エルドラドを探して (Wettlauf nach El Dorado) |
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メーカー | Ravensburger、アークライト |
ゲームデザイナー | ライナー・クニツィア(Reiner Knizia) |
人数 | 2~4人 |
時間 | 30~60分 |
年齢 | 10歳~ |
黄金郷を目指すデッキ構築型レースゲーム!
プレイヤーは探検家となり、他のプレイヤーよりも早くエルドラドの黄金郷を目指します。科学者や原住民などを雇うことで探険隊の一団は段々と大所帯になり、選択肢も増えていきます。
タイトルになっている「エルドラド」は、南アメリカのアンデス地方に伝わる黄金郷にまつわる伝説です。大航海時代にヨーロッパで広まった噂話で、黄金郷自体を指す言葉としても使用されるそうです。
ゲームデザイナーは、有名デザイナーであるライナー・クニツィア氏です。代表作には、『チグリス&ユーフラテス』や『ラー』などがあります。
『ドイツ年間ゲーム大賞2017』ノミネート作!
『ドイツ年間ゲーム大賞2017』では大賞部門のノミネート作品3作品に選ばれています。
エルドラド日本語版 発売決定!
THE QUEST FOR EL DORADO – I am proud to announce our upcoming international edition with all new graphics by Vincent Dutrait. Available in many countries and languages later this year… Large format cards… Many expansions waiting… pic.twitter.com/4a0JcYknDq
— Reiner Knizia (@ReinerKnizia) July 8, 2019
作者であるライナー・クニツィア氏のTwitterにて各国版の情報があり、日本語版も発売されることが発表されました!
Quest for El Dorado: Adding more territories/languages (outside the Ravensburger markets) to the new co-productions😊: Brazil, China, Denmark, Finl and, Greece, Japan, Korea, Netherl ands, Norway, Pol and, Russia, Sweden, and maybe Argentina, Hungary, Israel. https://t.co/ezaFZzgJup
— Reiner Knizia (@ReinerKnizia) July 19, 2019
アークライト社から日本語版が発売することが決定しています。
ゲームの目的
最も早く黄金郷にたどり着くことを目指します。
勝利条件
ゲーム終了時、ゴールに辿り着いているプレイヤーがゲームに勝利します。同着の場合、より多くのバリケードを持っているプレイヤーがゲームに勝利します。
終了条件
いずれかのプレイヤーがゴールにたどり着いた後、開始手番の最も遅いプレイヤーが手番を行うと、ゲームが終了します。
『エルドラドを探して』のゲーム準備
場の中央にゲームボードと購入用カードを配置します
購入用カードは、全18種類!
ゲーム中で購入できるカードは全18種類あります。1番下の列に配置されている6種類から購入することができます。(カードがなくなった際は好きな1種類のカードを1番下の列に補充)
初期カードは、全3種・8枚!
初期カードは、全8枚です。1コインのカード(黄色)が4枚、1マチェットのカード(緑色)が3枚、1オール(青色)のカードが1枚となっています。
スタート位置にプレイヤー駒を配置!
ゲームボード上のスタート位置に、手番順に駒を配置します。
『エルドラドを探して』のルール/遊び方
プレイヤーは、常に4枚のカードを手札として持ちます。
手番ではカードを使い、『駒を進める』と『カードを購入する』の2種類のアクションを行うことができます。この2つは両方行うこともできます。
1.駒を進める
駒を進める先にあるマス目と同じ色のカードを使い、そのマスに進みます。
このとき、マス目に書かれたアイコンの数より大きいカードを出す必要があります。
バリケードを取り除く
駒を進めると、ボードの継ぎ目にバリケードが置かれています。バリケードに書かれたコストをカードで支払い、取り除きます。(取り除かないと進めません)
取り除いたバリケードは、同着ゴール時の勝利条件に関わります。
※バリケードの配置位置は、ゲームボードの上が正しいです。
2.カードを購入する
手番では、カードを1枚購入することができます。購入時は、コインの書かれたカードで支払います。(コイン以外のカードは、表記の数字×0.5コインとして扱います。)
獲得したカードは、捨て札置き場に置かれます。
3.手番終了時の処理
手番で残ったカードは、手札に「残す」か「捨てる」かをそれぞれ選ぶことができます。
デッキの回し方
山札は個人ボードの左側に配置し、使ったカードは個人ボードの右側に配置します。
手札補充時に山札がなくなった時、捨て札置き場にあるカードをシャッフルし新しい山札にします。これを繰り返し、ゲームは進みます。
実際に遊んでみて
ルールが、単純明快でいいですね。ゴール迄の道のりが明確になっているので、どのカードを購入するべきかが見やすくあれこれ考えるのが楽しいです。
コース取りが非常に重要で、抜きつつ抜かれつつな熾烈な展開が繰り広げられます。コースの取り方によっては、手札と地形が噛み合わない場合なんかもあり程よく運も介在していきます。
ゲームが進んでいくと、デッキ圧縮(手札をゲームから除外する)ができるカードやマスが登場します。初期マップでプレイした感じでは、デッキ圧縮をせっせとやるよりも歩数の大きいカードを多く獲得して進んだ方が強そうな印象でした。
ルールブックに記載されている推奨マップは、ゲームの熟練度に応じて選択できます。6種類あるので、繰り返し遊ぶことができます!
手番で使用するカードも4枚だけで、主なアクションが2つのみなので、考える時間も短くリズムよく手番がまわってくるのも好印象でした。
先へ先へ進みたい気持ちを妨げない程よいダウンタイムな感じです。
初期マップでしか遊べていないので、他のマップなども使って繰り返し遊びたいと思っている次第です。
おわりに
今回は、ドイツ年間ゲーム大賞2017のノミネートゲーム『エルドラド(Wettlauf nach El Dorado)』をご紹介しました。デッキ構築型のゲームの入門に良いのではないでしょうか。そいではまた〜