ゲーム名 | スカラビア(Scarabya) |
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デザイナー | ブルーノ・カタラ ルドヴィック・モーブロン |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 15~30分 |
対象年齢 | 8歳~ |
スカラベの獲得を目指すお宝発掘タイル配置ゲーム
『スカラビア』は、スカラベの獲得を目指すお宝発掘タイル配置ゲームです。
全プレイヤー、同じ12枚のタイルを持ってゲーム開始。めくられたカードのタイルを配置し、スカラベマークのエリアを囲うと得点が入ります。
ゲームデザイナーは、ブルーノ・カタラ氏とルドヴィック・モーブロン氏。2人の共作ゲームには『ミスター・ジャック』などがあります。
勝利条件
ゲーム終了時、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
終了条件
全12枚のタイルカードがめくられるとゲームが終了します。
ゲームの準備
各プレイヤーに12枚のタイル、枠、穴埋め用の岩、土地タイルを配ります。
枠、土地タイル、穴埋め用の石は上の写真のような感じで組み合わせて個人ボードが完成し、準備完了です。
完成するとこんな感じです。
手番でやること
手番は、全プレイヤー同時に行います。いずれかのプレイヤーが、配置するタイルの形を示すカードをめくり、全プレイヤーはそれと同じタイルを個人ボード上に配置します。
カードは、各個人が持っているタイルと同じ枚数の全12枚で構成されています。
タイル配置時のルール
タイルを個人ボードに配置する際のルールは主に以下の通り。これにのっとってタイルを配置します。
- 最初の1枚目のタイルは、中央の4マスのどこかの上に配置すること
- 2枚目以降のタイルは、既に配置されているタイルに辺が隣接すること
- タイルは重ねて置けない
- タイルは枠からはみ出てはいけない
- 岩の上にタイルは置けない
- 置ける限りはタイルを置かなければいけない
- 置けなければタイルは破棄
得点の獲得
個人ボード上にはスカラベアイコンが描かれており、これをタイル/岩/枠で囲うことで得点を獲得します。(スカラベアイコンの上にタイルを配置しても何もおきません)
得点化できるのは4マス以下の囲いが完成した時で、スカラベ毎に囲いのマス数の得点を得ます。3の囲いの中にスカラベマークが2つあれば、6点(3点×2)になります。
得点を獲得したあとは、こんな感じで得点チップが乗ります。
タイルの配置と得点獲得を繰り返し、全12枚のカードがめくられて手番が終わるとゲームが終了します。
実際に遊んでみて
どこかで見たことのあるタイルのピースですが、タイルを使って4マスの隙間を作るのが目的になるためウヴェ氏のタイル配置ゲームや『クマ牧場』などのプレイ感とは大きく異なります。ぴったり美しくピースを組み合わせて配置する必要はなく、ほどよいスペースを残したタイル配置が必要になります。
得点となるスカラベマークをどこを残してどこを潰すのかが悩ましく、きちんと考えないとマス数が4以下にならない中途半端なスペースが生まれてしまうこともあります。とはいえ、長考しすぎずにサクサクっと進めるのが良いでしょう。
全プレイヤー使用するタイルは同じなので、条件は平等。初期のボード配置のみが異なるという感じでしょうか。この辺のボード設定は完全に同じ条件にもできるはずなので、そこはお好みでいいんでないかと。初期ボードの設定と出てくるカード次第で毎回違った展開が楽しめます。
プレイ時間は、15分くらいと短時間ながら終始考えているので充実したプレイ感でした。似たゲームとしては『ナンバーナイン』なんかが非常に近いかな。
一方、他プレイヤーとのインタラクションはあまりないのでソロプレイ感が強いと感じる方もいるかもしれません。そこは、俺のこのタイル置きすごくない?と自慢すればいいんじゃあないでしょうか(笑)
残念ポイントとしては、タイル枠がちょいとペラい…その代わり、岩のトークンはお邪魔するだけなのに重量感のあるどっしりした感じ。ここのコスト配分間違ってないっすかね?という印象はあります。
おわりに
今回はスカラベ発見がテーマのタイル配置ゲーム『スカラビア』をご紹介しました。
NMBR9好きな方には特にオススメしたい一作です。アークライト社から日本語版の発売も決定しているので、タイル配置ゲームが好きな方は買って損なしだと思ってます。