ゲーム名 | メトロックス (Metoro X) |
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デザイナー | 林 尚志 |
人数 | 1~6人 |
時間 | 20分 |
年齢 | 8歳~ |
メーカー | OKAZU Brand |
地下鉄路線を完成させるマークシートゲーム
『メトロックス』は、地下鉄路線を完成させるマークシート式のゲームです。場に1枚ずつ数字カードが公開され、公開されたカードに応じてマークシートに記入します。
OKAZU Brandのゲームマーケット2018大阪の新作ゲームで、東京マップ・大阪マップの2つが用意されています。
勝利条件
ゲーム終了時、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
終了条件
マークシートの左端の枠が全て埋まると、ゲームが終了します。
ゲームの準備
各プレイヤーにマークシートとサマリーカードを配ります。
サマリーカードには、カードの構成とゲーム終了時のマイナス点が書かれています。
手番でやること
手番は、全プレイヤー同時に行います。場に1枚カードが公開され、そのカードの指示に従ってマークシートに記入をします。
カードは「数字」「丸数字」「☆」「フリー」の3種類。示された数字などの情報を1つの路線の◻︎に記入後、路線の各駅に◯を記入します。
数字
選んだ路線に左詰めで、数字の分だけ◯をマークします。
ただし行く先に既に◯のマークがある場合、その◯マークに到達する分しか記入できません。
例:「3」が出た場合
丸数字
選んだ路線に左詰めで、数字の分だけ◯をマークします。
ただし行く先に既に◯のマークがある場合、その◯マークを飛び越して記入することができます。
例:「③」が出た場合
☆
選んだ路線に左詰めで、得点を記入します。マークする駅で交差している路線数×2点をマークします。
フリー
好きな位置を選んで◯をマークします。
得点計算
路線完成ボーナス
路線が全て◯で埋まったら、路線完成ボーナスを獲得します。一番最初に完成させると、倍の得点を獲得します。
合計得点
「☆」の得点と路線完成得点の合計値から、空きマスの合計値に応じたマイナス点を差し引いて合計得点を算出します。
得点の最も高いプレイヤーがゲームに勝利します。
実際に遊んでみて
見た目のポップさとは裏腹にすごく頭を使うマーク式ゲームでした。
というのも、路線を完成させるのを目指すわけですが数字は2~3つしか記入することができないわけなのです。その中で、きちんと路線完成をさせるもの、路線完成の補助をするものの取捨選択をしないと立ち行かなくなります。
路線完成の補助というのは、交差している駅のマークをメインで進めている線ではないほうでマークすることによってマーク個数を増やすことができます。
▲ゲーム終了時の様子
ここをきちんと考えないと、得点にならない中途半端な路線ばかりになってしまうわけです。一方で、路線の早取りボーナスも用意されているため程よく他プレイヤーとのインタラクションも発生します。
初回プレイしたた限りでは、路線の完成によって大きな差はつかず「☆」の交差による得点差による違いが最終得点に大きくあらわれていました。
また、マス目を無駄にしてしまうことでマイナス点になるジレンマもあるため○を埋める効率も求められます。誰でも簡単にプレイできるゲームですが考えどころが多く用意されており、ゲーマーでも頭を悩ませながら楽しめるゲームでした。
おわりに
マークシート式のゲーム『メトロックス』をご紹介しました。
今回は東京マップをご紹介しましたが、大阪マップも同梱されています。カードのめくられ方、マップの違いで異なった展開が楽しめそうです。マークアップするゲームがお好きな方は是非遊んでみてください。。