みなさん豆のボードゲームといったら何を思い浮かべますか?どメジャーなところで言うと「ボーナンザ」なんかがあがりますかね。
今回はそんな新作豆カードゲーム『マメィ』をご紹介します。豆のゲームを定期的にリリースしているHOY GAMESさんの新作なのだっ!!
『マメィ』ってどんなゲーム?
『マメィ』は、豆畑にやってきた農家となって、豆の組み合わせを作って商人に売るカードゲームです。
手番では、場に並んだカードをめくって確認。その場札のセット取るかどうかを選択。ウィンストンドラフトという名前のカード選択方法になっています。
ゲームデザイナーは『老師敬服』の矢沢賢太郎氏。『老師敬服 Master of respect』は、Kickstaterで出資を集めホビージャパンから全世界に向けて販売されました。
アートワークは、井上磨氏が手がけており一度みたら忘れない可愛らしい豆キャラクター達が目を惹きます。
勝利条件
ゲーム終了時、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
終了条件
山札がなくなるとゲームが終了します。
内容物
- 豆カード(44mm×63mm) 60枚
- お店ボード 2枚
- プレイヤーカラーコマ(ディスク)8個
- 商人コマ(キューブ) 28個
- 説明書
カード構成について
カードは全4色、「1」〜「5」、「X」のカードで構成されています。枚数構成は以下の通りとなっています。
- 「1」:2枚
- 「2」:3枚
- 「3」:4枚
- 「4」:3枚
- 「5」:2枚
- 「X」:1枚
ゲーム準備
各プレイヤーに豆カード2枚とプレイヤーカラーコマ1枚、商人コマ4個を配ります。
場の中央にお店ボードと豆カードを配置すれば準備完了です。
手番の流れ
手番では、「豆を収穫」「豆を売る」「商人を雇う」の3つのアクションのうち1つを選んで行います。
これをスタートプレイヤーから順に1アクションずつ行います。
豆を収穫
場に並んだ3列のカードの左端の裏向きのカードを1枚めくり、他プレイヤーに見えないようにこっそり確認。その後、獲得するかどうかを選択します。
獲得しない場合にはその右隣の2列目のカード、2列目のカードも獲得しない場合には3列目のカードをこっそり確認します。
欲しい列があれば、その列に並んでいるカードを全て獲得します。
一方、どの列のカードも不要であるとなった場合には、山札からカードを1枚獲得します。
「豆を収穫」のアクションが終了すると、3列の場札に裏向きに新しいカードがそれぞれ1枚ずつ配置されます。
手札が7枚以上にの状態で手番を迎えると、このアクションを選択することはできません。他のアクションを行なって手札を減らす必要があります。
豆を売る
カードのセットが完成したらカードを出し、場のボードに自分の商人コマを配置します。
このアクション選択時、商人コマを持っている必要があります。持っていない場合には、このアクションを選択することはできません。商人コマは必須なのです。
カードセットは全3種類!
カードのセットは、以下の3種類のうちいずれかである必要があります。
- 同じ色のカードで数字が連続する組み合わせ
- 同じ色のカードで同じ数字の組み合わせ
- 異なる色のカードで同じ数字の組み合わせ
この組み合わせの枚数が多いほど高得点を獲得することができ、商人コマを市場にボードに配置することで得点を得ます。
商人コマはボード上の条件の満たしているエリアに配置することができ、早く完成させるほど獲得できる得点が高いです。
商人コマの配置場所が埋まってしまっている場合には、その組み合わせたで得点を獲得することはできません。
ジョーカーカードについて
ジョーカーカード(「X」カード)は、どの数字としても使うことができるオールマイティーカードとなっているのですが、カードを場に出す際に手持ちの商人コマを1つ場に戻す必要があります。
商人を雇う
1枚カードを捨てて、商人コマを1個獲得します。
ゲームの終了と得点計算
これを繰り返し、カードを補充して山札がなくなるとそれが最終ラウンドになります。
全プレイヤーが最終ラウンドの手番を行なった後得点計算を行います。
得点計算
以下の3つの得点を合計します。
- 手元に残った商人駒
- ボード上の商人駒
- 「豆を売る」のアクションで販売した豆カード
豆カードは、今まで場に出したカードに描かれているマメィアイコンの数の合計値になります。
例えば上の写真の場合は、3点がボーナスマメィになります。
3つの得点を合計し、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
実際に遊んでみて
ウィンストンドラフトの楽しさが思う存分に楽しめるゲームでした。まぁ、そんな名前「マメィ」を遊ぶまで知らなかったんですけどねぃ。
具体的に何がいいなと思ったかと言いますと、カードをこっそり見た上で取るか取らないかを決められる上、3回までお試しができるのでその中で自分の戦略と相談する楽しさがあります。
とはいえ、めくりすぎてしまうとカードがオープンになる上、次のプレイヤーが次の手番で獲得できるカード枚数が増えるのでやりすぎには注意というところでしょうか。
というのも、主な得点手段は商人コマの配置とカードのマメアイコンによるものなので、カードを沢山獲得して沢山売るというのが強いわけです。
そこが単純作業にならないように手札上限や商人コマを5つ目以上は獲得するアクションが必要になったりというアクセントによって、アクション選択の悩ましさなどか生まれているように感じました。
セットコレクションも2枚から完成することができるので、手札上限がある中で何枚までどの役を作るのか。また、他プレイヤーよりも早く高得点のセットを獲得するためのせめぎ合いに手に汗握る感じです。
全体を通して各アクションに無理矢理さがないというか、全てが必然のもとに出来上がっているというか、とても遊びやすいゲームであると感じました。
どんな方でも楽しめるカードゲームだと思うので、見つけたら絶対に遊ぶべきっす!
おわりに
今回は、HOY GAMESさんの新作豆ゲーム『マメィ』をご紹介しました。
テンデイズゲームズさんから第2版の流通がされているようなので、各ボードゲームショップで購入できます。
デザイナーのやざわさんのデザイナーズノートも公開されているので、こちらも読むとより深く楽しめるかもしれません!