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ゲーム紹介『グレンモア (Glen More)』

ゲーム名グレンモア (Glen More)
ゲームデザイナーMttias Cramer
人数2~5人
時間約60分
年齢10歳~
メーカーalea (2010)

17世紀のスコットランドで影響力を拡大するタイル配置ゲーム!

『グレンモア』は、17世紀のスコットランドの一族の長となり、スコットランド高地における影響力と権力を獲得することを目指すタイル配置ゲームです。

全3ラウンドの得点計算後、最も多くの得点を獲得しているプレイヤーが、勝利します。

ゲームデザイナーは、Mttias Cramer氏。代表作に『ロココの仕立て屋』『ランカスター』などがあります。

勝利条件

ゲーム終了時、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。

終了条件

全3ラウンドが終わると、ゲームが終了します。

ゲームの準備

ゲームボード中央に配置し、タイルとプレイヤー駒を配置します。

ゲーム紹介『グレンモア (Glen More)』:ゲームボード

タイルの裏面には「0」~「3」の数字が書かれており、ラウンド開始時は「0」のタイルが全てならんだ状態になっています。

ゲーム紹介『グレンモア (Glen More)』:初期セットアップ

各プレイヤーには、「6金」「初期タイル」「黒ミープル」を配ります。

タイルの種類

タイルの種類は、全5種。それぞれ以下の特徴をもちます。

黄色

資源(木、石)の獲得、ウイスキーの生産(小麦➡︎ウイスキー

緑色

資源(牛、羊、小麦)の獲得

茶色

資源を支払い、得点を獲得など

灰色

黒ミープルの獲得&黒ミープルを2マス進めることができる

青色

効果カードの獲得

手番でやること

手番は、ゲームボード上の最も後ろに位置しているプレイヤーが行います。

手番でやることは、以下の4つです。

  1. 駒の移動
  2. タイルの配置
  3. タイルの活性化
  4. タイルの補充

1.駒の移動

ゲーム紹介『グレンモア(Glen More)』

まず、自分の駒を動かして好きなタイルを獲得します。歩数の制限はありませんが、先のタイルを取ってしまうとなかなか手番がまわってきません…

2.タイルの配置

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「1.駒の移動」で獲得したタイルを配置します。タイルの配置には3つの条件があります。

  1. 黒ミープルに隣接していること
  2. タイルの辺がつながっていること
  3. 道や川が接続すること(ある場合は)

これらを満足するようにタイルを配置します。

3.タイルの活性化

ゲーム紹介『グレンモア(Glen More)』

各タイルには、資源の獲得産出物の売買などの効果が書かれています。タイル配置時にこの効果を使用することができます。

また、配置したタイルの周囲8マスにあるタイルは同様にそのタイルの効果を使用することができます。

4.タイルの補充

プレイヤーの手番終了後、新しいタイルを1枚補充します。

タイル枚数は一定のまま、ぐるぐるとゲームボード上をプレイヤー駒が回ることになります。

生産品の売買

手番ではゲームボードの中央にある市場にて生産物の売買を行うことができす。

売る場合

該当する生産品の列にあるコインを獲得します。

買う場合

購入した資源をタイル配置の必要コストとして使いたい時にのみ行うことができ、該当する生産品の列で空いている箇所にコインを支払います。

ラウンドの終了と得点計算

ラウンドの終了

「タイルの補充」にて、各タイルの山がなくなるとラウンドが終了します。(「1」「2」「3」のタイル山がなくなったとき)

得点計算(ラウンド終了時)

3種類の項目に関して、最も数の少ないプレイヤーとの差を比べます。差分に応じて得点を獲得します。

  • ウイスキー生産量
  • タイル外の黒ミープルの数(移動によってタイルから外に出すことが可能)
  • 効果カードの枚数

最終得点計算

ゲーム終了時のみ、以下3つを得点計算します。

  1. 効果カードによる得点
  2. コインによる得点(1金=1点)
  3. 他のプレイヤーとのタイルの差分による得点(1枚=-3点)

合計得点の最も高いプレイヤーが、ゲームに勝利します。

実際に遊んでみて

タイルの配置選びとどこに配置して活性化してコンボさせるかを考えるのが楽しく悩ましいゲームでした。地形タイルの川と道があることによって完全に自由に置けるわけではなく、やりたいこととそことの兼ね合いが必要と感じました。

また、獲得するタイルもすべての生産物を必ず生産する必要はなく、ラウンド終了時の得点や得点変換タイル効果などを見据えて選ぶ必要があります。

タイルを取りすぎてしまうことにより、ゲーム終了時マイナス点になるというところも沢山タイルを配置すれば良いというわけではないように作用しており、タイル選びでの取捨選択が求められます。

残念な点でいうと、様々な生産物があるのに木駒が全てキューブ(ウイスキー以外)であるという点でしょうか。今度プレイする際には、『クランズオブカレドニア』の駒なんかをつかって遊びたいと思ったのが正直なところです。

ゲーム紹介『グレンモア(Glen More)』
▲ゲーム終了時の様子

自由タイル配置型のゲームは、とても好みなのでうってつけのゲームでした。(Twitterなどでもオススメいただいたりしました。感謝です。)タイルの内容などを覚えてやりこむのも面白そうですし様々なプレイ人数で遊んでみたいところです。

おわりに

今回は、スコットランドでの影響力を高めるタイル配置ゲーム『グレンモア (Glen More)』をご紹介しました。

個現在は、ショップでの入手困難なゲームとなっているのでどこかで見つけたら購入したい一品であります!