【特集】2020年開催の大規模ボードゲームイベント情報

【ゲーム紹介】イッツアワンダフルワールド|5つの資源を活用して帝国を発展させるカードドラフトゲーム!

近未来都市を発展させるのが大好きな皆さん『イッツアワンダフルワールド』へようこそ!

5種類の資源を活用して様々な建物を建築して国を発展させましょう。

『テラフォーミングマーズ』なんかが好きな方は必見のカードドラフトゲームとなっています。

『イッツアワンダフルワールド』ってこんなゲーム!

『イッツアワンダフルワールド』は、拡大を続ける帝国の指導者として他国よりも発展することを目指すカードゲームです。

5つの帝国の民たちよ!
今日は世界大戦終結10周年の記念すべき日だ。
我々の聡明で親愛なる王たちは我々を幸福にするためにこの素晴らしい世界まで導いてくださった。
我々が築き上げたこの平和で進歩を遂げた世界を祝おうではないか。
偉大なる王たちを讃えよ!
(引用:「イッツアワンダフルワールド」ゲーム説明)

プレイイメージ|イッツアワンダフルワールド

カードドラフトにて選んだ「発展カード」を使うのが特徴。4ラウンドの中で資源を算出する建物などを建てて効率的な資源供給をして、多くの勝利点獲得を狙います。

カードは「資源の獲得」「建設する」かの2種類のうちどちらかを選択することができ、アクションを使いこなして文明を発展させていきます。

『イッツアワンダフルワールド 日本語版』はEngamesから発売

『イッツアワンダフルワールド 日本語版』は、富山のボードゲームショップEngamesが手がけています。

イッツアワンダフルワールド 戦争か平和か

基本セットと同時に拡張セット『イッツアワンダフルワールド 戦争か平和か 日本語版』を発売。2020年内に『イッツアワンダフルワールド 荒廃と隆盛 日本語版』の発売を予定しています。

『イッツアワンダフルワールド 戦争か平和か』には6つのストリーが収録されている。

イッツアワンダフルワールド 戦争か平和か

追加する事で、話を進めていくレガシータイプのゲームに変化する。

WEBアプリ版『イッツアワンダフルワールド』もリリース済!!

WEBブラウザ上で『イッツアワンダフルワールド』を遊べる環境も提供されています。

WEBアプリ版「イッツアワンダフルワールド」

日本語は非対応ですが、言語依存のあるゲームではないのでルールを知っていれば遊ぶことができます。

1. ミープルアイコンを押す

WEBアプリ版「イッツアワンダフルワールド」遊び方1

2. ゲーム設定とURL配布

WEBアプリ版「イッツアワンダフルワールド」遊び方2

3. ゲーム開始

WEBアプリ版「イッツアワンダフルワールド」遊び方3

4. ゲーム画面

WEBアプリ版「イッツアワンダフルワールド」遊び方4

5. カード選択

WEBアプリ版「イッツアワンダフルワールド」遊び方5

もう少し色々操作はありますが、だいたいこんな感じです。(雑)
参考 It’s a Wonderful World

『イッツアワンダフルワールド』の内容物

  • ゲームボード
    (資源置き場:2枚、投資家置き場:1枚、将軍置き場:1枚、クリスタリウム置き場:1枚)
  • 帝国カード:5枚
  • 発展カード:150枚
  • 資源キューブ:170個
  • 人物トークン:80個
  • ラウンドマーカー:1個
  • 得点計算シート:1冊

『イッツアワンダフルワールド』のゲーム準備

「ゲームボード」に「資源キューブ」「人物トークン」「ラウンドマーカー」を配置します。

ゲーム準備|イッツアワンダフルワールド

各プレイヤーは、「帝国カード」を受け取りゲームを開始します。「帝国カード」はA面とB面があり、初期はA面(全プレイヤー異なる)。慣れてきたらB面(全プレイヤー同じ)を使うことが推奨されています。

帝国カードA面|イッツアワンダフルワールド
帝国カードB面|イッツアワンダフルワールド

『イッツアワンダフルワールド』のルール

ゲームは、全4ラウンド行います。各ラウンドは「A.ドラフトフェイズ」「B.計画フェイズ」「C.製造フェイズ」の3つで構成されており、3つのフェイズが終わるとラウンドが終了します。

勝利条件

ゲーム終了時、もっとも得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。

終了条件

全4ラウンドが終了すると、ゲームが終了します。

A. ドラフトフェイズ

各プレイヤーに「発展カード」を7枚配ります。

A.ドラフトフェイズ|イッツアワンダフルワールド

その中から1枚のカードを選択して、残りのカードを隣のプレイヤーに回します。選択したカードは、自分の手前のドラフトエリアに置かれます。

これを7回繰り返し、手元のドラフトエリアに残った7枚のカードで次以降のフェーズを行います。

発展カード|イッツアワンダフルワールド

「発展カード」のタイプは、全5種類。カードには、「必要資源」「勝利点」「生産資源」「リサイクル資源」の4つの情報が書かれています。

タイプ毎の枚数構成や生産資源を数えてみたので、気になる方はカード構成をのぞいてみてください。

カードの種類数・種類毎最大枚数・勝利点カード種類

カードタイプ 種類 種類毎
最大枚数
勝利点種類
建造物
(灰色)
9種 7枚 1種
軍用機
(黒色)
9種 7枚 1種
研究
(緑色)
23種 1枚 23種
巨大事業
(黄色)
20種 2枚 20種
発見
(青色)
17種 1枚 17種

産出資源

2種類以上の資源を含む場合は、それぞれカウントしています。

カードタイプ 建材
(灰色)
エネルギー
(黒色)
科学
(緑色)
資金
(黄色)
探査
(青色)
合計枚数
建造物
(灰色)
19枚 17枚 13枚 16枚 0枚 65枚
軍用機
(黒色)
4枚 0枚 3枚 0枚 31枚 38枚
研究
(緑色)
3枚 2枚 1枚 4枚 2枚 12枚
巨大事業
(黄色)
2枚 3枚 5枚 7枚 5枚 22枚
発見
(青色)
0枚 0枚 3枚 5枚 2枚 10枚
合計枚数 28枚 22枚 25枚 32枚 40枚 147枚

リサイクル資源

カードタイプ 建材
(灰色)
エネルギー
(黒色)
科学
(緑色)
資金
(黄色)
探査
(青色)
合計枚数
建造物
(灰色)
15枚 17枚 7枚 11枚 0枚 50枚
軍用機
(黒色)
16枚 0枚 5枚 0枚 10枚 31枚
研究
(緑色)
2枚 4枚 6枚 6枚 5枚 23枚
巨大事業
(黄色)
0枚 5枚 3枚 13枚 8枚 29枚
発見
(青色)
0枚 1枚 4枚 7枚 5枚 17枚
合計枚数 33枚 27枚 25枚 37枚 28枚 150枚

B. 計画フェイズ

7枚のカードをそれぞれ「構築する」か「リサイクルする」かを選びます。

計画フェイズ|イッツアワンダフルワールド

B-1. 構築する

「発展カード」を構築中エリアにカードを配置します。

B-2. リサイクルする

「発展カード」を捨てて、カードの右下に書かれた資源を獲得。獲得した資源は、構築中エリアにあるカードの上に配置します。

C. 製造フェイズ

「帝国カード」の上に並んだ構築済のカードから得られる資源を構築中エリアにあるカードの上に配置します。

製造フェイズ|イッツアワンダフルワールド

C-1. 資源の獲得

資源を獲得し、建設途中のカードの上に配置します。

C-2. 建設する

自分の場にカードを配置して、建設します。資源を獲得することによって得た資源をカードの上に載せていき、すべての資源が揃うとカードが建設されたことになる。

プレイイメージ2|イッツアワンダフルワールド

完成した建物は、ラウンド終了後に自分の完成済み建物のエリアへ移動。完成した建物から勝利点を得ます。

C-3. チップの獲得

建設済みの建物から獲得できる資源を比べます。

資源の比較|イッツアワンダフルワールド

5種類の各資源毎にもっとも多く持っているプレイヤーは、「投資家」/「将軍」のチップを獲得します。

チップの獲得|イッツアワンダフルワールド

チップは勝利点(1点)になり、「発展カード」との組み合わせで追加得点になる場合もあります。

『イッツアワンダフルワールド』のレビュー

建築マネジメント戦略を考えるのが楽しい!

「発展カード」は、傾斜が付いていないため1ラウンド目から強いカードが手元にまわってきたりします。

序盤にまわってくる強カードをいかに活かしていくかという点については、『テラフォーミングマーズ』なんかにも似た思考が求められます。

カードの稀少性については、各カードの左上に書かれているカード枚数を参考にすると良いでしょう。

5種類のカードは、色ごとに「資源産出」と「勝利点」のバランスがばらけており、ある程度どんなカードがあるのかやカードの必要コストの相場観をつかんでからプレイするとより楽しめるでしょう。

最初に配られるカードがゲームプレイングにおける指針となります。

序盤はしゃがんでコストの高いカードを配置していくか、序盤からコストの安いカードをどんどん配置していくかなど様々な戦略が用意されており、限られたラウンドの中でいかにマネージするかは面白い点と言えるでしょう。

次はもっとうまくできそうと思わせてくれる!

4ラウンドでゲームが終了するというのは、長そうですがあっという間です。

建設した建物から獲得できる資源は2ラウンド目以降から。更に4ラウンド目終了時に建てた建物からは資源は産出されません。

なので、どういう順に建物を完成させていくかというのは非常に重要です。

4ラウンド目でカードの巡りによって建設を予定していた建物が建てきれずにゲーム終了となってしまうことも。心残りが出て、悔しくい&次はうまくできると思わせてくれ、リプレイ欲を掻き立てます。

カードドラフトの醍醐味が楽しめる!

カードドラフトゲームは、カード選択を全プレイヤーが同時に行うため他プレイヤーの思考時間を待つ時間が短いという良い点があります。

一方で、カードを各々が選んで自由にプレイする仕組みであるため、プレイヤー同士が関わる要素は低くなってしまうという悪い点もあり一長一短となっています。

『イッツアワンダフルワールド』では、「C-3.チップの獲得」によって資源獲得のマジョリティを競わせることでインタラクション不足を解消しています。

さらに、ゲーム開始前に配られる「帝国カード」によっても大きくこの点が変化します。産出される資源が非対称の「A」に対して、対称である「B」の方が他プレイヤーといかに重複しないようにカードを集めるかを考える(相手のドラフトエリアをよく見ておく)ことが必要になります。

『世界の七不思議』と比べるとインタラクションは見劣りする!

有名なカードドラフトを使ったボードゲームといえば『世界の七不思議』が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

手札7枚でスタートすることからも、ボードゲーム経験豊富な方は思い浮かんだはず。

『世界の七不思議』は、「1枚ずつのカードプレイ」「戦争」「資源の貸し借り」など左右のプレイヤーの盤面も合わせて自分の盤面として見る側面が強くありました。

そちらと比べてしまうと、『イッツアワンダフルワールド』はインタラクションとしては劣っていると言えるかなと感じました。

他プレイヤーの牽制などよりも、自分のやりたいことをじっくり考えてやりたいという方は『イッツアワンダフルワールド』が向いているでしょう。プレイ感として比べるとゆるく、自由度は高いといえます。言い換えるとプレイヤー間のインタラクションに得点の重きを置かない現代的なゲームデザインとも言えるでしょう。

『イッツアワンダフルワールド』のまとめ

⭕️:建築マネジメント戦略を考えるのが楽しい!
⭕️:次はもっとうまくできそうと思わせてくれる!
⭕️:カードドラフトの醍醐味が楽しめる!
❌:『世界の七不思議』と比べるとインタラクションは弱い!

今回は、カードドラフトによって国を建築していくゲーム『イッツアワンダフルワールド』をご紹介しました!

「テラフォーミングマーズ」などのカードドリブンの拡大再生産ゲームが好きな方におすすめです!!

『イッツアワンダフルワールド』の商品情報

パッケージ|イッツアワンダフルワールド(It's a Wonderful World)
ゲーム名 イッツアワンダフルワールド
(It’s a Wonderful World)
デザイナー Frédéric Guérard
プレイ人数 1〜5人
プレイ時間 45分
対象年齢 14歳~
版元 La Boîte de Jeu
出版社 Engames
価格 ¥5,280(税込)
参考 イッツアワンダフルワールドEngames Shop 参考 It’s a Wonderful WorldLa Boîte de Jeu