ゲーム名 | ファーストクラス (First Class: Unterwegs im Orient Express) |
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メーカー | Hans im Glück (2016) |
ゲームデザイナー | Helmut Ohley |
人数 | 2~4人 |
時間 | 60分 |
年齢 | 10歳~ |
ゲームについて
『ファーストクラス』は、オリエント急行がテーマの鉄道ゲームです。
線路を敷いたり列車を建造することで、名声点を集めることを目指します。
2016年のエッセンシュピールのスカウトアクションで、1位になった作品です。
ゲームデザイナーは、Helmut Ohley氏です。『18xx』シリーズや『ロシアンレールロード』シリーズなどを手がけています。
一貫して、鉄道をテーマにしたゲームを発表しており、鉄道ゲームといえばこの人というゲームデザイナーの1人です。
ゲームの目的
より多くの名声点を稼ぐことを目指します。
勝利条件
ゲーム終了時、最も名声点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
ゲーム終了条件
全6ラウンド終了後、得点計算を行うとゲームが終了します。
ゲームの準備
- 各プレイヤーに初期セットを配り、配置します。
- 各ラウンド開始時、共通の場にカードを配置します。
手番でやること
手番でやることは、『場のカードを1枚選び、カードに書かれたアクションを行う』だけです。使用したカードは、カードの種類に応じて自分の場に配置します。
このアクションをメインアクションといいます。この他に、手番では追加アクションも行うことができます。
主なメインアクション
1. 車両の追加/アップグレード
各プレイヤーは、2台ずつ列車を所有しています。その列車に車両を追加したり、車両をよりグレードの高い車両にすることができます。
ゲーム終盤には、10両編成の列車が完成する場合も。
2. 車掌コマの移動
2つの列車には、それぞれ1名ずつ車掌がいます。彼らを移動することで、得点フェイズで得点を獲得することができます。
3. 機関車コマの移動
各プレイヤーは、1個ずつ機関車コマを持っています。この機関車を移動することで、得点フェイズで様々なボーナスを獲得することができます。
4. ルートの拡張
機関車コマを動かすためのルートを拡張することができます。長いルートもあれば短いルートもあったりと様々です。
追加アクション
カードを1枚選んで行うアクションの前後に、プレイヤーはお金を支払うことで4つの追加アクションを行うことができます。
ゲーム終了時ボーナスカードについて
プレイヤーは4金を支払うことで、ゲーム終了時ボーナスカードを獲得することができます。
このカードを持っていると、ゲーム終了時にメインのアクションで使用するカードの種類と枚数に応じて得点を獲得することができます。
ラウンドの終了
各プレイヤーが3回ずつ手番を行うと、1ラウンドが終了します。
これを、6ラウンド目が終了するまで行います。
得点フェイズ
2、4、6ラウンド目が終了したとき、得点フェイズを行います。
得点フェイズでは、『ルートボーナス』と『列車得点』の2つを獲得します。
1. ルートボーナス
機関車コマが今までに通過した時計マークのボーナスを獲得します。
この写真の場合は、2つのボーナスを受け取ります。
2. 列車得点
車掌コマがいる車両までの列車の得点を獲得します。
この写真の場合は、合計8点を獲得します。(上の車掌が7点、下の車掌が1点)
最終ラウンドでは、これにゲーム終了時のボーナスカードの得点などを加算します。合計得点(名声点)の最も高いプレイヤーが、ゲームに勝ちます。
モジュールについて
このゲームは、全5種類のモジュールをもっています。ゲーム中では、このうち2つを選んで遊びます。
各モジュールは、メインアクションで選ぶことのできるカードになります。そのため、全部で10通りの組み合わせで遊ぶことができます。
おわりに
ざっくりとルールを説明してみましたが、どんなゲームか少しイメージつきましたでしょうか。
ルートを伸ばしてボーナスを獲得しつつも、列車をどんどんアップグレードしたい。だけど、1ラウンドで手番は3回しかまわってこない。そして、やりたいことが全てやりきれないという、頭を悩ますゲームです。
その悩ましさが楽しく、繰り返し遊びたくなります。場からカードをとるということは、スタートプレイヤーが有利なので、そこの奪い合いも面白いです。
上に書いたとおり、モジュールが複数用意されているのでリプレイのし甲斐もありそうです。モジュールCについては、列車内で殺人事件が起きるとか。
まったくもって、どんなプレイングになるのかが想像ができません!また遊んだら追記するかもしれません。