この記事は「数学ゲーム Advent Calendar 2018」の8日目の記事です。
「ドメモ」「ペアーズ」「リカーーーリング」の3作品をご紹介します。
はじめに
数学、それは中学高校時代に過去の自分習得した古えの学問である。<.p>
一応理系の人間ではありますが、普段仕事で使うのは足し算/引き算/掛け算/割り算とう小学校時代に習得する算数ばかりです。
ほんとね、よく高校時代の数学とか理解できていたなと過去の自分にエールを送りたくなるくらい頭がパッパラパーになっている今日このごろです。
数学ゲームって何だろう?
さてさて、今回数学ゲームのアドベントカレンダーの記事を書くことになったわけなんですが、数学ゲームってなんですかね。
数学ゲームっていうと何だか確率論とかである程度計算ができるアブストラクトゲームという硬いイメージがあります。
きっと星の数ほどあるボードゲームにおいても、1手1手というのは数学における確率計算の上で最適手が見つかるもの。AIの対戦相手を作成できるものは数学ゲームなのでは?と勝手に解釈させていただきました。
「数字の数」=「ゲーム中のカード枚数」
ということで、広めに数学ゲームを捉えた上でどんなゲームについて語ってみようかと考え頭に浮かんだゲームは「数字の数」=「ゲーム中のカード枚数」で構成されているゲームでした。
ゲーム中において、「1」は1枚・「2」は2枚・「3」は3枚・・・「10」は10枚として扱われるものです。
ただ単純にこの構成が好きなんですね。何がいいかと言いますと各数字の希少価値が設定されているという点。「1」は最も希少価値の高いカードになっていて、「10」は最も価値が低い。
トランプなんかにおいては、数字の大きさによって強さの強弱はあるわけですが各数字の登場確率は等しいですよね。「数字の数」=「ゲーム中のカード枚数」という構成な時点で、その非対称さからなんだか私のワクワク感を駆り立てるのです。
前置きが長くなりましたが、今回の記事ではそんな「数字の数」=「ゲーム中のカード枚数」のゲームはどんなゲームがあるかを紹介してみます。
自分の持っている数字を推理せよ!『ドメモ』
ゲーム名 | ドメモ |
---|---|
メーカー | 幻冬舎 |
ゲームデザイナー | アレックス・ランドルフ |
人数 | 2~5人 |
時間 | 20分 |
年齢 | 6歳~ |
『ガイスター』や『ハゲタカのえじき』を手がけたゲームデザイナー・アレックス・ランドルフ氏の推理ゲームです。
ゲーム中で使用する数字は「1」~「7」、自分の手前に並べた数字タイルが何であるかをすべて当てることを目指す推理ゲームです。
自分から見える情報と、数字タイルの構成から自分の場の数字が何であるかを考えます。また、相手のプレイヤーが宣言した数字からも推測することができ、ほかプレイヤーの一挙一動にも目が離せん。
この数字構成の楽しさが全面に出たシンプルなゲームだなと思います。
様々なルールを楽しめる汎用カード!『ペアーズ』
様々なルールを楽しめるトランプ的なカードゲーム『ペアーズ』。「1」~「10」までの数字で構成されています。
海外では全15種類が展開されており、国内ではテンデイズゲームズさんから5種類の様々なイラストで販売されています。
2014年にアメリカのCheapassGamesより発売されました。クラウドファンディングサイト「Kickstarter」において大成功を収め、11種類の魅力的なデッキからスタートしたデッキ数は、現在15種類に達しています。
日本語版でも「デザイン違いの魅力的なデッキ」というコンセプトを踏襲し、英語版からの2種類に加え、日本語版オリジナルデザインとなる3種類のデッキを制作。合計5種類を日本語版として用意いたしました。
(引用:ペアーズ日本語版 | テンデイズゲームズ)
2017年の日本語版発売を記念してゲームデザインコンペティションが行われて入賞作のルールが公開されている他、5種類の製品に付属するルールもすべて公開されているという太っ腹っぷりなのです。
「数字の数」=「ゲーム中のカード枚数」のゲームがお好きな方は要チェックです。全ルールを遊び尽くしてみたいな~
参考
ペアーズ日本語版 | テンデイズゲームズ
参考
「ペアーズ」ルール – テンデイズゲームズブログ
勝ち残って手札を消化しつつカードを獲得!『リカーーーリング!(ReCURRRing)』
ゲーム名 | リカーーーリング(ReCURRRing) |
---|---|
メーカー | 賽苑 |
ゲームデザイナー | 賽苑 |
人数 | 3~5人 |
時間 | 30分 |
年齢 | 8歳~ |
『リカーーーリング!』は、老舗ゲームサークル賽苑がデザインしたカードゲームです。数字は「1」から「10」までを使用。
手番では、数字カードを出すのですが出した時に手前のプレイヤーが出したカードに勝った場合にはそれを回収して自分の出したカードが勝ち残ります。
カードの強さとしては、同じ枚数を出す場合は数字が小さい方が強く、大きい数字を持っている場合にはより多い枚数を出すことで勝つことができます。
後のことを考えながら、勝つのかパスするのかのタイミングを見極めるのが面白いゲームです。
参考
ゲーム紹介『リカーーーリング(ReCURRRing)』 : ニコボド | ニコのボードゲーム日記
おわりに
他にも「数字の数」=「ゲーム中のカード枚数」は、TUKAPONさんの『あいわな -TRAP OF LOVE-』
やつれづれ愚者さんの『トライアングル』なんかもあります。
こんな「数字の数」=「ゲーム中のカード枚数」ゲームがあるよーという情報がありましたら、TwitterのDMなんかでご連絡いただければ幸いです。