ゲーム名 | 8ビットモックアップ(8bit Mock Up) |
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ゲームデザイナー | 佐藤敏樹 |
人数 | 2~4人(2版は5人) |
時間 | 10~15分 |
年齢 | 8歳~ |
メーカー | さとーふぁみりあ (2017) |
神さまが気に入る国を創造するタイル配置ゲーム
『8ビットモックアップ(8bit Mock Up)』は、神さまが気に入る国を創造するタイル配置ゲームです。
ゲームデザイナーは、さとーとしき氏。2017年にホビージャパンから発売された『ダイスエイジ』の他、『死神セクト』『忍ジャン』などがあります。これらの作品は、長谷川登鯉氏がアートワークを手がけており、本作も同様です。可愛らしいドット絵が目を惹きます。
『ゲームマーケット大賞2017』大賞受賞作!
12/3に発表された『ゲームマーケット大賞2017』の大賞にも選ばれました。
ゲームマーケット大賞は❗️
「8ビット・モックアップ」でした‼️‼️‼️ pic.twitter.com/xlDx8c3KmA
— Rael (@Rael_gamer) 2017年12月3日
勝利条件
ゲーム終了時、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
終了条件
20枚のタイルを置ききった時、ゲームが終了します。
ゲームの準備
各プレイヤーに25枚の土地タイルを配ります。土地タイルに描かれている模様は「草原」「砂漠」「海」「毒沼」の4種類。タイルの構成は、箱裏に書かれています。
タイルの右下には数字が書かれており、黒い文字と赤い文字のものがあります。
まず、裏面に「8bit mock up」という文字の書かれた1番のタイルを自分の場に配置してゲームが開始します。親プレイヤーは、残りのタイルから5枚を裏向きに伏せて、箱に戻します。この5枚は今回のゲームでは使いません。
▲初期タイル
手番でやること
親プレイヤーが代表してタイルを引き、数字を宣言します。他のプレイヤーは、同じ数字のタイルを探し出し、全プレイヤー同じタイルを既にあるタイルにつなげて配置します。
▲こんな感じで国が広がっていきます
タイルは4種類の地形に矛盾がないように配置する必要があります。
これを繰り返し、全てのタイルを置ききるとゲームが終了します。
赤い数字のタイルが出た場合
配置するタイルが赤い数字のタイルだった場合、モニュメントを建築することができます。
モニュメントは3種類あり、「草原」「海」「砂漠」の3種類に対応しています。プレイヤーは、好きな土地に土地の種類を同じ色のモニュメントを配置します。
ゲームの得点は、モニュメントを配置した箇所にのみ入ります。
得点計算
20枚のタイルを配置後、得点計算を行います。その際、モニュメントの配置されている地形のみ得点になります。
各土地が完成しているかどうかで得点の入り方が変わります。そして、土地のエリアの中にいくつのクッキー(タイルのつなぎ目にある黒丸が完成しているやつ)を数えます。
1.地形が完成している場合
クッキーの数×2点
2.地形が完成していない場合
クッキーの数×1点
これを各プレイヤー合計し、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
実際に遊んでみて
「Take it easy!」や「カルバ」などに代表される同じタイルを同時に配置するゲームです。
他2作品と大きく異なるのはタイルの配置方法が自由配置であるという点です。そのため、タイル配置の窮屈さがなくのびのび(?)自由に国を作ることができます。まずこの点が好みです。
各プレイヤー同じタイルを使用しているのに、バラエティに富んだ国が完成していきます。各土地の色も鮮やかです。
いかにうまく同じ種類の地形を広げるかのセンスが問われており、フレキシビリティに富んだ配置が要求されます。どこまで伸ばし、どこで地形を完成させるのかという点にジレンマがあります。欲張り過ぎてしまうと土地の点数が1/2になってしまうため程々にする必要があります。
プレイ時間も長くなく、複数セットあれば何人でも遊べます。お子さんでも遊びやすいファミリーゲームだと思いました。
おわりに
今回は、国を創造するタイル配置ゲーム『8ビットモックアップ』をご紹介しました。
土地を自由に広げるのが楽しいですよ。