【ゲーム紹介】ソレニア (Solenia)：飛空艇で昼夜のサイクルを失った惑星を探検するゲーム

Pearl Games社の新作ゲーム『ソレニア (Solenia)』を遊んだのでどんなゲームかをルールと共にご紹介します。

飛空艇で昼夜のサイクルを失った惑星ソレニアを旅するゲーム

ストーリー

何千年もはるか昔、小さな惑星ソレニアは昼夜のサイクルを失いました。北半球は永遠の暗闇に突き落とされ、南半球は永遠に日が昇っています。

プレイヤーは、世界を旅して両半球の住民に必需品を提供する任務を行います。

『トロワ』『デウス』のデザイナーの新作！

ゲームデザイナーはSébastien Dujardin氏。代表作に『トロワ』や『デウス』などがあります。

手番では手札からカードを１枚出し、飛空艇の周囲に配置します。このとき、場所の種類に応じて資源や勝利点を獲得します。

飛空艇が先に進むとゲームボードが先頭位置に移動するのが特徴で、昼と夜を渡っていきます。

勝利条件

ゲーム終了時、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。

終了条件

全１４枚の手札を使い切るとゲームが終了します。

ゲーム準備

場の中央にゲームボードと飛空艇を配置。

各プレイヤーに１４枚の手札カードと個人ボードを渡します。

手札カードは山札にし、ラウンドでは３枚の手札として持ちます。各カードには数字が「０」「１」「２」の３種類で構成されており、手番で使用した際に獲得できる資源の量が変わります。

ルール概要

手番はスタートプレイヤーから順に行います。手番でやることは手札を１枚場に出すだけ。

３枚の手札の中から１枚を選んで飛空艇の周囲もしくは既に配置したカードの隣に配置。配置した場所に応じて【資源の獲得】もしくは【勝利点の獲得】を行います。その後、手札を１枚補充します。

資源の獲得

カードを飛空艇の周囲に配置した際、カードの空洞部分に表示される資源を獲得します。

上の写真のように「２」のカードを配置した場合、「石」を２つ獲得します。

獲得した資源は、個人ボードの格納スペースに置かれます。格納スペースを超える分の資源は捨てる必要があるので注意です。

勝利点の獲得

「☆」が書かれた場所にカードを出した場合、【目標達成】と【勝利点の獲得】をおこないます。

目標は「昼」「夜」それぞれに用意されており、必要資源を支払って達成します。

「昼」「夜」どちらを達成するかは、カードを配置した場所の色によります。

必要とする資源は、「昼」には「夜」のエリアで産出される資源が、「夜」には「昼」のエリアで産出される資源が多めに要求されます。ここの需要をうまく見極めて資源を獲得していく必要があります。

また、勝利点はカードの数字分を獲得します。

目標タイルが個人タイルに配置されてパワーアップ！

獲得した目標タイルは個人タイルにはめ込まれます。

スロットは、昼・夜それぞれ６箇所・３つのレベルがあり、順にアンロックしていく必要があります。

また、タイルをはめ込んだときに様々なボーナスが獲得できます。

飛空艇の移動

「０」のカードを出すと飛空艇が前に進み、最も後ろにあるゲームボードが裏返り前方へ移動します。このボードの移動によって、昼と夜が少しずつ入れ替わっていきます。

このときボード上のカードは捨てられるのですが、その時にカードの一番下に書かれている資源や勝利点を得ることができます。

例えば上の写真の場合、黒プレイヤーは２勝利点と１勝利点。橙プレイヤーは「石」を２つ獲得します。

ゲームの終了と得点計算

全１４枚のカードを使用するとゲームが終了します。

獲得した勝利点、個人ボードの勝利点、目標タイルの勝利点を合計し、最も勝利点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。

実際に遊んでみて

資源獲得して目標達成をするシンプルなゲームです。目標達成したタイルを個人ボードにはめ込むことで、アクションが最適化されていくのが楽しいゲームでした。

ゲームボードが入れ替わっていくギミックもなかなか面白く、ボードがなくなると資源が獲得できるというメリットはあるのですが他プレイヤーの資源のたまり具合を見つつ妨害のためにあえてそのアクションを取るということも。

カードの配置場所は、追加資源を支払うことでより飛空艇から遠い場所にも配置ができるので、どの順で資源を獲得していくのか他プレイヤーの動向を見つつ集める資源を見極めていきます。

ボードが移動する際にも資源は獲得できるので、無駄がないように計画だててカードを配置する必要があります。

プレイ時間は30分程度で、やりたいことをやり切れずに終わる感じになっており繰り返し遊びたくなるゲームでした。

（追記）
基本ゲームの方でも遊びましたが、資源を潤沢に確保することができるためかなりプレイ感としてはゆるいですね。ゲーマーが遊ぶ場合には、裏面の上級ボードで遊ぶことをオススメします！

おわりに

今回は、飛空挺で昼と夜の世界を行き来するゲーム「ソレニア」をご紹介しました。

資源獲得&目標達成するゲームが好きな方は遊んでみてはいかがでしょう。 パールゲームズなので、HJさんから日本語版が出たらといいな～。

ゲーム詳細