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ゲーム紹介『マジェスティ (Majesty: For the Realm)』

ゲーム名マジェスティ (Majesty: For the Realm)
ゲームデザイナーマークアンドレ
人数2~4人
時間20~30分
年齢7歳~
メーカーハンス・イム・グリュック、アークライトゲームズ
価格3,800円(税別)

小国の王となり領土を拡大する拡大再生産ゲーム

マジェスティ:概要

『マジェスティ』は、小国の王となり国を発展させて王としての地位を固めることを目的とした拡大再生産ゲームです。街の発展のために優秀な人材を集めます。

カードを自分の場に配置し、その際建物カードに書かれたカード効果が発動します。

ゲームデザイナーは、『宝石の煌き』『バロニィ』を手がけたマーク・アンドレ氏です。

ゲームの目的

領土を拡大し、より多くのお金を稼ぐことを目指します。

勝利条件

ゲーム終了時、最も多くのお金を持っているプレイヤーがゲームに勝利します。

終了条件

全12ラウンドが終了すると、ゲームが終了します。

ゲームの準備

マジェスティ:ゲーム準備

各プレイヤーに、建物カード8枚とミープル駒を配ります。建物カードは、決められた順に並べます

マジェスティ:職人カード

場の中央には、職人カードを配置します。

手番でやること

マジェスティ:カードの配置

場の中央からカードを1枚引いて、自分の場の同じ色の領土に配置するだけです。

マジェスティ:カードの取り方

カードを引く際、取るカードの左側にカードがあればその上にミープル駒を載せて受け取ります。

カード配置時の効果

マジェスティ:カード効果
(引用:Board Game Geek

カード配置時に、職人カードを配置した領土カードに応じたお金を受け取ります。

効果は、各カードに書かれたマークによって発動し、同じマークを多く持っている方がより多くのお金を獲得できます。

マジェスティ:攻撃カード
(引用:Board Game Geek

お金を貰いつつ攻撃・防御のパラメータを上げるものもあります。攻撃を受ける(相手の攻撃力>自分の防御力)と、場に並んだカード1枚を診療所へ送る必要が出てきます。そこから復活させるのに魔女のカードが必要だったりというようになっています。

これを繰り返し、12枚のカードが場に並ぶとゲームが終了します。

得点計算

得点計算は、現在の所持金に以下の2つの要素を加えます。

  • 領土に置いたカードの種類(6種類なら6×6、4種類なら4×4)
  • 各領土毎で最も多くの枚数を持っているプレイヤーが得点を得ます

全てを合計し、最もお金の多いプレイヤーがゲームに勝利します。

実際に遊んでみて

どのカードに集中して選択するかを考えるのが楽しいゲームでした。

他プレイヤーとのインタラクションとしては、場からのカード選びと攻撃防御による攻防にて発生します。特に防御のレベルは他プレイヤーの動きを見ながらある程度立ち振る舞っておかないと、自分の場にカードがなくなってしまうので大きく影響を受けます。

マジェスティ:ゲーム終了時の様子

一方で、そんなことは無視して魔女の能力などでカードを呼び戻すことで対応することもできます。そのため、何をもって他からの妨害行為に対して対抗しつつ、自分のお金を増やしていくかというところになります。

カードを自分の場に蓄積していくシステムとしては、『デウス』にも似たような感じがあります。そして、カード取得のアクションは『センチュリー:スパイスロード』を彷彿とさせます。既存のゲームにあるシステムを組み合わせた内容になっていますが、目指すべきはお金の獲得のみで非常にシンプルなルールにまとめられています。

先に述べたように妨害要素が多少あるものの、お金はただただ増えていくのであまり苦しさはありません。ゲームをあまりしない人でも楽しめる短時間ゲームではないかと思います。個人的には結構好きです。

今回、詳細を省きましたが建物カードはA面とB面で異なるので様々なパターンが楽しめます。

マジェスティ:内箱

ゲーム内の箱には無駄スペースが沢山用意されていたので、今後拡張なんかが発売される予定があるのかもしれません。楽しみです。

おわりに

今回は、マークアンドレの新作ゲーム『マジェスティ』をご紹介しました。

30分程度で軽く遊べるカードゲームとなっています。『センチュリー:スパイスロード』がお好きな方は楽しめるんではないかと思います。