ゲーム名 | コンプレット (Completto) |
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メーカー | Schmidt Spiele (2015) |
ゲームデザイナー | Heinz Meister |
人数 | 2~4人 |
時間 | 30分 |
年齢 | 8歳~ |
『コンプレット』はこんなゲーム
『コンプレット (Completto)』は、1~100が書かれた木の駒を並べるゲームです。手元には22個の木駒が並びます。
手元に並んだ駒と場に並んだ駒を交換することで全ての駒を数字が大きさ順に並ぶように並べることを目指します。
ゲームデザインは、Heinz Meister氏。代表作は、『スティッキー (Zitternix)』や『イグルーポップ (Iglu Pop)』です。
子供向けだったり、コンポーネントに特徴のあるゲームを多くデザインされています。
『コンプレット』の勝利条件
22個の木駒が表面になった状態で、昇順に並べたプレイヤーが勝利します。
『コンプレット』の終了条件
いずれかのプレイヤーが、表を向いた木駒を22個並べるとゲームが終了します。
『コンプレット』のゲーム準備
手元に、22個の木駒が並べます。その際、5個が表面。17個が裏面で並べます。このとき、表面の数字が左から昇順になるように並べます。
初期配置はこんな感じになります。(横長すぎて、写真におさめるのが大変…)
『コンプレット』のルール/遊び方
手番では、2つのアクションのうちいずれか1つを行います。
- 木駒を引き、手元に配置する
- 手元の木駒を移動する
1.木駒を引き、手元に配置する
共通の場から木駒を1つ引き、表向きにします。
その後、自分の木駒の列で裏面になっているものと入れ替えます。
【特殊処理】
- 数字は上下反転することができます。
(例:「68」と「89」のどちらとしても使える。) - 置いた木駒の数字が、既に置いてある木駒の数字と連続する場合、追加手番を行うことができます。
- 数字が配置できない場合、引いた木駒を表向きの状態で共通の場に戻します。
2.手元の木駒を移動する
既に数字と数字が隣り合っている箇所に、裏面の木駒を移動させます。ゲームが進むにつれて、数字間の幅が狭くなってしまう場合などに行います。
これを繰り返し、いずれかのプレイヤーが表面を向いた木駒を22個そろえるまで続けます。
『コンプレット』のレビュー
木駒を触っている感じが楽しい!ルールも単純明快!!
写真では伝わりづらいですが、木駒の数字部分は掘られています。そして何より木でできているので手触りがよく、非常に良いです。
場札を引いて、並べるだけの単純なルール万人が遊べるゲームとなっています。
引き運次第だが、うまく引けた時の気持ちいい!
他のプレイヤーが出したタイルをうまく自分の場所にはめ込むことができた場合は気持ちよいのですが、いかに相手より早く上がるかが一進一退になるためとても緊張感がありました。
どのエリアの数字を開けておくかの戦略が勝敗を分ける!
限られた22枚の中で、どのへんの数字を待つ構成にするかの戦略が勝敗のカギを握ります。ある程度、他プレイヤーが捨てているタイルなどから読むこともできます。
そして、初期配置が重要です。数字と数字の間に、いくつ裏面の木駒を入れるかが悩ましいです。ゲーム中盤、相手の並びを見ながら裏面の木駒を移動させるかどうかのタイミングも勝ちを目指すには大事な印象を受けました。
手なり感は強い!
ルールがシンプルであるが、最適解は見えやすいため手なり感を感じてしまう場合はあるかもしれません。
とはいえ、お子さんからお年寄りまで多くの方が遊べるゲームかと思います⭐︎
おわりに
今回は木駒の手触りがクセになる数字並べゲーム『コンプレット』をご紹介しました。
オフィシャルサイトの動画も貼っておきますので、雰囲気がより伝わるかと思います。