ゲーム名 | スチームローラーズ (SteamRollers) |
---|---|
デザイナー | Mark Gerrits |
人数 | 1~5人 |
時間 | 30~45分 |
年齢 | 10歳~ |
メーカー | Stronghold Games |
アメリカ全土に鉄道をネットワークを構築する紙ペンゲーム!
『スチームローラーズ』は、アメリカ全土に鉄道をネットワークを構築する紙ペン&ピックアンドデリバリーゲームです。
手番ではダイスを1つ選んでアクションを行います。運ぶ貨物は共通で、線路はそれぞれのシートにマークします。
ゲームデザイナーは、Mark Gerrits氏。代表作に『箱庭鉄道』などがあります。
勝利条件
ゲーム終了時、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
終了条件
3箇所の都市から貨物がなくなるとゲームが終了します。
ゲームの準備
各プレイヤーにマークシートを配り、ゲームボード上に貨物キューブを置きます。
ゲームボードにはダイス目と黒い●が描かれており、それぞれ都市を表します。
手番でやること
各ラウンドでは、開始プレイヤーが数字ダイス6つと線路ダイスを1つ振ります。
その後、手番プレイヤーはダイスを1つ選んで以下3つのアクションの中から1つを選んで行います。
各プレイヤーがアクションを行うと、次のラウンドに移ります。
- 路線を敷く
- 輸送力を上げる
- 貨物を運ぶ
- アクションタイルを獲得する
1.線路を敷く
線路ダイスの出目に書かれた2つのアイコンのうちどちらか1つをマークシートに記入します。
その際マークできるエリアは、ダイスの出目に一致するエリアです。
2.輸送力を上げる
貨物を運ぶ際の輸送力を上げます。
マークできる箇所は、選んだダイスの通り。最大で6移動力まで。1移動力は、1都市間の移動を示します。
3.貨物を移動する
貨物を同じ色の都市に移動し、得点を得ます。
このとき、ダイスは移動先の都市と一致する出目である必要があります。
得点
移動した都市分の得点を獲得します。ただし、移動力が条件を満たしている必要があります。
上の写真の通り、路線が完成していると盤面上で下の写真の通り貨物を移動して4点を得ます。
得点後、移動した貨物はボード上から取り除かれます。
4.アクションタイルを獲得する
6種類のアクションタイルが用意されており、出目と同じものを獲得することができます。
タイルは次ラウンド以降で使用することができ、1回限りのものと(他プレイヤーに取られるまで)永続効果のものの2種類があります。
ゲーム終了時に所有しているとプラス点になったり、マイナス点ならなったりします。
最終得点計算
ゲーム終了後全ての得点を合計します。
・貨物出荷の得点
・都市間の路線数の得点
・輸送力の得点
・アクションタイルの得点
実際に遊んでみて
線路をタイル不要のお手軽ピックアンドデリバリーゲームでした。
盤面の貨物を見つつ、他のプレイヤーに先を越されないように素早く高得点な路線で貨物を得点化する必要があります。
しかしながら、輸送力を上げなければ路線を使っても運べないので前半は線路の接続と輸送力の強化。後半で、貨物の移動での得点化をする感じでした。
アクションタイルは様々な効果がありますが、使用できるのは次の手番以降ということもあり、特に1回のみの効果のものは選びたいダイスがないとき用の選択肢という印象を受けました。
とはいえ、永続効果タイルは「ダイス目を+/-1にできる」や「ダイスを好きな色の貨物として使える」など強力なものもあるので状況を見ながら妨害なども必要になります。
初回のプレイでは、輸送力と路線が「4」になった地点から得点化したことが功を奏し、逃げ切ることができました。
所感としては、得点化の最大値が6点であることもあり、後から追い抜くというのはなかなか難しいかなという印象は受けました。
また、近距離にある貨物は低得点にしかならないため各都市に残りがちであり、収束性は少し悪いかもしれません。
おわりに
今回は紙ペン&ピックアンドデリバリーゲーム『スチームローラーズ』をご紹介しました。
ピックアンドデリバリーで自由に路線を作るのが好きな方は試してみてもいいかもしれません。